骨格がしっかりしているナチュラルさんには、体のラインを拾わない服やロング丈の服が似合います。
しかし、こうした服を着ると重心が下がるため、身長が低いとバランスをとるのが難しいですよね。
そこでこの記事では、背の低い骨格ナチュラルさんがバランスよく着こなす方法を集めてご紹介します。
具体的な方法をたくさんご紹介するので、あなたにぴったりの方法が見つかるはずです。
まずは小柄な骨格ナチュラルさんがバランスをとりづらい理由からチェックし、理解を深めながら対策をマスターしていきましょう。
Contents
小柄な骨格ナチュラルさんがバランスをとりづらいのはなぜ?
骨格ナチュラルタイプの大きな特徴は、関節や筋が目立ち全体にフレーム感があることです。
たっぷり布を使った服やロング丈の服は、骨っぽさをカバーしながら体つきを活かせるため、ナチュラルタイプにはおすすめとされています。
しかし、一般的な低身長のスタイルアップ術では、ボリューム感や下半身の重さはカバーの妨げになり、脚が短く見えたり気太りして見えたりといった問題が起こりやすくなります。
「骨格ナチュラルに似合うスタイル」と「低身長のスタイルアップ術」に矛盾が生じてしまうのですね。
小柄な骨格ナチュラルがスタイルアップするためにはどうしたらいいの?
「背が低くて骨格ナチュラルに似合うコーデが楽しめない」と感じている方も安心してください。
実は工夫を取り入れることで、上記の矛盾を解消することができるのです。具体的な方法もこんなにたくさんあるんですよ。
- トップスをインする
- トップスをクロップド丈にする
- ウエストマークで腰の位置を高く見せる
- ボトムスをハイウエストにする
- アクセントで上に視線を誘導
- クロップド丈のアウターを羽織る
- 縦のラインを強調する
- 靴で調整する
バランスをよく見せるポイント①上半身をコンパクトにする
出典:Re:EDIT
スタイルアップの方法はたくさんありますが、基本として押さえておきたいことは2つだけです。
まずひとつめに大切なのは、トップスの面積を小さくして上半身をコンパクトに見せるということ。
着丈で考えた場合はトップスを短くし、ボトムスはハイウエストにするということです。
腰の位置が上がって脚が長く見えるため、背が低くてもバランスがよく見えます。
バランスをよく見せるポイント②視線を上に誘導する
出典:Re:EDIT
もうひとつ押さえておきたいのは、視覚効果をうまく利用するということです。
アクセントをつけて視線を上に運ぶと、背の低さや脚の短さが目立たなくなります。
服のデザインを制限しないでスタイルアップを狙うなら、柄、小物、カラーなどを活用すると良いでしょう。
具体的には、目を引くトップスを選んだり、帽子やアクセサリーを顔の付近に添えたりといった方法があります。
着こなし方① トップスをインする
ベーシックなトップスイン
出典:BouJeloud
骨格ナチュラルさんが得意とする、オーバーサイズのトップスとワイドパンツの組み合わせ。
低身長さんが着こなす場合は、トップスの裾をボトムスに入れて、上半身をコンパクトに整えるのがおすすめ。
上半身の比率が小さくなると脚長に見えて、その結果バランスのいいコーディネートに仕上がります。
インしたトップスを軽く引き出すようにすると、ふわっとして自然な印象になります。
前だけイン
出典:BouJeloud
トップスインの応用として、前だけインというテクニックもあります。
その名の通り、裾の前の部分だけをボトムス入れるテクニックで、気になるヒップをカバーしつつ、上半身をコンパクトにすることができます。
骨格ナチュラルに似合うラフな雰囲気になるのも魅力です。
きれいな前だけインを作るコツは、鏡に体の側面を映し、インした部分と後ろが斜めに繋がるように整えることです。
慣れると数秒でできるようになりますよ。
着こなし方② トップスをクロップド丈にする
一枚でコーディネート
出典:BouJeloud
着るだけでバランスがよく見えると噂のクロップド丈トップス。
トップスインの必要がなく、低身長さんでもスタイルアップが簡単です。
クロップド丈トップスにも着丈のバリエーションがありますが、トップスを一枚でコーディネートする場合は、ボトムスのベルト部分が隠れる長さを選ぶのがおすすめ。
ここが隠れると上品な印象に仕上がり、大人の女性も着こなしやすくなります。
ベストのレイヤードスタイル
出典:Re:EDIT
クロップド丈の服をレイヤードスタイルで使う場合は、脚長効果の高いコンパクトなものがおすすめです。
スタイリッシュな服が似合うナチュラルさんには、画像のようなワンピースとベストのセットも最適ですよ。
コーディネートのテクニックも必要なく、ワンピースの上にベストを重ねるだけ。
これだけでバランスが整い、低身長さんでもゆったりしたロング丈を着こなせます。
裾出しのレイヤードスタイル
出典:Re:EDIT
クロップド丈のレイヤードスタイルでは、インナーの裾を出して着る装いも人気があります。
このスタイルはボディが縦に三分割される形になりますが、色合いにメリハリが効いているので、トップスの強さが際立ち着丈の短さを強調します。
コーディネート全体はゆったりしていますが、背の低い方でもバランスがよく見えるでしょう。
ラフなテイストも骨格ナチュラルさんに似合っていますね。
着こなし方③ ウエストマークで腰の位置を高く見せる
ロングベスト
出典:BouJeloud
風合いのあるケーブルニットのベストは、ナチュラルタイプのリラクシングな雰囲気にマッチするアイテム。
低身長さんはベルトつきを選び、ウエストマークで腰の位置を高く見せるとよいでしょう。
ベルトの位置によっても見え方が変わり、高めの位置だと脚長効果は抜群です。
重ね着でおしゃれを楽しみながら、小柄さんもバランスよく着こなせます。
ベルトつきワンピース
出典:Re:EDIT
リネンの素材感が骨格ナチュラルの肌になじむワンピース。
パンツに重ねてたっぷりの着丈を楽しむスタイルは、フレーム感のある骨格にもってこいですね。
低身長さんでもバランスよく着こなせるのは、ウエストマークができるベルトつきのワンピースです。
スラリと脚長に見せながら体のラインをカバーできて、骨格ナチュラルさんらしいワンピースコーデに仕上がるでしょう。
着こなし方④ ボトムスをハイウエストにする
ハイウエストパンツ
出典:BouJeloud
ボトムスのデザインでバランスを調整するなら、ハイウエストのアイテムを選ぶのがおすすめです。
ウエストが高めに設定されていて、腰の位置を高く見せる効果が期待できます。
トップスの裾をいつも通りに入れるだけで、ウエストを高くした分すらっと脚長に。
バランスが良くなるので、いつものカジュアルスタイルも素敵に見えますね。
ハイウエストスカート
出典:Re:EDIT
フェミニン派の方にはハイウエストスカートがぴったり。
スカートの場合は裾を引き上げて履くことも可能ですが、きれいなシルエットをキープしたいなら、あらかじめウエストを高めにしてあるハイウエストスカートが最適です。
トップスの裾はボトムスに入れ込んでスッキリと。
骨格ナチュラルさんがお得意のマキシスカートも、背の低さをカバーしながら着こなせます。
着こなし方⑤ アクセントで上に視線を誘導
鮮やかな色のトップス
出典:BouJeloud
下半身を重たく見せないためには、視線を上に誘導することが大きなポイントになります。
目を引くようなカラーをトップスに使うのも有効なテクニックです。
こちらのコーディネートでは、インナーとスカートをホワイト系でまとめてカーディガンを際立たせることで、身長の低さをうまくカモフラージュできています。
小物にカラーを使うと視線が分散されてしまうので、インナーやボトムスになじませせるのが正解です。
帽子
出典:Re:EDIT
腰から広がるロング丈のスカートは、下半身の骨感をカバーできる便利なアイテムです。
トップスインで上半身をコンパクトにまとめていますが、スタイルアップにもう一声欲しいという小柄さんも多いはず。
そんなときは帽子で高い位置にアクセントをつけて、身長の低さを感じさせないコーディネートに仕上げましょう。
帽子の分だけ見た目の高さがアップするのも嬉しいですね。
スカーフ
出典:BouJeloud
大人の女性におすすめしたいのがスカーフを使った上品なアレンジです。
襟元にプラスしてアクセントをつければ、視線を上に引き上げバランスアップにつながります。
スカーフというときれいめのコーディネートに使うイメージがあるかも知れませんが、骨格ナチュラルさんに似合うカジュアルな装いにも意外とマッチするんですよ。
画像ではスカーフの角を前に持ってくるカウボーイ巻きを取り入れ、柄を楽しめるスタイルに仕上がっています。
ロゴプリントTシャツ
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カジュアルな服を着こなすのが得意なナチュラルさんは、ロゴをあしらったTシャツを使うのもおすすめです。
大きめにロゴが入っているとアクセントとしてしっかり際立ち、見る人の視線は自然と上に引き上げられます。
薄手のTシャツは骨格のがっちり感を拾いやすいので、ある程度厚みのある生地を選びましょう。
着こなし方⑥ クロップド丈のアウターを羽織る
春夏コーデ
出典:BouJeloud
こちらはジレとセットで販売されているアイテムで、クロップド丈のアウターとして単独で使うことも可能。
羽織ると高い位置でウエストが区切られるので、ゆったりした作りでもバランスがよく見えます。
羽織るだけでスタイルアップできるから簡単ですね。
さらなる脚長を目指すならハイウエストのボトムスを選んで、トップスの裾はインして着用しましょう。
秋冬コーデ
出典:Re:EDIT
秋冬は厚手の服を着ることが多いため着ぶくれしやすく、小柄さんにとってはバランスの調整がより難しくなりますよね。
そんなときもクロップド丈のアウターがあれば、サッと羽織るだけでバランスがよく見えるので便利です。
ルーズなサイズ感も丈の短さでバランスをコントロール。
骨格ナチュラルさんに似合うジャンパースカート×タートルネックニットの装いにぴったりです。
着こなし方⑦ 縦のラインを強調する
ジレ
出典:Re:EDIT
低身長のカバーには縦のラインを意識したコーディネートが有効です。
骨格ナチュラルさんの持つスタイリッシュさにマッチするアイテムでは、洗練された印象のジレがおすすめ。
コーディネートに加えて、身長を高く見せるIラインのシルエットを作りましょう。
画像のように縦ラインの入ったボトムスを合わせると、縦長を強調してスラリと見えます。
ロングカーディガン
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膝より長いロングカーディガンやガウンも、縦ラインを強調する効果の高いアイテムです。
骨格がしっかりしているナチュラルさんは、生地をたっぷり使ったアイテムも素敵に着こなせます。
ワイドパンツを合わせて、体のラインを拾わないゆったりとしたコーディネートに。
カーディガンの縦ラインが入るおかげで上下がゆるめでもスッキリ見えて、身長の低さが気になりにくいでしょう。
着こなし方⑧ 靴で調整する
厚底サンダル
出典:Re:EDIT
ソール全体に厚みのあるサンダルは、無理をしなくても脚長に見せられると人気です。
カジュアルなテイストも骨格ナチュラルさんの持つ雰囲気にマッチしますね。
脚の長さを盛る効果は絶大で、足首丈のロングスカートもバランスよく着こなせるようになるでしょう。
ソールが5cm以下の履きやすいアイテムもたくさんあるので、お気に入りのデザインを探してみてくださいね。
ヒールつきミュール
出典:Re:EDIT
スクエアトゥのハンサムなデザインが骨格ナチュラルに似合うミュール。
ヒールは7cmと十分な高さがあるので、身長の低さをカバーするのに役立ちます。
ワイドパンツにロングジレを重ねた重めの装いも、ミュールひとつで簡単にスタイルアップが可能です。
裾をお直ししないで履きたいボトムスは、ヒールの力を借りて着こなしましょう。
低身長さん向けのアイテムを使うのもおすすめ!
出典:Re:EDIT
低身長さんがゆったりとしたボトムスを購入する場合、裾上げが必要になることも多いと思います。
でも、アイテムによってはシルエットが変わってしまい、着用後のバランスに影響することもありますよね。
そこでおすすめしたいのが、低身長さんがジャストサイズで着られる「C(コンパクト)サイズ」や「P(プチ)サイズ」のアイテムです。
活用するとコーディネートが楽になるでしょう。
ナチュラルタイプの骨格を活かしつつ、工夫を取り入れて低身長をカバー!
出典:Re:EDIT
小柄なナチュラルさんの中には、似合うはずのコーディネートをうまく着こなせなくて、悩んだりモヤモヤしたりという方も多いと思います。
でも、コーディネートの仕方や使うアイテムを少し変れば、身長の低さを感じさせずに似合うスタイルを楽しめるようになるのです。
小ぶりのキュートな小物が似合うという、他のナチュラルさんにはないメリットも持ち合わせているので、ぜひ魅力を活かしながらコーディネートを試してみましょう。
ライター紹介
Saori
一般財団法人 日本能力開発推進協会「メンタル心理カウンセラー」
日本インストラクター技術協会「服飾インストラクター」
心理カウンセラーとしてカウンセリングを行う傍ら、更なる学びを求めて大学に通う。全ての女性がハッピーになれるような、ファッションからビューティーまで幅広く情報をご提案致します。