ラテカラー、コーヒーにミルクを溶かしたような、やわらかくて心地いい色たち。
ベージュ、アイボリー、ミルクティー、キャメル…
どれも主張しすぎず、でもふわっと空気を変えてくれるような、独特のあたたかさと清潔感をまとっています。
この夏は、そんなラテカラーがとびきり優しく、でも今っぽく進化中。
透け感のある素材や、揺れ動くシルエット、そしてほんの少しの光を添える小物たち。
淡い色のレイヤードが、肌にも心にもすっとなじんで、大人の余裕とときめきを両立してくれるんです。
今回は、2025年夏のトレンドを取り入れながら、20代〜30代の女性に向けた
「夏のラテカラーコーディネート10選」をご紹介します。
Contents
- 1 夏のラテカラーの10パターンコーディネート
- 1.1 1. とろけるバニラベージュに風が遊ぶ、ナチュラルフェミニン
- 1.2 2. カフェラテみたいな濃淡で魅せる、大人のリラックス感
- 1.3 3. 太陽に映える、キャメルベージュのリゾートスタイル
- 1.4 4. ピスタチオとオートミールの、夏のやさしいニュアンス配色
- 1.5 5. ミルクティーに溶け込むような、ワントーンでつくる優しさ
- 1.6 6. ときめきは淡色のなかに。エクリュワンピで大人ガーリーに
- 1.7 7. ひんやりとした砂の色。グレージュが主役のシンプル美
- 1.8 8. 朝露のような淡ブルーを忍ばせて、透明感のラテミックス
- 1.9 9. アーモンドミルクの色でつくる、オフィスでも浮かない甘さ
- 1.10 10. サンセットラテな色合わせで、夕暮れの風をまとって
- 2 ラテカラーコーディネートのポイント
- 3 ラテカラーがくれる、夏の静かな自信
夏のラテカラーの10パターンコーディネート
1. とろけるバニラベージュに風が遊ぶ、ナチュラルフェミニン
ひとさじのバニラを混ぜたような、やわらかくて儚い色合い。どこまでもナチュラルで、でもほんの少しだけきちんと感を香らせたこのコーデは、まるで木陰で揺れる風のよう。
バルーンスリーブのふくらみが、動くたびに表情を変えて、話さずともやさしさが伝わる。
淡く溶けるような色のグラデーションは、きっと周囲に安心感と清涼感を届けてくれるはず。
頑張りすぎず、でも素敵でいたい、そんな夏の日に寄り添う、大人のフェミニンスタイルです。
使用アイテム一覧
・ライトバニラのバルーンスリーブブラウス
・サンドベージュのリネン混ワイドパンツ
・アイボリーのバレエシューズ
・生成りのバンブーハンドルバッグ
2. カフェラテみたいな濃淡で魅せる、大人のリラックス感
ほんのり苦くて、でもまろやかで優しい。
カフェラテのようなこのスタイルは、色の濃淡がつくり出す絶妙な奥行きが魅力。
モカブラウンのシアーシャツが肌にかすかに透け、そこに重ねたミルクベージュのキャミワンピースが、柔らかく女性らしさを引き立てます。
甘すぎないのに、どこかセンシュアル。
静かなカフェの午後、心をふっと緩めたい瞬間に選びたくなる。
力の抜けた美しさと、ほんのり香る色気が共存するラテカラーの魔法です。
使用アイテム一覧
・カフェモカのシアーシャツ
・ミルクベージュのキャミソールワンピース
・キャメルのスクエアトゥサンダル
・ライトブラウンの巾着バッグ
3. 太陽に映える、キャメルベージュのリゾートスタイル
陽射しに映えるキャメルベージュが、太陽と親しげに語り合っているようなこのコーデ。
少しだけ肌を見せるコンパクトなトップスと、ふわりと広がるリネンスカートが描くシルエットは、夏の風景と調和する自然美そのもの。
余白のあるデザインとナチュラルな素材感が、まるでリゾート地にいるような開放感を演出してくれます。
都会にいながらも、心だけはどこか遠くへ旅しているような気持ちになれるスタイル。
日常に、ほんの少しの非日常を忍ばせて。
使用アイテム一覧
・ライトブラウンのパフスリーブトップス
・ナチュラルベージュのリネンフレアスカート
・ブラウンのストラップサンダル
・生成りの麦わら帽子
4. ピスタチオとオートミールの、夏のやさしいニュアンス配色
まるでやさしさを色で表現したような、ニュアンスカラーのレイヤード。
ピスタチオの淡いグリーンとオートミールの穏やかなベージュが調和して、視線にすっと溶け込むような静けさをまといます。
個性を主張しすぎず、それでいてセンスの良さがじんわりとにじむのがこの配色の魅力。
オフィスでも、街でも、誰かの心を和らげるような、調律のとれた色の重なり。
ラテカラーの幅をやさしく広げてくれる、上品で知的な大人のニュートラルスタイルです。
使用アイテム一覧
・ピスタチオグリーンの薄手カーディガン
・オートミールのテーパードパンツ
・グレージュのローファー
・エクリュのレザーショルダーバッグ
5. ミルクティーに溶け込むような、ワントーンでつくる優しさ
肌にすっとなじむ、ミルクティーのような淡いベージュのグラデーション。
目立ちすぎないけれど、印象にはしっかり残る。そんな絶妙なニュアンスが、女性らしいやわらかさと、どこか凛とした静けさを同時に叶えてくれます。
上下同系色でも、異なる素材やシルエットを重ねることで、単調にならず奥行きのある仕上がりに。
夏の陽射しにも、クーラーの効いた室内にも映える、“癒し”と“洗練”が溶け合ったワントーンスタイルです。
使用アイテム一覧
・ミルクティーベージュのノースリーブニット
・ミルクティーベージュのプリーツパンツ
・キャメルベージュのミニボストンバッグ
・ヌーディーベージュのフラットミュール
6. ときめきは淡色のなかに。エクリュワンピで大人ガーリーに
少女のような可憐さと、大人の余裕がやわらかく重なるエクリュのワンピース。
白よりもあたたかく、ベージュよりもやさしいこの色合いは、心にそっと花を咲かせるような存在感があります。
ティアードの切り替えが生み出す動きのあるラインが、歩くたびに軽やかに揺れて、まるで感情までふんわりと浮かび上がるよう。
小物にはナチュラル素材を添えて、都会の中に“自然体”の美しさを描き出す。
控えめで、でも忘れられない、そんな余韻を残すコーディネートです。
使用アイテム一覧
・エクリュのティアードワンピース
・キャメルブラウンのクロスサンダル
・ナチュラルウッドのウッドビーズブレスレット
・生成りのペーパー素材バッグ
7. ひんやりとした砂の色。グレージュが主役のシンプル美
グレージュという色が持つ独特の冷静さと温もり。その中間にある“余白”が、このコーディネートの魅力です。
無駄を削ぎ落としたようなシンプルさの中に、しっかりとした美意識が宿るスタイル。
どこかモードな空気をまとうグレージュのリブTと、白のセンタープレスパンツ。
まるで夏の空気を洗い流すような、清潔感と知性が漂います。装いに静けさを求めたくなる日こそ、この配色に身をゆだねて。
使用アイテム一覧
・グレージュのリブTシャツ
・ピュアホワイトのセンタープレスパンツ
・モカベージュのメッシュトートバッグ
・ベージュのシンプルサンダル
8. 朝露のような淡ブルーを忍ばせて、透明感のラテミックス
淡く光るベージュのシャツワンピに、首元のペールブルーが静かにきらめく。
まるで朝露が落ちる一瞬のように、清らかでやさしい空気をまとったコーディネートです。
あくまで主役はラテカラー。でも、そこに小さな彩りを忍ばせることで、いつもの優しさに透明感というスパイスを加えて。
色で語る繊細な感性を、大げさじゃなく、でも確かに表現するスタイル。
誰かに会いたくなる朝に、そっと選びたくなる装いです。
使用アイテム一覧
・ベージュのシャツワンピース
・ペールブルーのシルクスカーフ
・キャメルベージュのトングサンダル
・アイボリー×クリアのクリアポーチ付きバッグ
9. アーモンドミルクの色でつくる、オフィスでも浮かない甘さ
アーモンドミルクのような、少しとろみを感じるベージュ。
やわらかく、でも曖昧にならないこの色は、オフィスでも好印象を叶えてくれる“優しさと信頼感”の色。
とろみブラウスとセミワイドパンツを合わせたこのスタイルは、見た目以上に心地よいゆとりを感じさせてくれます。
きちんと感を大切にしながらも、肩の力を抜いた空気を纏う。
そんな現代の働く女性の姿を映したような、洗練されたラテコーデです。
使用アイテム一覧
・アーモンドベージュのとろみブラウス
・ライトキャメルのセミワイドパンツ
・モカのバックストラップパンプス
・ベージュの型押しレザートート
10. サンセットラテな色合わせで、夕暮れの風をまとって
一日の終わり、空が少しずつ茜色に染まりはじめるあの時間。そんな情景を映したような、サンセットラテのコーディネート。
赤みを帯びたブラウンとアプリコットベージュのやさしいグラデーションが、見る人の心をそっとあたためてくれる。
ギャザースカートの揺れや、クリアヒールのきらめきが、静かな余韻の中でそっと物語を紡いでいく。
センチメンタルで、でもどこか幸福感に満ちた、感情に寄り添う色のコーディネートです。
使用アイテム一覧
・サンセットブラウンのノースリーブトップス
・アプリコットベージュのギャザースカート
・ベージュの巾着ミニバッグ
・シャンパンカラーのクリアヒールサンダル
ラテカラーコーディネートのポイント
ラテカラーは、ただ「やさしい色」というだけで終わらせない奥深さがあります。
ベージュ、アイボリー、キャメル、ミルクティー、アーモンドミルク、そして淡いグレージュやピスタチオまで――色合いのトーンが絶妙だからこそ、配色やシルエット、素材選びによって印象が大きく変わります。
ここでは、ラテカラーコーディネートをより洗練させるためのポイントをまとめました。
1. 同系色のグラデーションで“とろみ感”を出す
ラテカラーの魅力は、濃淡の差を生かしたグラデーションにあります。
バニラ×ミルクティー、モカ×ベージュなど、トーン違いの組み合わせで、やわらかく立体的なコーディネートが完成します。
色味が近いため、全体のバランスが取りやすく、抜け感のあるこなれた印象に。
2. 素材で変化をつけて、のっぺり回避
淡色は一歩間違えると“膨張して見える”ことも。
その分、素材の質感を意識することで奥行きを出すのがコツです。
シアー素材やリネン、プリーツ、リブなど、異なる質感を重ねることで単調にならず、視覚的なリズムが生まれます。
3. ナチュラル系小物で“都会すぎない”バランスに
ラテカラーはきれいめにもフェミニンにも転びやすいため、ウッドビーズやペーパー素材のバッグ、麦わら帽子など、少しラフな小物を添えることでナチュラルな抜け感が生まれます。
キメすぎない“こなれ感”が、日常にちょうどいい装いにしてくれます。
4. 白ではなく“生成り”や“エクリュ”を選ぶ
明るさを足したいとき、真っ白よりもエクリュや生成りを選ぶと、ラテカラーとの調和が取りやすくなります。
白すぎないやさしい白が、全体の空気感を壊さずに引き締めてくれる絶妙なアクセントになります。
5. 静かな“色気”は、ラテカラーでこそ引き立つ
ラテカラーには、強い主張がない分、雰囲気で魅せる力があります。
肌の透け感や、首元・足元の抜けなど、ほんの少しのディテールで、品のある大人の色気が生まれます。
派手ではないのに印象に残る、それがラテカラーの大きな魅力です。
6. 季節感を忘れずに、夏は“軽やかさ”を意識
夏にラテカラーを取り入れるときは、風通しのいいシルエットや、淡い寒色を差し色にすると、爽やかさが引き立ちます。
ペールブルーやピスタチオグリーンなどの微差し色は、ラテカラーとの相性も抜群で、涼しげな印象に仕上がります。
7. コーデ全体で“やさしさ”を語る
ラテカラーは、強いメッセージではなく、心に寄り添うようなニュアンスで語るスタイル。
フェミニンもナチュラルもモードも受け止めてくれる包容力があるからこそ、色だけでなくスタイリングそのものに“やわらかさ”を織り込む意識が大切です。
ラテカラーがくれる、夏の静かな自信
やわらかいのに、ブレない。
優しいのに、ちゃんと洒落てる。
そんなラテカラーの魅力は、ただ“可愛い”では終わらない静かな強さを秘めています。
夏の日差しに映える淡色たちは、空気をふわっとやわらげながら、肌に優しく寄り添い、「頑張らないおしゃれ」を叶えてくれます。
そしてそれは、自分らしさを大切にする女性たちにぴったりのスタイル。
今回の10コーデを通して感じたのは、色には空気を変える力があるということ。
忙しい日々の中でも、ふと気持ちが整うような、そんなラテカラーの持つ“余白の美しさ”を、ぜひ日常に取り入れてみてください。
次の季節が来るまで、ラテカラーと過ごす夏を、どうか丁寧に味わって。
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