皆さんはフレンチスリーブのアイテムを持っていますか?
フレンチスリーブは肩や二の腕を隠せて、上品な印象に見せることもできるため、大人女性のファッションで広く支持されています。
体形カバーや上品さはフレンチスリーブの代表的な特徴ですが、実はこれ以外にもまだまだ魅力が詰まっているんです。
この記事では、意外と知られていないメリットにも注目して、フレンチスリーブの魅力を余すところなくご紹介します。
コーディネートに悩んでいる方も、ぜひチェックしてみてくださいね。
Contents
人気のデザイン、フレンチスリーブの特徴は?
出典:DoCLASSE
フレンチスリーブのメリットについて知る前に、まずはデザインとしての特徴をチェックしてみましょう。
フレンチスリーブはノースリーブの一種で、身頃と袖に切り替えのないシームレスなデザインです。
ノースリーブの一種なので、袖に見える部分は肩幅の延長になりますが、肩より下の部分は袖と同じような役割を持つため、袖として扱われることがあります。
身頃からひと続きになった袖は、その多くが軽く肩にかかる程度にカットされ、見た目は「ノースリーブと半袖の中間」といった印象。
中には二の腕が隠れるほど袖の長いものもあり、サイズ感やフィット感によっても印象が異なります。
フレンチスリーブのメリットは6つ!
さて、そんなフレンチスリーブですが、お次は気になるメリットをチェックしてみましょう。
フレンチスリーブを着るメリットは大きく6つあり、体形カバー、印象の効果、涼しさ、着まわしやすさなどが挙げられます。
次からは各メリットの詳細について説明し、コーディネート画像を通して魅力を詳しく紹介します。
メリット1. 肩や二の腕をきれいにカバーできる
フレンチスリーブは身頃から袖にかけてが繋がっているため、着用すると袖が斜めのラインに仕上がります。
すると、肩や二の腕の肉付きやたるみが隠れて、見せたくない部分だけを効果的にカバーできるのです。
身頃がゆったりとしたデザインだと、ふんわり覆うようにカバーすることができるので、たるみの部分がより気にならなくなるでしょう。
①フレンチスリーブロングトップスの二の腕カバーコーデ
出典:DoCLASSE
程よいカバー具合が嬉しいフレンチスリーブ。
二の腕の一番太い部分が隠れるだけで、腕を出しても太いという印象を与えにくくなります。
体を傾けて斜めの角度から見ると、ノースリーブを着た時との差は歴然です。
肩の被りが浅いフレンチスリーブなら、涼しさはノースリーブとほとんど変わらず、夏場でも快適に過ごせるでしょう。
程よい厚みと弾力のある素材を選べば、つかず離れずでボディラインもきれいに見せてくれます。
②フレンチスリーブカットソーの二の腕カバーコーデ
出典:Re:EDIT
アームホールが広く開いたフレンチスリーブを着ると、相対的に二の腕は細く見えます。
この効果をしっかりと得るためには、生地にある程度ハリがあることが条件なので、アイテム選びの際には意識しましょう。
このタイプは通気性がよく、解放感もあってストレスフリーで着こなせます。
身頃の幅に余裕があるデザインだと、その効果も倍増。ただし脇下が深く開いている場合は、インナーの工夫も必要になります。
目立たない色か見せてもいい色のインナーを着用して上品に着こなしましょう。
メリット2. スッキリ仕上がる
フレンチスリーブには袖のパーツがついておらず、袖に見える部分は身頃とひと続きになっています。
そのため、袖に切り替えのあるデザインに比べると、フラットでスッキリとした印象に仕上がるんです。
シンプルな直線のみで完結するシルエットには、袖のある服には出せない抜け感も漂い、洗練されたコーディネートを叶えてくれます。
①フレンチスリーブ白Tシャツのスッキリコーデ
出典:Re:EDIT
定番中の定番ともいえるのが、コンパクトなクルーネックの白Tシャツ。
袖が真っすぐにカットされたフレンチスリーブを選ぶと、コーディネートがシャープな印象に仕上がります。
身頃のデザインがボックスシルエットなら、全体がストンとしたIラインのシルエットに。
縦の線を強調するので、スラッと背高に見せることができます。
②キーネックフレンチスリーブトップスのスッキリコーデ
出典:Pierrot
ノースリーブ以上半袖未満の袖丈で、横から見てもシャープなフレンチスリーブ。
よりスッキリとした印象に見せたい場合は、襟元のデザインも意識してみましょう。
おすすめは縦に切り込みの入るVネックやキーネックなどです。
このうちキーネックは露出を抑えつつスッキリ見せることができるので、通勤コーデのようにきちんとした服装にも合わせやすいでしょう。
メリット3. フェミニンで上品な印象に仕上がる
身頃と袖に切り替えのないフレンチスリーブ。着用すると、袖が肩のラインに沿って柔らかなカーブを描くので、女性らしいシルエットに仕上がります。
また、フレンチスリーブの多くは、袖の部分が肩に軽くかかる長さになっているため、着ると肩の関節や筋肉の盛り上がりが隠れます。
この部分が隠れると、全体がとても上品な印象に仕上がるんですよ。
フェミニンに見せたいときや上品に見せたいときは、フレンチスリーブを積極的に取り入れたいですね。
①フレンチスリーブトップスとドット柄スカートの上品コーデ
出典:Re:EDIT
肩を少し隠して控えめに仕上げると、コーディネートがグッとエレガントに仕上がります。
フェミニンなドット柄のスカートとも相性抜群で、ノースリーブより落ち着いた印象に仕上がりますよ。
全体をブラック×ホワイトでまとめれば、大人に似合うモノトーンコーデの完成です。
シルバーのアクセサリーをプラスすると、お出かけやデートにも合う華やかな着こなしになります。
②フレンチスリーブTシャツと黒パンツの上品コーデ
出典:Re:EDIT
肩と二の腕の太い部分がうまく隠れる、フレンチスリーブのTシャツ。
気になる部分のみを隠せるので、程よい露出もあって女性らしさを損ないません。
カジュアル寄りになりやすいTシャツも、袖が肩のラインに沿って落ちるため、フォルムがしなやかで上品です。
シンプルなパンツを合わせたコーディネートでは、通常のTシャツとの違いがハッキリ分かります。
メリット4. 半袖に比べて涼しく着用できる
フレンチスリーブは袖のパーツがないので、脇の下や二の腕にゆとりがあります。
脇の下から二の腕にかけては太い血管が通っているため、この部分に風が通るフレンチスリーブは、ぴったりとした半袖に比べて涼しく感じられます。
身幅にゆとりのあるデザインの場合は、風の通り道がさらに広がるので、より快適に過ごせるでしょう。
さらなる涼しさを求めるなら、素材を薄手にしたりレース素材を選んでみるのもおすすめです。
①フレンチスリーブトップスの涼しげコーデ
出典:Re:EDIT
肩や二の腕など、隠したいパーツだけをうまく隠し、腕全体はオープンにする涼しいコーディネート。
ノースリーブほど露出は多くないので、大人の女性でも安心して着用できます。
袖ぐりから通り抜ける風も気持ちよく、気温や湿度の高い日でも涼しさを感じられるでしょう。
さらなる涼しさを追求するなら、触るとひんやりする冷感触感の素材を選ぶのもおすすめです。
②リネンフレンチスリーブブラウスの涼しげコーデ
出典:DoCLASSE
夏の素材として人気の高いリネン。吸湿性や速乾性に優れているため、夏場でもサラッとした着心地を実感できます。
また通気性が良いことも特徴のひとつで、目の詰まった生地に比べて涼しく着用できるんですよ。
そんなリネンをもっと涼しく着こなすなら、袖を覆いきらないフレンチスリーブを選びましょう。
フロントにフリルを並べたエレガントなブラウスなら、主役として夏のコーディネートを盛り上げてくれます。
③ボーダー柄フレンチスリーブトップスの涼しげコーデ
出典:Re:EDIT
選ぶ柄によっても印象が変わるフレンチスリーブトップス。
細いピッチのボーダー柄は、爽やかなフレンチマリンの演出にぴったりです。
柄に含まれているカラーを意識し、ブラックのボトムスで統一感のあるコーディネートに。
柄で涼感を呼ぶスタイルは、おうち時間から夏のお出かけまで幅広く使えそうですね。
シンプルなので、小物を使って自分流にアレンジするのもおすすめです。
メリット5. ボトムスを選ばないので着まわしやすい
袖のデザインには様々な種類があり、中にはフェミニンな服に合うものやカジュアルな服に合うものなど、合わせるボトムスを限定するようなデザインもあります。
フレンチスリーブの場合は、直線的でシンプルなデザインのおかげで、ボトムスの種類やデザインを選びません。
パンツとスカート、どちらとも相性が良く、幅広いコーディネートに活用できるでしょう。
①フレンチスリーブTシャツのパンツコーデ
出典:Re:EDIT
シンプルなフレンチスリーブのTシャツは、それそのものに強い主張がないため、印象的なアイテムと合わせても喧嘩をしません。
白いフレンチスリーブTシャツにピンクのパンツに合わせれば、トレンドカラーの魅力をうまく引き立ててくれますよ。
装飾なしのプレーンなTシャツの場合は、アクセントにネックレスを足してみても素敵です。
②フレンチスリーブカットソーのスカートコーデ
出典:Pierrot
淡いプリント柄のスカートに、ピスタチオカラーのカットソーをコーディネート。
トレンドの色柄が複数入っていても、シンプルなフレンチスリーブなら合わせやすいですね。
こちらの着こなしでは花柄のシフォンスカートを使っていますが、合わせる服を選ばないため、他の素材で違った雰囲気を試してみるのもおすすめ。
デニムスカートでカジュアルに、プリーツスカートできちんとなど、あらゆるボトムスに活用できるでしょう。
③フレンチスリーブトップスのワンピースコーデ
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重ね着を前提としたワンピース等のコーディネートにも、フレンチスリーブのトップスが大活躍。
二の腕ちょっぴり隠す程度なので、キャミワンピの持つセンシュアルな魅力を損なわず、抜け感のあるコーディネートを楽しめます。
この2点の組み合わせは布の重なりが少ないため、少しでも涼しくしたい夏のレイヤードスタイルに最適。
大人の女性も気負いなく挑戦できるコーディネートです。
メリット6. ノースリーブよりロングシーズンで着用できる
どんな地域に住んでいるかにもよりますが、一般的にノースリーブは「夏の暑い日に着用するもの」というイメージが強いもの。
どんなに暑くても夏を過ぎてしまうと、季節外れというイメージは拭えません。
しかし、フレンチスリーブの場合は軽く袖がついているので、ノースリーブに比べると使える期間が長く、秋口に一枚で取り入れても違和感なく着用できます。
今から購入して少しでも長く使いたい場合は、ノースリーブよりフレンチスリーブの方がおすすめです。
①キャメルオレンジのフレンチスリーブを使った晩夏コーデ
出典:Pierrot
晩夏からのコーディネートにも活用できる、こっくりとしたカラーのフレンチスリーブニット。
黄みと赤みの両方を含むキャメルオレンジなら、ほんのり日焼けした夏の肌にも良くなじみます。
程よく厚みのある生地を選べば、秋に着るライトアウターのインナーとしても着用可能です。
コンパクトに詰まったネックライン、長めの袖丈を選ぶのも、ロングシーズンで着まわすためのポイントになります。
②グリーンのフレンチスリーブを使った晩夏コーデ
出典:Re:EDIT
フレンチスリーブのデザインで、二の腕の華奢見えを叶えてくれるニット。
ふっくらとした編地には高級感があり、大人女性のコーディネートに取り入れやすいでしょう。
深みのあるグリーンやオレンジを選べば、ブラウンやブラックなど、秋のシックなカラーの服とも合わせやすく、夏と秋の両方でコーディネートを楽しめるはず。
画像のコーディネートではニット以外をブラックで統一し、トレンドのグリーンを効果的に際立たせています。
③フレンチスリーブのジレを使った晩夏コーデ
出典:Re:EDIT
重ね着で初秋まで着ることを考えるなら、ジレでフレンチスリーブを取り入れるのも賢い選択です。
キャミソールやタンクトップに重ねれば、二の腕の気にならないコーディネートに早変わり。
こうした羽織ものが一枚あれば、手持ちのノースリーブにも活躍の場を与えてあげられますね。
襟のついたアウター調のデザインからシンプルなノースリーブまで見つかるので、好みの着こなしをイメージして選んでみてくださいね。
もっと活用したい!メリットがいっぱいのフレンチスリーブ
出典:Pierrot
今回の記事では、フレンチスリーブのデザインに注目して、メリットを様々な視点からお届けしました。
二の腕のカバーはもちろん、印象や使いやすさも意識できるようになると、フレンチスリーブの服を使う機会がもっと増えるかもしれません。
秋のインナーとしても大いに力を発揮してくれるので、ぜひ次に買うトップスはフレンチスリーブを視野に入れて探してみてくださいね。
ライター紹介
Saori
一般財団法人 日本能力開発推進協会「メンタル心理カウンセラー」
日本インストラクター技術協会「服飾インストラクター」
心理カウンセラーとしてカウンセリングを行う傍ら、更なる学びを求めて大学に通う。全ての女性がハッピーになれるような、ファッションからビューティーまで幅広く情報をご提案致します。