ちまたで目にした「痛いファッション」という文字に、「私のファッションはどう見られているんだろう?」と不安を感じていませんか?
仕事や家庭に忙しい40代に突入してから、この言葉を意識するようになったという人も多いようです。
わかるようでわからない「痛い」の基準や、どうすれば改善できるのかについても気になりますよね。
この記事では、「痛いファッション」に注目して、「痛くないファッション」に向けてのヒントを探ります。
Contents
40代女性にとっての痛いファッションとは?
大人世代にとっての「痛いファッション」をリサーチすると、周囲からそう思われるファッションは、いくつかのタイプに分かれていることが見えてきます。
- 露出の多いファッション
- 年齢に合わないファッション
- チープに見えるファッション
これだけでは、まだあいまいで分かりにくいので、それぞれの詳細をチェックしてみましょう。
①露出の多いファッション
性別や年代を問わず誰もが困惑してしまうのが、過度に露出が多いファッションです。
胸の谷間が見えるほど開いたトップスや太ももがあらわになるミニスカートは、目のやり場に困るうえに清潔感に欠けてしまいます。
露出というのは肌を出すだけでなく、ボディラインの拾い具合や透け具合なども含まれます。
ぴたぴたのニットやワンピース、そして下着が透けるようなブラウスも要注意です。
②年齢に合わないファッション
可愛らしいファッションを好む女性は多く、そういったアイテムを提供するブランドは人気があります。
しかし、子供服のようなデザインや甘すぎる色柄は、大人が着ると目にした人に違和感を与えやすく、公共の場では浮いてしまう可能性が高いでしょう。
また、20代や30代前半で似合っていたトレンド満載のコーディネートも、「頑張りすぎ」や「痛い」という印象を与えやすく、40代では痛いと感じる人が多いようです。
③チープに見えるファッション
最近ではプチプラ服のクオリティが上がり、価格が手頃でも素敵に見えるファッションを楽しめるようになりました。
ただし、安価な服の中には生地の質や縫製がよくないものもあり、大人が着るにはシワや毛玉が気になる場合もあります。
また、高価な服や小物であっても、古かったり状態がよくなかったりすると、清潔感を損ねてしまうことがあるため、総じてチープに見えるようなファッションには気をつけたいものです。
これまでの服が痛いファッションになるのはなぜ?
すでに気づいた方もいらっしゃると思いますが、上にあげたようなファッションは、20代や30代で着ていても違和感を与えないものがほとんどです。
露出が多いファッションは、肌に張りがあればヘルシーに着こなせますし、可愛い服はその年代の魅力を引き立てます。
一目でプチプラとわかる服でも、お小遣いでじょうずにやりくりしているように感じられるでしょう。
ところが、年齢を重ねて体形やお肌の質が変わってくると、パーツのたるみやお肌のくすみなどがあらわれ、露出の多い服を着るとそれが強調されやすくなります。
また、服の質や縫製に問題があれば、着ている人にもマイナスのイメージを与えがちです。
違和感、不安感、不潔なイメージは、できれば避けたいものですよね。
多様性の時代でも「痛いファッション」を避けたい理由とは?
このところファッション業界では、「多様性」や「自分らしさ」というキーワードがトレンドです。
「それぞれの個性やライフスタイルを大切にして、好きなファッションを楽しもう」という時代になりつつあるということです。
しかし、相手のことも大切にしようと考えた場合、シーンに合わせて服を選ぶという視点が必要になることがあるでしょう。
ファッションに限らず、公共の場で様々な人と接する場合には、エチケットとして清潔感や身だしなみが重要となります。
それが満たされていれば、自然と相手に安心感を与えるでしょう。
シーンの線引きさえできていれば、プライベートの服装はあなたの自由です。
痛いファッションの改善コーディネート
ここから先は、痛いと思われがちなファッションの改善コーディネートをご紹介します。
「露出の多いファッション」の改善コーディネート
Vネックは前かがみを想定してチョイス
顔まわりがシャープに見えるVネックは大人の強い味方です。
しかし、開きが深すぎると胸元が見えてしまい、だらしない印象になります。
着たときに露出しすぎないことはもちろん、前にかがんだ状態でどうなるかも意識して、痛くならない1枚を選びましょう。
同じVネックでも、浅めのアイテムを選べば安心です。
顔周りのカバーはもちろん、きちんと感も備わって、大人らしい着こなしにアレンジすることができますよ。
バックコンシャスは控え目に
大人の肌見せアイテムとして人気のある、背中が開いたバックコンシャスなトップス。
ほかの部分を見せるより抵抗が少ないと好評ですが、あまりに開きすぎていると痛いと思われてしまうことも…。
対象年齢が低いブランドでは、トレンドをストレートに取り入れたアイテムが多く、大人がうっかり手を出すと痛いファッションになってしまいがち。
40代向けのアイテムが充実したブランドで、開きが控え目なアイテムを選び、大人ならではのおしゃれを楽しみましょう。
Vネック同様、やはり開きすぎは痛く見られがちなので、浅めのものがベスト。
シンプルなデザインを採用すれば、きちんと感のある印象も取り入れやすいです。
シアー素材は使い方に注意
トレンド継続中のシアー素材も、40代が使い方に気をつけたいものの1つです。
下着が透けるといやらしく見えてしまうので、必ずキャミソールやタンクトップを着るようにしましょう。
フロントの部分が透けないデザインを選ぶのもおすすめです。
特に、外では光を受けて透けやすくなるので、自宅で見て大丈夫そうに感じた服でも、きちんと対策をしておいた方が安心です。
シアー素材は、レイヤードして着用することを意識しつつ、露出を控えめにできるような工夫をしたいところです。
ワンポイントとして取り入れても、女性らしさを感じさせる着こなしが叶いますので、取り入れておきたいデザインでもあります。
スキニーボトムスはブーツやレイヤードを活用
スキニーボトムスは動きやすくてスッキリ見えますが、下半身のラインをそのまま拾うため、ボトムスの中でも危険度は高めです。
40代が無理をしないで着こなすには、ロングブーツでおしゃれに隠すのがおすすめ。
この場合、ストレッチの効いたブーツだと、スキニーボトムスと同様にラインを拾ってしまいます。
筒の幅に余裕のあるスムース素材を選べば、シルエットが整い脚がきれいに見えるでしょう。
窮屈に見えがちなスキニーパンツですが、実は思いのほか動きやすく、履き心地が良いのが特徴です。
ブーツ合わせでカバーする方法の他に、ミニワンピースをレイヤード着用でレギンス風に使用するのもおすすめです。
こちらも参考に
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40代女性がスキニーパンツをおしゃれに着こなす対策まとめ
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「年齢に合わないファッション」の改善コーディネート
甘いディテールは引き算で調整
フリル、花柄、パステルカラーなど、大人だって大好きなガーリーファッション。
好きなスタイルを大切にしながら大人のガーリーを叶えるなら、「デザイン」、「柄」、「カラー」のどれか1つだけを選んで、甘さを調整することをおすすめします。
スイーツ作りで砂糖の量が多いと甘くなりすぎるのと一緒で、ファッションでも甘いディテールが満載だと胸やけを起こしてしまいます。
少し足りないかな?というくらいまで引き算で調整すると、オンの場でも浮かない大人のファッションに仕上がるでしょう。
くすみカラーを上手に使って
ふんわりとしたピンクの服に、おしゃれ心がときめく女性も多いのではないでしょうか?
しかし、可愛らしさ全開のパステルピンクでは甘すぎますし、ストレートなピンクだと服とのギャップで年齢が強調され、いずれにしても違和感が生じやすくなります。
その点、適度にくすみを含んだピンクなら、落ち着きのある印象に仕上がり、程よい甘さのガーリーファッションを楽しめるでしょう。
トレンドはバランスよく
人気のコーディネートアプリなどでは、トレンドの要素を詰め込んだ着こなしが上位を占めます。
これを40代がそのまま再現しようとすると頑張りすぎているように見えて、痛いファッションに陥りやすいもの。
トレンドを取り入れるときは、「デザイン」、「柄」、「カラー」から1つか2つに絞って、ほかはシンプルにするのがおすすめです。
辛口アイテムで全体を引き締める
40代以上が可愛いデザインの服を着るときには、アイテムそのものの甘さを控える以外に、ほかのアイテムで甘さを抑えるという方法があります。
カラーは黒をはじめとするダークカラー、デザインはエッジの効いたもの、素材はスムースレザーやメタル素材などが効果的です。
甘いディテールとは対極的に、クールで辛口な印象を与えてくれて、テイストの調整に役立つでしょう。
「チープに見えるファッション」の改善コーディネート
カジュアルファッションは上品なシューズで格上げ
デニムパンツやTシャツを使ったコーデでは、動きやすさの視点で考えて、つい足元までカジュアルにまとめがち。
しかし、ここで履き古したスニーカーなどを選んでしまうと、チープさが前面に出る結果に…。
おすすめは、ローファーやブーツをはじめとするレザーシューズです。
上品に見えて歩きやすさも申し分ありません。
ボトムスは高見えアイテムをチョイス
スカートやパンツなどのボトムスは、立ったり座ったりすることで、シルエットや素材の変化が表に出やすいもの。
プチプラのブランドでボトムスを買うときは、購入者のレビューなどにも目を通して、実際に着たときにチープに見えないかどうかを判断するとよいでしょう。
低価格でも高見えするアイテムは沢山ありますよ。
アイテムは素材を意識して
ボトムスでも触れましたが、素材の良し悪しはコーデ全体の印象を大きく左右します。
アウターは布面積が大きいため、その影響も強めです。
季節の変わり目や冬場では、アウターを着ている時間が長いことも含めて、ある程度きちんとした品質のアイテムを選びたいものです。
真冬のコートの場合、少しでもウールやカシミヤが入っていると、上品な光沢が出てシワにもなりにくいでしょう。
お手入れでコンディションをキープ
着ている服がチープに見えてしまう理由の1つに、アイテムのコンディションが良くないことがあげられます。
毛玉のついたニットやシワだらけのパンツなど、忙しすぎるあまり、お手入れを怠ってはいませんか?
ブランドによっては、毛玉やシワになりにくいイージーケア機能を採用した商品も用意されています。
忙しい方やお手入れが面倒な方は、こういった商品を活用するのもおすすめです。
「好き」を大切にして「痛いファッション」を回避するには?
自分が素敵だと思うファッションを周囲から「痛い」と言われると、凹んでしまうという気持ちはわかります。
結論からお伝えすると、好きなファッションを諦める必要はありません。
むしろ、好きだと思えるファッションがあって、身に着けるたびに幸せになれるのは素敵なことです。
大切なのは、自分の「好き」を大切にするのと同じように、周囲の心地よさにも目を向けることなんです。
痛いファッションを回避するためのポイントは?
「痛い」かそうでないかは、ある場所にいる多くの人が心地よいと感じるかどうか、これが基準になるものです。
よって、シーンに合わせて服装を使い分ければ、おのずと「痛いファッション」から離れていけるはずです。
服装の使い分けでメリハリをつければ、好きなファッションも自信を持って楽しめるようになります。
ファッション情報の更新も服選びの参考になりますよ。
具体的には、以下の3点を意識してみましょう。
TPOを意識
よく耳にするTPOとは、Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合)の頭文字をとった略語です。
「TPOに合う服装」をかみ砕いて表現すると、シーンに合わせた服装ということになります。
職場ではきちんとした服装、パーティでは華やかな服装など、大人の生活では、TPOに合わせて服装を使い分けることが求められます。
ルールを把握して守ると周囲に安心感を与え、それが着る人への信頼感にも繋がるのです。
必要な場でTPOを意識できていれば、それ以外は好きな服を着て楽しめます。
周囲をチェック
自分のファッションが痛いと思われていないか悩む人の中には、日々の生活に追われて、じっくり服選びができないという人がいるかもしれません。
また、年々ファッションへの興味が薄れているという声も少なくありません。
けれども、身の回りには思いのほかファッションに関する情報が多いものです。
打ち合わせの待ち時間、周囲を見渡せば、リアルなビジネスファッションをチェックできます。
家族のお弁当を作りながらテレビの天気予報を観れば、日替わりでキャスターの服装もチェックできてしまいます。
隙間時間に無料で得られる情報を、ぜひ活用してみてください。
ファッションに関する情報を更新
ファッションの情報をチェックしようと考えたら、情報の量が豊富なのは、ファッションサイトやコーディネートアプリです。
同じトレンドでも、ディテールを取り入れるべき場所や組み合わせ方は年代で多少異なるため、大人が着こなすためのヒントを見つけるのが大事です。
40代を対象にしたサイトやアプリなら、同世代のリアルなファッションが多く掲載されていて参考になります。
頻繁にチェックしていると客観的な視点が身につき、「痛い」かそうでないかの境界線が見えてくるでしょう。
定期的にワードローブをチェックする
大人になり日々を忙しく過ごしていると、時間はあっという間に過ぎていきます。
気がついたときには、ワードローブのここからここまでに何年も手をつけていなかった、なんてことはありませんか?
いつ購入したか思い出せない服や久しぶりに着てみた服で、「痛いファッション」になるケースも多いものです。
できれば時間をとって、定期的にワードローブを見直すことをおすすめします。
40代の「痛いファッション」は少しの意識でしっかり回避!
「痛い」といわれるファッションを調べてみると、その対極にある「痛くない」ファッション、つまり、多くの人が心地よく感じるファッションが見えてきます。
これがわかると、服選びの線引きができるようになり、自分とまわりの双方が心地よくいられる、そんな着こなしが楽しめるようになってきます。
常にまわりを意識して、カンペキな服装でいる必要はありません。
今の自分自身を見つめて、まわりとのバランスを意識することからはじめてみませんか?
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