クローゼットを見渡したとき、H&MやGU、しまむらなどのファストファッションや、ノーブランドの服が思いのほかたくさんある…
という方も多いのではないでしょうか。
流行に合わせて手頃な価格で購入できるプチプラ服はとても便利ですが、いざ不要になったとき、
「リサイクルショップで売れるの?」
「そもそも値段はつくの?」
と悩んでしまうことも。
この記事では、なぜファストファッションやノーブランド服は売れにくいのか、そして大量にある不要服をスムーズに処分するための基本的な考え方をまとめます。
さらに、より詳しい情報は当サイト内の専門ページでじっくり解説していますので、あわせてご覧ください。
Contents [show]
そもそもファストファッションやノーブランド服はなぜ売れにくい?
ファストファッションやノーブランド服は、新品購入時には圧倒的なコスパを誇りますが、中古市場ではあまり評価されません。
その理由は大きく3つあります。
もともとの価格が安い
買取価格は基本的に「元値」がベースとなるため、そもそも安価な服は二次流通での価値がつきにくいです。
有名な大手ファッションブランドで、プチプラ路線のブランドなら買い取ってくれる可能性が高まりますが、それでも二束三文。
うまい棒1個程度のお金になるかならないかの世界なのです。
耐久性・品質面での限界
ファストファッションは流行を追いやすい反面、数回の着用で傷みが目立つことも。
リサイクルショップ側としても「売り物になるか」の基準が厳しくなります。
程度が良く、きれいな状態でも質感的にはブランド服に大きく劣るケースが多いため、やはり価格は付きにくいです。
供給過多
手頃な価格帯のため多くの人が購入し、結果として中古市場にも同じようなアイテムがあふれています。
そのため、わざわざ中古で購入するメリットが少なく、需要と供給のバランスが崩れがちです。
実際に買取店は査定してくれるの?
結論から言うと、ファストファッションやノーブランド服を「完全NG」としている買取店も多いのが現状です。
ただし、例外として「まとめて査定」や「重さでの買取」を行う店舗もあります。
- 【例1】◯kg単位で引き取る「重量買取」
- 【例2】宅配買取でブランド品に混ぜれば一部引き取ってくれるケース
- 【例3】地域のリサイクルショップで「状態次第で検討」
こうしたサービスは、あくまで店舗ごとの対応に左右されるため、一律で「売れる」「売れない」と断定できないのが実情です。
売却を検討している方は、事前に店舗ごとの取扱基準を確認するのが鉄則です。
どうしても売れない場合の処分方法は?
もし買取が難しい場合でも、まだできることはあります。
寄付やリサイクル回収
ユニクロやH&Mなどは、着古した服を回収し、リサイクルプログラムとして再利用する取り組みを行っています。
お金にはなりませんが、クローゼットの整理として割り切るのであれば利用価値があります。
フリマアプリの活用
メルカリやラクマなら、「まとめ売り」などで思いがけず売れることもあります。
送料込みで利益が見込めるかをしっかり計算するのがコツです。
ジモティーでも取引が可能ですが、売れる見込みが高いのはメルカリやラクマの方になります。
処分を前提とした地域ごみ
どうしても行き場がない場合は、自治体のルールに沿った「衣類ゴミ」として適切に処分しましょう。
それなりの価格で売るなら「フリマアプリ」一択
ファストファッションやノーブランド服を、少しでもお金に変えたいなら、やはりフリマアプリが有力な選択肢です。
リサイクルショップではほとんど値段が付かないことが多い一方、フリマアプリでは個人間取引のため、状態が良ければそれなりの価格で売れるチャンスがあります。
代表的なアプリは以下の通りです。
- メルカリ
- ラクマ
- ヤフオク
この中でも、ファストファッションやノーブランド服が特に売れやすいのはメルカリです。
理由は、ユーザー層が幅広く、10代~30代の若い世代が多いため、プチプラアイテムへの需要が高いこと。
また、取引のスピード感も他のアプリに比べて圧倒的です。
今回はメルカリで売る方法を解説!
では、実際にメルカリでノーブランドやファストファッションの服を売るポイントを見ていきましょう。
1. 出品前のチェックは必須
使用感があるとどうしても売れにくくなるので、できるだけ綺麗に整えてから撮影します。
軽いシワはアイロンで整え、毛玉なども取っておくと◎。
春物は2月~3月、夏物は5月頃までに出すと売れやすいです。
季節外れだと、なかなか動きません。
2. 魅力的な写真を撮る
自然光の下で、床や壁を白っぽい背景にして撮るのがポイントです。
平置き+ハンガー掛けの両方を用意し、形やシルエットが伝わりやすくなり、購入意欲を高めます。
タグやブランドロゴも写すのも大きなポイント。
GUやユニクロなど、見慣れたロゴは購入時の安心材料になります。
写真を撮影したら、出品してみましょう。
スマホから写真をアップロードし、商品名や説明を加えていきます。
3. 商品説明文は「誠実+簡潔」
メルカリの購入層はスピード重視なので、長すぎる説明は逆効果。
ただし最低限のポイントは押さえる必要があります。
含めるべき情報
- ブランド(GU、H&Mなど)
- サイズ・色・素材感
- 着用回数・状態
- シーズンや用途(例:オフィスカジュアル、ママコーデ など)
4. 値付けのコツ
ノーブランドやファストファッションは、高値設定では動きません。
目安は「購入価格の2割~3割」。たとえば、元値2,000円のアイテムなら、400円~600円が現実的です。
また、送料込みが鉄則です。送料別にすると、売れる確率が大きく下がります。
5. まとめ売りで単価アップ
単品だと利益がほとんど出ない場合は、同ジャンル・同サイズでまとめ売りがおすすめです。
こうすることで、1点あたりの送料負担が減り、結果的に手取りが増えることも。
このような感じで、複数のアイテムをまとめて買いたいという依頼も来ます。
この時はまとめ売りのチャンスですが、割引率や送料との兼ね合いをしっかり考えてから売却を検討しましょう。
6. 丁寧な対応で高評価を狙う
プチプラ服は「安いから適当でいい」というわけではありません。
メルカリは評価システムが超重要なので、梱包・発送も丁寧に行い、コメントへの返信も迅速にすることが、長期的には成功のカギです。
プチプラ服もメルカリならお金になる可能性がある!
「安物だから売れない」と決めつけるのはもったいない!メルカリはプチプラ服の需要がしっかりあるプラットフォームです。
写真や説明、値付けのコツを押さえるだけで、想像以上にスムーズに売れることも珍しくありません。
もちろん、もっと詳しいコツや「おすすめ出品例」は、当サイト内の【フリマアプリで服を高く売る方法】ページで解説していますので、ぜひご覧ください!
→不要になった服を売る!おすすめフリマアプリまとめ!自宅でかんたん&お得に現金化
ここまで、ファストファッション・ノーブランド服の買取事情や処分方法の「触りの部分」をご紹介しました。
しかし、実際には「どこなら売れるのか?」や「少しでも高く売るコツ」、「他に処分方法は無いの?」など、もっと知りたい!という方も多いと思います。
「服が多すぎて困っている」「捨てる前に、できることは全て知りたい」そんな方はぜひチェックしてみてください。
→いらない服は売るor捨てる?ノンブランド服を処分する方法まとめ
プチプラ服の売却は“知識”がカギ
プチプラ服=「売れない」「値段がつかない」と思い込みがちですが、実は売り方次第でしっかりお金に換えることも可能です。
特に、ファストファッションやノーブランド服は、市場の動きや売却ルートを理解しておくことが重要です。
この記事でご紹介した通り、店舗での買取は難易度が高いものの、フリマアプリを活用すれば、それなりの価格で売るチャンスが広がります。
さらに、季節感や商品の見せ方を工夫することで、購入希望者の目を引きやすくなり、「こんな服でも売れるんだ!」という発見もあるでしょう。
もう一つ忘れてはいけないのは、「処分」も立派な選択肢であるということ。
リサイクル回収や寄付といった方法も視野に入れることで、不要になった服を最後まで無駄なく使い切ることができます。
プチプラ服を賢く手放すには、ただ「売る」だけではなく、
- どこで売るか
- いつ売るか
- どう見せるか
を意識することがカギです。
クローゼット整理は、暮らしをすっきりさせる絶好の機会。
せっかくなら、次に役立つ「お金」や「経験値」に変えていきましょう。