「脚が太い」「お尻が大きい」など、下半身にまつわる悩みを抱えていると、つい着たい服を諦めてしまうことも。
でも、体型を上手にカバーするコーディネート術を身につければ、無理なくおしゃれを楽しむことができます。
この記事では、スタイルアップが叶う着こなしのコツや、アイテム選びのポイントをまとめています。
ファッションのテイストや季節を問わず活用できる内容なので、今後のコーディネートのベースづくりにもぴったりです。
続く解説では、下半身をすっきり見せたい人に役立つスタイリングの基本をわかりやすくご紹介します。
Contents
- 1 下半身コンプレックスを自然にカバーするためのスタイリングのコツ
- 1.1 1. シアーシャツで視線を上に、リネンワイドパンツで下半身すっきり
- 1.2 2. 華やかカラーのフレアスカートで視覚分散、下半身ラインを曖昧に
- 1.3 3. クロップドシャツとハイウエストパンツで脚長効果を最大限に
- 1.4 4. ウエストマークで視線を操作、スリットスカートで軽さを演出
- 1.5 5. 上半身に抜け感、下半身はテーパードパンツでラインを調整
- 1.6 6. ドルマンスリーブで上半身にボリュームを、プリーツスカートで縦ラインを強調
- 1.7 7. 総レースブラウスで視線を上へ、ギャザーワイドパンツで下半身をふんわりカバー
- 1.8 8. シャツワンピで縦長効果、クリアサンダルで涼感を演出
- 1.9 9. ボリューム袖トップス×リネンガウチョでゆったりなのにすっきり見せ
- 1.10 10. サロペットで腰回りを隠しつつ、ロゴTとスニーカーで若々しさを
- 2 下半身コンプレックスを強調してしまうNGファッションとは?
- 3 下半身カバーで取り入れたいアイテム
- 4 下半身コンプレックスを味方につける、おしゃれの工夫を楽しもう
下半身コンプレックスを自然にカバーするためのスタイリングのコツ
脚の太さやお尻の大きさに悩む女性にとって、体型を無理に隠すのではなく、バランスよく見せる工夫が大切です。
視線を上に集める短めトップスや、縦ラインを強調するパンツ・スカートでスタイルアップを狙いましょう。
ボトムはワイドやストレートシルエット、引き締め効果のあるダークカラーがおすすめ。
素材は張りや落ち感のあるものを選ぶと、体のラインを拾わず自然にカバーできます。
これらを踏まえたうえで、下半身に悩みを持つ方へ向けた10通りの体型カバーコーディネートをご紹介します。
1. シアーシャツで視線を上に、リネンワイドパンツで下半身すっきり
ふんわりとした透け感のあるシアーシャツで視線を上半身に集めつつ、通気性の良いリネンワイドパンツで下半身をナチュラルにカバー。
インナーはタンクトップでコンパクトにまとめ、重心アップも狙える好バランスなコーデ。

使用アイテム
・シアーシャツ(ライトベージュ/ゆったり)
・リブタンクトップ(モカ/フィット感あり)
・リネンワイドパンツ(サンドベージュ/ストンとしたAライン)
・グルカサンダル(ブラック/編み込みデザイン)
・巾着バッグ(ナチュラルカラー/ミニサイズ)
・ゴールドフープピアス+シルバーバングル
➡#今日のコーデ やわらかな光をまとって。ベージュでつくる、ニュートラルな美しさ
2. 華やかカラーのフレアスカートで視覚分散、下半身ラインを曖昧に
脚やヒップをしっかり覆ってくれるミモレ丈のフレアスカートに、涼しげで可愛らしいフレンチスリーブを合わせて、爽やかで女性らしい印象に。
柔らかなカラーで重くならず、夏でも快適な体型カバーコーデ。

使用アイテム
・フレンチスリーブブラウス(スモーキーミント/ゆったり)
・カラーフレアスカート(ラベンダー/ミモレ丈)
・華奢ストラップサンダル(ヌードベージュ)
・かごバッグ(ライトブラウン/中サイズ)
・パールイヤリング+華奢リング
3. クロップドシャツとハイウエストパンツで脚長効果を最大限に
短丈シャツで重心を上に引き上げ、ハイウエストストレートパンツで下半身を縦にすっきりと見せる。
脚のラインを拾いすぎず、程よくきちんと感もあるので、おしゃれも体型補正も両立したい日にぴったり。

使用アイテム
・クロップド丈シャツ(カーキ/コンパクト)
・ハイウエストストレートパンツ(チャコール/センタープレス)
・厚底スニーカー(ホワイト/高さあり)
・ナイロンサコッシュ(ライトグレー)
・チェーンネックレス+フープピアス
➡#今日のコーデ スタイリッシュな軽快さをまとう、大人のミリタリーテイスト
4. ウエストマークで視線を操作、スリットスカートで軽さを演出
Tシャツの裾を絞れるドロストデザインで自然にウエストマークし、視線を上に誘導。
スリット入りのロングスカートで抜け感を出しつつ、気になる太ももやヒップのラインはしっかり隠せる絶妙バランス。

使用アイテム
・ドロストTシャツ(アッシュピンク/ルーズ)
・スリット入りロングスカート(ブラウン/Iライン)
・フラットサンダル(シルバー/ヌーディ)
・クリアショルダーバッグ(透明×ホワイト)
・ミニピアス+樹脂バングル
5. 上半身に抜け感、下半身はテーパードパンツでラインを調整
ノースリーブブラウスで肩から腕をすっきり見せながらも、ハリ感のある生地でボディラインは拾わず。
テーパードパンツは太ももに余裕があり、足首に向かって細くなるため、ヒップから脚にかけて自然に補整される。

使用アイテム
・ノースリーブブラウス(ネイビー/ややAライン)
・テーパードパンツ(ライトグレー/アンクル丈)
・トングサンダル(ホワイト/ミニヒール)
・バケツ型ショルダーバッグ(グレージュ)
・ロングネックレス+スクエアイヤリング
6. ドルマンスリーブで上半身にボリュームを、プリーツスカートで縦ラインを強調
肩から袖にかけて自然なドレープが出るドルマンスリーブTシャツで、上半身にふんわりとした印象を持たせ、下半身とのバランスを調整。
細かいプリーツが入ったミモレスカートは、脚全体をカバーしつつも動きに合わせて揺れ感が出るため、軽やかで涼しげ。
厚底のスポーツサンダルでカジュアルな抜け感を添えて。

使用アイテム
・ドルマンスリーブTシャツ(モカブラウン/オーバーサイズ)
・プリーツミモレスカート(ネイビー/縦ライン強調)
・スポーツサンダル(ブラック/厚底)
・ミニナイロンリュック(グレージュ)
・シリコンブレスレット+ミニフープピアス
7. 総レースブラウスで視線を上へ、ギャザーワイドパンツで下半身をふんわりカバー
繊細なレースブラウスは視線を上に集め、顔周りを明るく華やかに見せてくれるアイテム。
ギャザー入りのワイドパンツはヒップや太ももをすっぽりと包み込み、体型を曖昧に。
裾に向かってストンと落ちるので、重くなりすぎずきれいなシルエットに仕上がる。

使用アイテム
・レースブラウス(アイボリー/五分袖・ハイネック)
・ギャザーワイドパンツ(ライトカーキ/リラックスシルエット)
・フラットサンダル(キャメル/メッシュデザイン)
・巾着ショルダーバッグ(アイボリー)
・パールピアス+細バングル
8. シャツワンピで縦長効果、クリアサンダルで涼感を演出
前開きのシャツワンピースを羽織るように使い、ストレートな縦ラインを作ることで、下半身全体をすっきりと見せるテクニック。
中にはインナーワンピを合わせ、ストレスなく動きやすいコーデに。
足元はクリア素材のサンダルで、季節感を出しながら重たさを回避。

使用アイテム
・シャツワンピース(ライトブルー/ロング丈・ウエストベルト付き)
・インナーワンピース(ベージュ/ノースリーブ・Iライン)
・クリアサンダル(クリア×ホワイト/ローヒール)
・クリアハンドバッグ(透明×ホワイト)
・シルバードロップピアス+樹脂バングル
9. ボリューム袖トップス×リネンガウチョでゆったりなのにすっきり見せ
袖にボリュームのあるブラウスで上半身に目線を誘導し、下半身は広がりすぎないリネン混のガウチョパンツで柔らかく体型をカバー。
ガウチョは風通しも良く、軽い素材感で夏でも快適に。
バレエシューズを合わせて、大人可愛くまとめたコーディネート。

使用アイテム
・ボリューム袖ブラウス(エクリュ/パフスリーブ)
・リネン混ガウチョパンツ(ネイビー/ワイドストレート)
・バレエシューズ(ライトゴールド/ラウンドトゥ)
・横長ショルダーバッグ(キャメル/フラップ型)
・パールネックレス+華奢リング
10. サロペットで腰回りを隠しつつ、ロゴTとスニーカーで若々しさを
カジュアルでストリート感のあるロゴTに、太もも・ヒップまわりをしっかりカバーできるサロペットパンツを重ねたスタイル。
体型カバーに優れていながら、ロゴTのロールアップや厚底スニーカーでトレンドも意識。
ラフすぎず、おしゃれな休日コーデにぴったり。

使用アイテム
・ロゴTシャツ(ホワイト/ボックスシルエット)
・サロペットパンツ(ブラック/ストレート・アジャスター付き)
・キャンバススニーカー(ホワイト/厚底)
・エコトートバッグ(生成り/A4サイズ)
・キャップ+シンプルヘアクリップ
下半身コンプレックスを強調してしまうNGファッションとは?
下半身の悩みをうまくカバーするためには、避けたほうがいいアイテムや着こなし方もあります。
うっかり選んでしまうと、太ももやヒップのボリュームを強調してしまったり、全体のバランスを悪く見せてしまうことも。
下半身コンプレックスさんが避けたいNGファッションとしては、
- タイトすぎるスキニーパンツやボディラインを拾うピタピタボトム
- 丈が中途半端で脚の一番太い部分で切れるミニ丈スカートやショートパンツ
- ヒップの形がはっきり出るストレッチ素材のスカートやパンツ
- ボリュームのあるトップスに細身ボトムを合わせた下重心コーデ
- トップスもボトムもオーバーサイズで全体がもたついて見える着こなし
- 淡いカラーのボトムスを主役にしたコーディネート(視線が下に集まりやすい)
- お尻を強調するポケット付きのパンツ(特にヒップ中央に位置する大きめポケット)
- ハリのない薄手ボトムでラインが浮きやすい素材
- ローライズパンツなど腰位置が低く、重心を下げて見せるデザイン
- 重ね着が多すぎてシルエットがぼやけるレイヤードコーデ
コーディネートの中で“やりたいおしゃれ”と“体型に合うもの”が必ずしも一致しないこともありますが、無理に取り入れるのではなく、バランスを見ながら調整することが重要です。
避けるべきポイントを意識するだけでも、ぐっと着こなしが洗練されて見えます。
下半身カバーで取り入れたいアイテム
下半身の体型カバーを意識したコーディネートにおいて、どんなアイテムを選ぶかはとても重要です。
シルエットや素材、デザインのちょっとした違いが、着たときの印象を大きく左右します。
これらのアイテムを上手に取り入れることで、気になる下半身をさりげなくカバーしつつ、トレンドも楽しめるスタイルが完成します。
自分の体型や着たいイメージに合わせて、ぜひ取り入れてみてください。
ワイドパンツ
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太ももやヒップのラインを拾わず、ストンと落ちるワイドパンツは、下半身のボリュームを自然にカバーできる代表的なアイテム。
とろみのある素材やセンタープレス入りのデザインを選べば、きちんと感とスタイルアップが同時に叶います。
テーパードパンツ
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太ももに程よくゆとりがあり、裾に向かって細くなるテーパードシルエットは、下半身をすっきり見せたい人にぴったり。
足首を見せることで抜け感が生まれ、全体のバランスも取りやすくなります。
フレアスカート
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裾に向かって広がるフレアスカートは、ヒップや太ももを柔らかく包み込むシルエットで、女性らしさと体型カバーを両立できる優秀アイテム。
広がりすぎないセミフレアタイプなら、着膨れせず上品にまとまります。
プリーツスカート
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縦のラインを強調するプリーツスカートは、下半身を細く長く見せたいときにおすすめ。
細めのプリーツを選ぶと広がりすぎず、すっきりとした印象に。動きのある軽やかな素材を選べば、フェミニンさもアップします。
ロングカーディガン
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コーディネートの上からさらりと羽織るだけで、気になるヒップや太ももを自然に隠せるロングカーディガン。
縦長ラインを強調できるため、全体のバランスも整い、スタイルアップに効果的です。
サロペット・オーバーオール
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腰まわりやお尻をすっぽりと覆えるサロペットやオーバーオールも、下半身カバーに役立つアイテム。
ストレートやワイドシルエットを選ぶと、体型を拾わずにカジュアルでリラックス感のあるスタイルが作れます。
ダークカラーのボトムス
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ブラックやネイビー、チャコールグレーなどの暗めカラーは、引き締め効果が高く、下半身を目立たせずに整った印象にしてくれます。
トップスに明るい色を合わせると、視線を上に誘導できるため、さらにバランスアップ。
トップスで取り入れたい体型カバーアイテム
下半身のカバーにはボトム選びが注目されがちですが、実はトップスの選び方もとても重要です。視線を上に集めたり、重心バランスを整えることで、下半身を自然に目立たなくすることができます。
ここでは、下半身コンプレックスをカバーするために役立つトップスのアイテムをご紹介します。
トップスをうまく活用することで、ボトムに頼りすぎず、全体の印象を整えることができます。
下半身カバーを意識する際は、トップスの丈やシルエット、カラーにもぜひ注目してみてください。
ショート丈トップス
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ウエストよりやや上の位置に裾がくるショート丈トップスは、脚を長く見せる効果があり、重心をぐっと引き上げてくれます。
ハイウエストボトムと組み合わせると、自然とスタイルアップが叶います。
ペプラムトップス
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ウエストで切り替えが入り、裾が広がるペプラムシルエットは、お腹やヒップまわりをふんわりとカバーしながら、女性らしいメリハリも演出できます。
柔らかめの素材を選ぶと動きも出て、より自然な印象に。
チュニック丈トップス
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ヒップラインまで隠れるチュニック丈のトップスは、特にお尻のボリュームが気になる方におすすめ。
サイドスリット入りや落ち感のある生地を選べば、重たくならずに抜け感のあるスタイルに仕上がります。
バルーンスリーブ・パフスリーブ
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袖にボリュームのあるデザインは、視線を上半身に集めてくれるので、下半身の印象を薄めるのに効果的。
肩まわりを華やかに見せながら、全体のバランスを整える役割も果たします。
カラーや柄で目線を上に
トップスに明るいカラーや印象的な柄を取り入れることで、視線が自然と上半身に向かいます。
顔まわりに華やかさが加わり、下半身が引き締まって見える視覚効果も。
下半身コンプレックスを味方につける、おしゃれの工夫を楽しもう
体型の悩みがあるからといって、おしゃれを我慢する必要はありません。視線のコントロールやシルエットの工夫、素材やカラーの選び方によって、気になる部分を自然にカバーしながら、自分らしいスタイルを楽しむことができます。
大切なのは、隠すことよりも、バランスよく見せること。そして、今の自分にフィットするアイテムを選び、前向きにコーディネートを楽しむ気持ちです。
これから服を選ぶときは、ぜひ今回ご紹介したポイントを思い出してみてください。あなたの魅力を引き出す着こなしが、きっと見つかるはずです。
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