「クローゼットの中が服でいっぱい…」
「もう着ない服、どうしよう?」
そんなときに活用したいのがフリマアプリです。
スマホひとつで出品でき、不要な服がお金に変わるだけでなく、次の誰かに使ってもらえるのが魅力。
最近では、ブランド服からノーブランド、子供服まで幅広く売れるアプリが増えており、使い分けることでよりお得に活用できます。
この記事では、不要になった服を売りたい方におすすめのフリマアプリを一挙ご紹介。
それぞれの特徴や向いているアイテム、手数料なども比較しながら解説します。
フリマアプリを使うメリットとは?
最近は「服を捨てる」のではなく、「売る」人が増えています。
その背景にあるのが、誰でも気軽にスマホ1つで出品・販売ができる“フリマアプリ”の普及です。
「リサイクルショップより高く売れることがある」
「買取では値段がつかなかったノーブランド服も売れた」
そんな声が多く、フリマアプリは不要な服を処分する手段として、すっかり定番となりつつあります。
フリマアプリを使うことで得られる代表的なメリットを整理してご紹介します。
✅ スマホだけで完結するから手軽
✅ ノーブランドでも売れるチャンスがある
✅ 自分で価格を決められる
✅ 買取よりも高値で売れることがある
✅ リサイクル・エコな選択肢としても◎
一方で、発送作業ややり取りの手間が発生する点には注意が必要です。
おすすめフリマアプリ一覧
現在、不要な服を売るためのフリマアプリは多数ありますが、それぞれ使いやすさ・手数料・出品方法・売れる傾向に違いがあります。
ここではまず、特に利用者が多く、服を売るのに向いている代表的なアプリを4つピックアップ。
「とりあえず試してみたい」「迷ったらこれから始めたい」という方におすすめの王道アプリです。
1. メルカリ
利用者数No.1の王道フリマアプリ
国内最大級のフリマアプリであり、圧倒的な利用者数を誇ります。
初心者でも使いやすく、ノーブランドでも売れる可能性が高いため、「最初の1枚を売る」にはぴったり。
- 利用者数:約2,200万人以上
- 販売手数料:10%
- 特徴:誰でも簡単に出品可能。ブランド・ノーブランド問わず幅広く売れる
- 向いている人:初めてフリマアプリを使う人/売れる確率を重視したい人
2. ラクマ(旧フリル)
販売手数料が安い&楽天ポイントが貯まる
販売手数料の安さが魅力で、「同じアイテムでも利益を多く残したい」という方に向いています。
楽天ユーザーならさらにポイント連携などのメリットも。
- 販売手数料:6.6%(楽天ペイ利用で実質還元あり)
- 特徴:楽天IDとの連携が可能。手数料の安さが魅力
- 向いている人:楽天経済圏のユーザー/少しでも利益を残したい人
3. PayPayフリマ
出品はラク、価格交渉なしで手間いらず
出品作業がとにかくラクで、価格交渉がないシンプル設計が特徴。
ヤフーやPayPayを日常的に使っている人にとっては、非常にスムーズな取引が可能です。
- 販売手数料:5%(キャンペーン変動あり)
- 特徴:価格交渉機能なし。即購入・即発送型
- 向いている人:出品の手間を省きたい人/Yahoo!ショッピング利用者
4. minne(ミンネ)
ハンドメイド中心だがオリジナル服にも◎
ハンドメイド系のイメージが強いですが、オリジナルアレンジの服やリメイク品などにも適しており、一点物や個性派デザインを売りたい人に支持されています。
- 販売手数料:10.56%
- 特徴:ハンドメイド作品に特化。個性的な服やアレンジ品も売れる
- 向いている人:リメイク・自作ファッションを販売したい人
5. ZOZOTOWN買取・ZOZOフリマ(ZOZO USED)
ブランド古着に強い
ブランドアパレル専門のサービスとして、きれいめ・百貨店系ブランドを売りたい人には非常に心強い存在。
査定の信頼性も高く、ファッションに特化している安心感が特徴です。
- 手数料:出品方式により異なる/委託販売形式
- 特徴:ブランド品に特化。アパレル系なら安心のZOZOブランド力
- 向いている人:きれいめブランド・百貨店ブランドを売りたい人
6. ヤフオク!
オークション形式で相場より高く売れることも
オークション形式を選べる点が最大の魅力。
ノーブランドやマニアックなデザイン、セット売りに強く、「相場よりも高く売れるチャンス」を狙いたい方におすすめです。
- 販売手数料:10%(Yahoo!プレミアム未加入時)
- 特徴:オークション形式・即決形式を選べる。PayPay連携あり
- 向いている人:マニアックな服やセット売りをしたい人
7. BUYMA(バイマ)
インポート系・新品ブランド服の販売に
海外インポート・ブランド品に特化した販売プラットフォーム。
新品・未使用でタグ付きのアイテムを売りたい方、特に「海外通販の買いすぎアイテム」などがある人に適しています。
- 販売手数料:出品者ランクにより5.5%〜7.7%
- 特徴:海外ブランドを中心に取引されるフリマ型セレクトモール
- 向いている人:並行輸入品・新品のブランドアイテムを売りたい人
8. モバオク
月額制&シンプルなシステムで根強いファンも
長年の歴史を持つ月額制フリマアプリ。
マニアックなアイテム・古着・コアなファン向けの服を出品したい人に向いています。
出品数の制限がなく、大量出品やまとめ売りに強いのもポイントです。
- 販売手数料:無料(月額330円)
- 特徴:シンプルなUIと根強いユーザー層。出品数制限なし
- 向いている人:大量に出品したい/昔から使っている人
9. カウシェ
シェア購入型の新感覚フリマ(※服以外にも対応)
フリマというより“共同購入型”という新しい形のサービスですが、複数人で新品商品をシェア購入したり出品者としても参加できるアプリです。
服そのものというより、アパレル雑貨や福袋系のアイテム処分に適しています。
- 販売形式:フリマとは異なる共同購入型
- 特徴:売買というより“みんなで買ってお得”がテーマ
- 向いている人:新品未使用品を複数人で売りたい・買いたい人向け
10. ジモティー
地元で直接やり取り!配送なしで売れるフリマ掲示板
ジモティーは特に、「もう捨てようか迷っているけど、まだ使える服を誰かに譲りたい」という時におすすめです。
他のフリマアプリでは値がつかないようなアイテムでも、“もらってくれる人が見つかる”可能性があるため、断捨離や大量処分と相性抜群です。
- 販売手数料:無料(直接取引が基本)
- 特徴:全国の地域別に出品・検索できる地元密着型フリマサービス。配送不要の“手渡し”が基本スタイル。家具や家電、衣類のまとめ処分におすすめ
- 向いている人: 配送が面倒な人・ノーブランド服をまとめて処分したい人・近所で引き取り手を探したい人
どのアプリを選べばいい?目的別おすすめまとめ
ここまでさまざまなフリマアプリをご紹介してきましたが、「結局どれが自分に向いているのか分からない…」という方も多いのではないでしょうか?
実は、アプリごとに得意なジャンルやユーザー層が異なり、「目的に合わせて使い分ける」のが一番効率的。
高く売りたいのか、手間を減らしたいのか、ブランド服なのかノーブランドなのか…によって最適な選択肢も変わります。
以下の比較表では、目的やシーンごとにおすすめのフリマアプリをまとめました。
ぜひあなたのニーズにぴったりのアプリを見つけてください。
目的・状況 | おすすめアプリ | 理由・ポイント |
---|---|---|
初めてで売れる確率を重視したい | メルカリ | 利用者数が圧倒的。ブランド・ノーブランド問わず売れやすい |
販売手数料をできるだけ抑えたい | ラクマ、PayPayフリマ | メルカリより手数料が低めで利益を残しやすい |
ブランド服を高く売りたい | ZOZO USED、BUYMA | ブランドに特化した販路で価値をしっかり評価される |
ノーブランドやまとめ売りをしたい | メルカリ、ヤフオク | セット販売しやすく、検索されやすい設計 |
ハンドメイド・個性派を売りたい | minne | 手作り・一点物に強く、特化したユーザー層がいる |
マニアックな服・古着・中古セットを売りたい | ヤフオク、モバオク | オークション形式や大量出品向き |
フリマアプリで高く売るコツ
「せっかく出品したのに、なかなか売れない」
「安くしないと売れないのかな…」
そんな経験、ありませんか?
実は、ちょっとした工夫や事前準備をするだけで、フリマアプリでの売れ行きや価格は大きく変わります。
服を高く売りたいなら、「ただ出す」だけでは不十分。見せ方・タイミング・手間のかけ方次第で印象も価値も変わります。
この記事では、フリマアプリで服を少しでも高く・早く売るための具体的なコツを、5つの視点から徹底解説します。
コツ① 出品前の“ひと手間”で印象UP!清潔感のある見た目に整える
洋服の「状態」は最重要項目。
購入者が真っ先に見るのが「商品の状態」です。
たとえ人気ブランドでも、シワ・毛玉・ホコリ・匂いがあると査定(=購入希望)から外されてしまいます。
出品前のおすすめケア
- 洗濯・スチーム・アイロンでシワを伸ばす
- 毛玉取り機でニットやスウェットを整える
- コロコロでホコリやペットの毛を除去する
- 軽く香りを飛ばして中性の匂いに(香水臭NG)
手をかけた分だけ、「この人は丁寧な出品者だな」と信頼されやすくなり、購入率UPと価格の維持にもつながります。
コツ② タイトルと説明文は“検索される言葉”を意識する
売れる商品には「伝わるタイトル」があります。
出品画面に表示される「商品名」は、ユーザーが検索する際のキーワードにもなります。
曖昧なタイトルよりも、具体的に・シンプルに・魅力的にが鉄則です。
【NG例】
「可愛いトップス」→ 検索に出にくく、誰向けかも不明
【OK例】
「ユニクロ×マルニ コラボブラウス Mサイズ 黒 美品」
説明文に入れたい基本情報
- ブランド名
- サイズ(S/M/Lなど)
- カラー・素材
- 購入時期と着用回数
- 傷や汚れの有無(正直に)
- 身長や体型との相性も書けると親切
安心感のある説明=購入決定の後押しになります。
コツ③ 写真は“明るく・大きく・情報たっぷり”を意識
写真は“売れるかどうか”を左右する最大のポイント。
購入者は写真を見て「買う・買わない」を決めます。
少ない・暗い・ボケている・背景が散らかっている… これではチャンスを逃してしまいます。
写真の撮り方の基本テク
- 自然光の入る明るい場所で撮影
- 背景は白や無地の壁や床に
- 正面・背面・アップ・タグなどを含めて5〜8枚程度
- ハンガーやトルソーを使うと清潔感アップ
- スマホのカメラでもOK。加工は最小限に
「届いた商品が思っていたのと違った」と思われないよう、忠実に写すことが信頼に繋がります。
コツ④ 出品タイミングと価格設定にひと工夫!
シーズンに合わせて“売りどき”を逃さないのが大きなポイント。
服は「今すぐ着たいアイテム」が売れやすい傾向にあります。
たとえば、真冬にTシャツ、真夏にダウンジャケットを出してもなかなか売れません。
アイテム例 | 出品のベスト時期 |
---|---|
春物(シャツ・カーディガン) | 2月〜3月 |
夏物(Tシャツ・ワンピース) | 4月〜6月 |
秋物(長袖・薄手ニット) | 8月〜9月 |
冬物(アウター・ダウン) | 10月〜11月 |
価格設定は「少しだけ強気」にスタートして様子を見るとよいです。
いきなり最安値にしてしまうと、値下げ交渉の余地がなくなって損する可能性も。
まずは「相場より+10〜20%程度」で出し、反応を見て微調整していくのが◎。
コツ⑤ 対応の丁寧さは“高評価”と“次回購入”につながる
フリマアプリでは、取引後に出品者の評価が残るため、やり取りの印象が重要になります。
売れてからも気を抜かない!
- メッセージはなるべく当日中に返信
- 発送は「発送予定日」より早めに
- 梱包はシワになりにくいよう清潔に丁寧に
- 謝辞やお礼メモがあればさらに好印象
高評価を得ることで、リピーターや購入率の向上にもつながります。
ちょっとの工夫で“売れない”が“売れる”に変わります。
フリマアプリで高く売るためには、
✔️ 見た目を整える
✔️ 写真をしっかり撮る
✔️ 伝わる文章で出品する
✔️ タイミングと価格に気を配る
✔️ 丁寧な対応を忘れない
この5つのポイントを押さえるだけで、売れ残りを防ぎ、適正価格で満足のいく取引がしやすくなります。
「売れない」と感じている人ほど、ぜひ一度、今回のコツを実践してみてください。
服の処分は「売って得する」時代へ
着なくなった服、サイズが合わなくなった服、もう飽きてしまった服――
捨てるのではなく、必要としている誰かに届けて、お小遣いもゲットできるのがフリマアプリの魅力です。
自分のスタイルやライフスタイルに合わせて、最適なアプリを選べば、ムダなくスッキリした暮らしとちょっと嬉しい収入が手に入ります。