2022-23年秋冬はクラシカルなファッションがトレンド。
鮮やかなカラーやアクセントになる柄が使われ、昨年とは違う現代風のアレンジに仕上がっています。
先にお届けしたトレンドのまとめでは、スタイル、カラー、柄、生地について解説しましたが、今回はより具体的なアイテムにフォーカスしてお届けします。
秋冬ファッションを先取りしたい30代・40代の皆さんは、ぜひ本命アイテムを探してみてくださいね。
2022-23年秋冬トレンドファッションの傾向はこちら
-
30代40代向け2022-23年秋冬ファッショントレンドまとめ スタイル・色・柄・生地は何が流行るの?
トップス
秋冬シーズンに欠かせないニットは、旬のカラーを使った鮮やかなアイテムが目を惹きます。
ボーダー柄は春夏から引き続き人気で、ニットやプルオーバーに多く登場。
ボウタイブラウスや細リボンブラウスなど、クラシカルなアイテムにも注目です。
①カラーニット
レッド、グリーン、パープル、ブルー、イエローなど、今季は鮮やかなカラーが目白押し。
発色のいいニットで取り入れると、コーディネートがすぐさま秋冬仕様になります。
ニットのカラーは見せたい印象や効果で選んでみるのがおすすめ。
血色アップはレッドやオレンジ、落ち着いた雰囲気に仕上げるならグリーンなど。
大人の可愛らしさを引き出すパープルや、存在感のあるライトブルー、笑顔を輝かせるイエローも素敵です。
②ボーダートップス
クラシカルスタイルのアクセントになるボーダートップス。
レトロな装いを今風に落とし込むのに大活躍です。
今季いち押しのツイードアウターにも合わせやすく、バランスのいいネオクラシカルを楽しめます。
カラーラインナップは定番のホワイト×ブラック、ホワイト×ネイビーが多く、今後はシーズンライクなブラウン系やレッド系の配色も増えそうな予感。
ベーシックで使いやすいので、気に入った色を何種類か揃えてもいいですね。
③ボウタイブラウス
どんなコーディネートもクラシカルに見せてくれるボウタイブラウス。
エレガントな印象に仕上がるため、大人女性の秋冬ファッションにぴったりです。
リボンが顔まわりに視線を集め、オンライン会議のスタイリングにも効果的。
今シーズンのレイヤードスタイルでは、ツイードジャケット、ジレ、ジャンパースカートなどとの組み合わせが素敵です。
着こなしの幅を広げたい方には、前後2wayで着用できるブラウスもおすすめですよ。
④コード、細リボンブラウス
控えめなクラシカルテイストがトレンドの今季は、コード状の装飾をあしらったブラウスも増えています。
細いことでアレンジしやすく、リボンを好みの加減に調整しやすいでしょう。
結ばずに下ろすとまた違った雰囲気を楽しめて、シャープに見せたい日にもぴったり。
ディテールを際立たせたい場合は、白いブラウスに黒のベストを合わせるなど、コントラストをはっきりさせるのがおすすめです。
ボトムス
ワイドパンツやマーメイドスカートなど、クラシックな印象のボトムスが人気です。
シャープに仕上がるIラインスカートを使えば、レトロなコーディネートも旬のネオクラシカルに。
①ワイドパンツ
パンツのシルエットでクラシカルな佇まいを叶えるなら、マニッシュなワイドパンツがおすすめです。
センタープレス入りは品の良さが際立ち、オフィスカジュアルにぴったりの装いに。
ブーツを使うスタイルが多い今季は、裾にスリットが入った動きやすいデザインも登場しています。
シックなブラウンやキャメルの他、季節感のあるグリーンやレッド、着映えするパープルやイエローなど盛りだくさん。
雰囲気たっぷりのチェック柄も人気です。
②マーメイドスカート
フェミニンな印象のマーメイドスカートは今季も引き続きトレンドです。
意外にもトップスを選ばず、幅広いコーディネートに活用できますよ。
脚を長く見せたい方や低身長さんには、ハイウエストのマーメイドスカートが最適。
トップスをインして履くと脚が長く見えてスタイルアップできます。
ミドル丈のベストを羽織れば、腰まわりの気にならない暖かなコーディネートに。
③Iラインスカート
春夏シーズンから流行中のIラインスカートは、クラシカルスタイルを今風に見せるキーアイテム。
縦長のシルエットを構築し、身長を高く見せる効果や着やせの効果も期待できます。
シルエットは引き続き程よいゆとりのあるものが人気で、IラインとAラインの中間にあたるナロースカートがトレンドに。
光沢が美しいサテン、季節感のあるツイード、カジュアルダウンに効くデニムなど、素材のバリエーションが豊富です。
ワンピース
今欲しいのは、一枚でクラシカルスタイルが完成するワンピース。
大人女性が着まわしを考えて選ぶなら、重ね着しやすいジャンパースカートやバンドカラーワンピースなどがおすすめです。
①ジャンパースカート
ワンピース部門のトレンド有力候補はジャンパースカート。
今季は深いVネックのデザインがトレンドで、ニットを合わせたレイヤードスタイルが広がりそうです。
カラー展開はシックなダークカラーが中心で、30代・40代が取り入れやすいものが多く揃っています。
配色で挑戦しやすいのは、ブラウンやキャメルを使った秋カラーの組み合わせや、ブラックとホワイトで作るモノトーンコーデ。
中に着る服を鮮やかなブルーやグリーンにするのも素敵です。
②バンドカラーワンピース
低めの立ち襟が特徴のバンドカラーは、今季のワンピースに多く取り入れられているディテールです。
襟元が詰まっているため寒い時期でも暖かく着られて、アウターのデザインも選びません。
ベストやジレとも相性が良く、レイヤードスタイルにも向いています。
アイテムのバリエーションは、フェミニンなティアードフリル、胸元をヨークで切り替えたシャツワンピース、フロントにタックを寄せたデザインワンピースなどです。
アウター
冬コーデの主役になるアウターは、本格的な寒さが来る前に準備しておきたいアイテム。
クラシカルスタイルに合う一着を手に入れて、最旬のコーディネートを楽しみましょう。
①ツイードジャケット
今季のトレンド素材でひと際目立っていたのが、表情のある糸を織りあげたツイード素材。
秋冬コレクションではツイードにフォーカスしたショーもあったほどで、今後も多くのブランドがツイードの新作を打ち出すと予想されます。
アイテムの数が多いのはジャケットで、装飾は金ボタンやポケットが代表的です。
ボウタイブラウス×デニムパンツに合わせたり、ボーダートップス×ロングブーツに合わせたりして、カジュアルに楽しむのが今年の気分。
ツイード見えするジャガード織カーディガンも使いやすいでしょう。
③クラシカルコート
秋冬ファッションの顔となるコートも、今季はクラシカルなものがトレンドの主流。
春夏から人気の王道トレンチコートは、風が気になりだす初秋にさらりと羽織りたいアイテム。
肌寒さを感じるようになったら、二枚仕立てのリバーコート(ダブルフェイスコート)、チェスターコート、ステンカラーコートなどに切り替え、防寒を意識したコートで暖かく装いましょう。
SDGsに即したヴィーガンレザーのコートにも注目です。
④ベスト、ジレ
レイヤードスタイルを存分に楽しめるのは、秋冬ファッションの醍醐味でもあります。
重ねるだけでおしゃれに決まるベストやジレは、レイヤードスタイルにうってつけのアイテム。
Vネックのベストは配色にコントラストをつけると今風に仕上がります。
クラシカルなツイード素材、軽くて暖かいキルティング素材、ふわふわのファーやボア、プレッピーなライン入りにも注目です。
冬が本格化してきたら、コートの中に着て楽しみたいですね。
バッグ
2022-23秋冬のバッグはミニマムなサイズが主流です。
お気に入りを見つけて可愛らしく持ちたいたいですね。
①ハンドバッグ
キャッシュレス化が進んだこともあり、バッグは小ぶりのサイズがトレンドに。
スマホとミニ財布など、最低限の荷物が入るバッグをアクセサリーのように持つスタイルが浸透しそう。
上部が丸いボリード風やゴールドの金具をあしらったケリー風など、クラシックなデザインで上品に取り入れたいですね。
秋冬コレクションのスタイリングで多く見かけたのは、ミニマムな黒のハンドバッグ。
他にはヴィヴィッドなカラーやアニマル柄も登場しています。
②キルティングチェーンバッグ
秋冬ファッションはクラシックがテーマ。
このスタイルの代表格ともいえる小物が、キルティング地とショルダーチェーンが特徴のバッグです。
今季のバッグは小さめが主流ということもあり、多くのブランドがコロンと可愛い小ぶりサイズを提案しています。
存在感のあるディテールで、小さくても正統派クラシカルスタイルを印象づけてくれるでしょう。
カラーはブラックが定番で、キャメル、グリーン、ホワイトなども見つかります。
③巾着バッグ
今季はアクセサリー感覚で使える小ぶりのバッグが勢ぞろい。
中でもデザインやカラーの種類が多いのは、きゅっと絞って使う巾着タイプのバッグ。クラッチバッグ風に持つとおしゃれです。
コード状の長い紐をあしらったタイプも多く、ショルダーバッグとしても使えます。
ニットやパンツに鮮やかな色を使いたいなら、巾着バッグはベーシックカラーがおすすめ。
アクセントにする場合は、ブルーやグリーンなどきれいなカラーを選んでみて。
トレンドのクラシカルスタイルに合わせれば、簡単に今っぽくアップデートできますよ。
シューズ
今季はレザー調素材のシンプルなシューズが主流で、足元をきれいめに演出する着こなしが目立っています。
①ブーツ
昨年にも増してアイテム数が増えているブーツは、トレンドに乗ってデザインも多種多様。
90年代のグランジファッションで火がついたサイドゴアブーツ、2000年代のY2Kファッションを象徴する厚底ブーツなど、リバイバルしたブーツもトレンドに仲間入りしています。
大人女性の間で人気なのは、細身のパンツにロングブーツを合わせた乗馬風のスタイル。
チェック柄のスカートやマーメイドスカートからブーツを覗かせて履くのもおしゃれです。
足さばきがいいのはミドル丈やショート丈。ワイドパンツやフレアパンツに合わせても素敵です。
②ローファー
クラシカルなシューズの中でも取り入れやすいのが、トラッドな印象のローファーです。
取り入れるとマニッシュに仕上がるため、甘いクラシカルアイテムも着こなしやすくなります。
秋冬に新しい一足を購入するなら、ビットやチェーンなど金属モチーフがついたものがおすすめ。
エレガントに仕上がり大人の品格を高めてくれます。
ブラックやブラウンなどの定番カラーはどんな装いとも相性抜群。
足元を軽く見せたい場合はホワイトやベージュがベストです。
③Vカットシューズ
今季は多くのシューズにVカットのデザインが採用され、コーディネートの縦ラインを強調しています。
足元を美しく見せてくれて脚長効果にも優れているので、スタイルアップしたい人にはおすすめです。
洗練された雰囲気に仕上がり、ボウタイブラウスやマーメイドスカートの甘さも引き締まるでしょう。
フラットシューズやパンプスならシーズンレスで使えて、一足持っていると着こなしの幅が広がります。
アクセサリー、小物
カラーやデザインが主役となる今季は、アクセサリーや小物をシンプルにするのが吉。
バランスを整えることが今風のクラシカルスタイルを成功させるカギとなります。
①シンプルアクセサリー
クラシカルなディテールや鮮やかなカラーを引き立てているのが、シンプルで洗練されたアクセサリー達です。
チェーンは太さを問わずスッキリとしていて、モチーフは小さめが主流となっています。
人気ブランドが提案するスタイリングでは、メタルやパールなどのアクセサリーが多く使われていて、レイヤードスタイルも多い様子。
ネックレス、ブレスレット、イヤリング、リングなどを組み合わせ、自分流にアレンジして楽しみたいですね。
②ベルト
コロナ以降、人々は少しずつ活動を再開し、動きやすさとスタイルアップを意識した着こなしが増えています。
秋冬コレクションではベルトを使ったスタイルも多く登場し、アクセントとしても存在感を放っていました。
シンプルな細いベルトは、ワンピースやワイドパンツのウエストマークに大活躍。
リング型のバックルがついたスウェードの幅太ベルトはレトロな雰囲気が魅力。
ニットやコートの上からウエストを絞りたい時に便利です。
2022-23年秋冬版にアップデートされたクラシカルファッションを先取り!
出典:神戸レタス
自宅で過ごすことの多かった昨年に比べ、今の生活になじむ活動しやすい服が増えた今シーズン。
季節感のあるクラシカルファッションをベースに、withコロナ時代に元気を与えてくれるヴィヴィッドカラーが際立ちます。
春夏から続く90年代カジュアルや2000年代のY2Kファッション、そしてベーシックなアイテムなども織り交ぜて、スタイルの常識にとらわれないネオクラシカルを楽しみたいですね。
ライター紹介
Saori
一般財団法人 日本能力開発推進協会「メンタル心理カウンセラー」
日本インストラクター技術協会「服飾インストラクター」
心理カウンセラーとしてカウンセリングを行う傍ら、更なる学びを求めて大学に通う。全ての女性がハッピーになれるような、ファッションからビューティーまで幅広く情報をご提案致します。