6月に入ると夏に向けて気温が上昇するものの、季節の変わり目で寒暖差も激しく、温度調整を意識するあまりコーディネートがおざなりになりがち。
大人のファッションで大切にしたい清潔感も、ついつい後回しにしてしまうことがあるのではないでしょうか?
そこでこの記事では、清潔感のあるコーディネートをテーマにしてポイントをご紹介します。
気になるこの時期の気温や、どんな服装が適しているのかについても解説しますので、ぜひリアルタイムで役立ててみてください。
Contents
初夏の気温はどのくらい?
初夏の時期は真夏に向けて気温が徐々に上昇し、6月の東京は平均気温が22℃~23℃ほどです。
季節の変わり目なので朝晩と日中の気温に差があり、最低気温は20℃以下に、最高気温は30℃近くになることもあります。
初夏の気候に合うのはどんな服装?
➡#今日のコーデ 陽ざしを味方にする、軽やかホワイトのときめきレイヤード
平均気温の22℃~23℃で考えると、暑くもなく寒くもない過ごしやすい気温に思えます。
しかし、この時期の気温は、季節の変わり目ということで寒暖差が大きいことが特徴で、朝や夜は肌寒さを感じることも少なくありません。
そのため、薄手の羽織りものを一枚用意しておくと安心です。最高気温が25℃を超える日は夏日と呼ばれ、基本的には半袖の服が必要になります。
その日の気温に合わせて選べるように、トップスは半袖と長袖の両方を用意しておきましょう。五分袖や七分袖のトップスも活躍します。
この時期のコーディネートで意識したいのは〝清潔感〟
➡#今日のコーデ モノトーンに宿る、さりげない美しさ。夏の街に映える上品ミニマル
気温の上昇や湿度が気になるこの時期に、コーディネートで意識したいのは〝清潔感〟です。
暑かったり肌寒かったりして服のチョイスが難しいと、どうしてもコーディネートが乱雑になりがち。
暑苦しく見えたり、肌の露出が増えてルーズになったりということも起こり得ます。
この時期のコーディネートに清潔感を出すポイントは?
初夏のコーディネートに清潔感を与えるには、以下に紹介する4つのポイントを意識することが大切です。
「カラー」、「柄」、「シルエット」、「足元のバランス」から、自分にとって取り入れやすいものを選んで試してみてください。
どれかひとつを取り入れるだけで、コーディネートの清潔感はグッとアップします。
余裕がある時は複数のポイントを意識してみると、よりクリーンな印象で着こなせるはずです。
カラー
視覚効果でクリーンさを演出するなら、まずは使う服の色に注目してみるのがおすすめ。
清潔なイメージを与える代表的なカラーは、白をはじめとする明るいカラー、ネイビーや水色といったブルー系のカラーなどです。
今回はアイテムの数が多い白とネイビーを使ったコーディネートをご紹介します。
①白のアイテムを取り入れる
➡#今日のコーデ 歩くたび、風が味方する。ミニマルだけど、記憶に残るモノトーン
この時期のコーディネートに大活躍なのが、清潔感いっぱいの白いシャツです。
ボトムスの色を問わずに合わせることができて、どんなコーディネートもクリーンな印象にチェンジ。
職場や学校行事に着ていく場合は、フロントのボタンを閉めて落ち着いた装いに。
休日のカジュアルなコーディネートなら、ボタンを開いて羽織りもの風に着ても素敵です。
オンオフの両方でめいっぱい使える白いシャツ。今の時期は、夏まで使える一枚を手に入れるにもぴったりのタイミングです。
➡#今日のコーデ 風にゆれるグリーンの魔法。歩くだけで気持ちが整う日
シャツより気軽に使えるTシャツは、きちんと感の強い服をカジュアルダウンしたい時やデイリースタイルに活躍します。
お出かけによく使うドレッシーなスカートなども、Tシャツを合わせることで使えるシーンが広がるはず。
白のTシャツなら清潔感がアップして、カジュアル感があっても上品な装いに仕上がります。
きれいめの靴やバッグを合わせれば、爽やかさの溢れる初夏のスタイルが完成。
アクセサリーでドレスアップすると、気取りすぎない今風のきれいめコーデに仕上がります。
➡#今日のコーデ コーヒー色の風に包まれて。優しさが残る午後の装い
まっさらな白のボトムスは、大人の初夏スタイルに人気のアイテムです。
フェミニン派の人には白のロングスカート、ハンサム派の人には白のパンツがぴったり。
コーデに占める白の面積が多くなると、それだけで清潔感がアップし、カジュアルな服を合わせても品のある装いに仕上がります。
白いボトムスは中に着たものが透けやすいので、インナーは肌の色より一段濃いベージュやモカを選ぶとよいでしょう。
裏地のついたボトムスを選ぶのもひとつの方法です。
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より爽やかに装いたい場合は、コーデにおける白の分量を増やしてみるとよいでしょう。
例えば白いシューズやバッグは、白の面積を増やすのにもってこいのアイテムです。
シューズやバッグ以外では、ニットやカーディガンを肩に掛ける方法もあります。
肩掛けのスタイルは温度調整にも有効なので、冷えが気になる方はおしゃれも兼ねて取り入れてみてくださいね。
初夏に着る小花柄は、ブルー系の配色を選ぶとクリーンな印象です。
今から夏の終わりまで、きれいめに着こなしたいシーンでたっぷり使えるので、フェミニンな着こなしが好きなら手に入れておいて困ることはありません。
白い服をトップスに選べば、クリーンさの相乗効果で爽やかさも倍増するでしょう。
汗ばむ夏日のデートは、足元にサンダルを合わせて涼しげにコーディネート。
きちんとしたレストランで食事をするなら、つま先の隠れるパンプスを合わせると上品です。
②ネイビー
ブルー系のカラーはコーディネートの清潔感を演出するのに適したカラーです。
中でも大人の女性におすすめなのは、知的で上品な印象のネイビー。
ネイビーが際立つ配色は白×ネイビーです。
多くの人が一枚は持っている白のトップスと合わせれば、王道の爽やかなコーディネートがすぐさま完成します。
この時期に着る基本のボトムスに迷ったら、ネイビーを選んでおくと間違いありません。
ダークカラーをメインに使ったコーディネートは、シックな仕上がりでこの時期にも大人気です。
色選びでネイビーを加えると初夏らしい清涼感が漂い、上下ともにダークカラーでまとめても、他のカラーに比べて重さを感じさせません。
ネイビーと相性がいいダークカラーは、ダークグリーン、チャコールグレー、ダークブラウンなどです。
カラーがこっくりしている分、足元を軽くしたりシルエットをシャープにしたりといった工夫を加えると、コーディネートの完成度が上がるでしょう。
カジュアルな印象があるデニムパンツも、濃紺なら上品さのあるコーディネートに仕上がります。
さらにネイビーが清潔感を高めてくれるため、蒸し暑い日でも爽やかな印象をキープすることができるでしょう。
濃いめのカラーには引き締め効果もあるので、コーディネートで着やせを狙いたい方にもぴったり。
大人の女性がこの時期にデニムパンツを新調するなら、メリットがいっぱいのネイビーが断然おすすめです。
柄
カラーの次に注目したいのは柄です。直線的な柄はすっきり見えて清潔感が漂うのでおすすめ。
中でも合わせやすいストライプ柄とボーダー柄にフォーカスしてご紹介します。
①ストライプ
夏に向けて商品の数が増える、爽やかなストライプ柄。
クリーンなイメージで着こなせる柄なので、汗ばむ初夏のコーディネートに活躍します。
数あるアイテムの中でも万能さでおすすめしたいのは、ストライプ柄のシャツです。
裾を出してカジュアルにまとっても、柄の持つ印象がきちんとした装いに導いてくれます。
裾をボトムスに入れ込めば、よりきちんとした印象になり、オフィスカジュアルにもマッチ。
羽織りものや肩掛けにも使えます。
羽織りものとしても使えるストライプ柄のシャツ。
最高気温が25度を超える夏日はノースリーブの服とセットで使い、フロントを開けて涼しく着こなすのがおすすめです。
ブルー系のストライプ柄シャツ×白のノースリーブトップスは、初夏に映える爽やかさいっぱいのコンビネーション。
トップスにこの組み合わせを選べば、重さの気になるダークカラーのボトムスを合わせても軽やかです。
②ボーダー
ストライプと並んで爽やかさを連想させる柄といえば、マリンコーデにもよく使われるボーダー柄です。
清潔感という視点で選ぶなら、白を使ったボーダー柄や細い幅のボーダー柄などがおすすめですよ。
ボーダー柄をたくさん使うとカジュアルになるので、大人のきれいめスタイルでは少ない面積で取り入れてみるのがポイントです。
ボーダー柄のニットを肩に掛けたスタイルは、さり気なさが大人の魅力を高めます。肩を冷やさないので、寒暖差のある初夏シーズンにぴったりです。
細いピッチのボーダー柄トップスは、通勤コーデにも使いやすい清涼感の溢れる一枚です。
初夏から夏にかけてのオフィススタイルに取り入れると、爽やかで親しみやすい印象に見せてくれます。
柄を使ったコーディネートの全般に共通することとして、きれいめに仕上げるポイントは色の数を抑えることです。
全体の色を3色以内にまとめると洗練された印象になり、ボーダー柄のようにカジュアルな柄でも上品に仕上がるでしょう。
シルエット
直線がすっきり見えることについては、柄を使ったコーディネートで触れました。
これと同様に、直線的なシルエットの服も、シャープかつクリーンな印象を与えてくれるでしょう。
こちらでは、直線的なシルエットの取り入れ方について解説します。
①張りのある生地とまっすぐなシルエット
直線を活かしたシンプルな服や、張りのある生地を活かしたラインのきれいな服は、視覚的にすっきり見せるのに適したアイテムです。
例えば、白いTシャツと黒いパンツの場合、伸縮性のあるTシャツやスウェットパンツだと、体のラインを拾いがちでルーズに見えてしまうことがありますが、生地の張りとまっすぐなシルエットにこだわれば、小物次第でお出かけにも着ていける品のあるコーディネートに仕上がります。
②コーディネートにラインを取り入れる
シルエットを意識して清潔感を出したい場合には、縦のラインを取り込んでスッキリ見せる方法もあります。
シャツワンピースを羽織ると、フロントに大きく縦のラインが入り、シャープさが清潔感を引き出してくれます。
配色にメリハリをつければラインが強調されて、よりすっきりとしたコーディネートが叶うでしょう。
体のラインも隠せるので、体型が気になる方にもおすすめです。
足元のバランス
「ファッションは足元から」という言葉を耳にすることがありますが、この考え方を応用して、足元のバランスで清潔感をアピールする方法を3つご紹介します。
①クロップド丈・アンクル丈
裾丈の短いボトムスで足首を出すと足元がすっきり見えます。
パンツでいうと、クロップド丈やアンクル丈と名のついたアイテムなら、履いた時にくるぶしが見えてすっきりします。
実際にボトムスの丈を短くしてみると、たった数cmの差でも、目に見えてクリーンさの変化を感じられるはずです。
スカートやワンピースも、冬や春に比べてちょっぴり短めを選ぶようにするとよいでしょう。
朝晩が寒くて長袖が必要な日でも、足元のバランスを少し変えるだけで、初夏らしくクリーンなイメージ変わります。
②白いシューズ
初夏のスタイリングに重宝するのが、清潔感いっぱいの白いシューズです。
ロング丈やダークカラーのボトムスは重くみえがちですが、足元に白いシューズを合わせると軽くなり、きれいめでクリーンな印象に仕上がります。
トレンドのデザインを取り入れたサンダルやスニーカーなど、夏に向けてアイテム数が増える白いシューズ。
コーディネートのポイントとしても使えるので、一足持っていると活躍すること間違いなしです。
③サンダル
日中の気温が25℃前後になれば、そろそろサンダルを出してもいい頃です。
ともすれば重く見えてしまうレイヤードスタイルも、サンダルで足元が軽やかになれば、爽やかで初夏らしい装いに仕上がります。
大人のレイヤードスタイルで人気のロングジレも、サンダルとセットで使えばすっきり見えますね。
清潔感のある身だしなみに欠かせない「お手入れ」
ここまで、カラー、柄、シルエット、足元のバランスなど、コーディネートに清潔感を出すポイントをご紹介しました。
こうした方法は演出として非常に有効ですが、清潔感をキープするためには、使う服をきちんとお手入れしておくことが大切です。
せっかくの素敵な服も、シワシワだったり汚れがついていたりすると、クリーンな印象が台無しになってしまいます。
特に、今回多くご紹介した白いアイテムは汚れが目立ちやすいので、ついた汚れはそのままにしておかず、いつでも使えるようにお手入れをしておきましょう。
ファッションで清潔感をコントロールして、大人の装いを爽やかに
日中と朝晩の温度差が大きく、日によって夏日になることもある初夏の気候。
なにを着たらいいか迷った時は、ぜひご紹介したポイントを意識して、清潔感のあるコーディネートに役立ててください。
最後に、初夏の服選びとコーディネートに清潔感を出す方法について、ポイントを以下にまとめます。
初夏の服選びのポイント
・この時期のコーディネートは半袖と長袖をうまく使い分けて
・朝晩が20℃を下回る日は薄手のアウターを忘れずに
コーディネートに清潔感を出すポイント
・カラーは白やネイビーがおすすめ
・爽やかに見える柄の代表選手は、直線で描くストライプ柄とボーダー柄
・直線的なシルエットですっきり爽やかに
・足元のバランスに気をつければクリーンさがアップ
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