暑くなると袖の短い服を着ることが多くなりますが、二の腕を出すことに抵抗を感じている方も多いのではないでしょうか?
気になるパーツをカバーするとなると、袖の長い服や羽織りものを選んでしまいがちです。
けれども、夏場のコーディネートでは、暑さや見た目の重さも気になりますよね。
二の腕を目立たせない着こなし方やアイテムを押さえて、夏のファッションに自信を持ちましょう。
Contents
太さ、たるみ、肩幅?二の腕のお悩みは3種類!
二の腕の悩みといっても、その内容は人によって違ってくるため、まずは自分がどのタイプなのかを知っておくのがおすすめです。二の腕に関するリアルな声をチェックしてみると、お悩みが3つのタイプに分かれていることに気づきます。
- 二の腕が太め
- 二の腕がたるんでいる
- 肩ががっしりしている
1つだけに該当する人もいれば、2つが当てはまる人、あるいは全部に該当する人もいるかもしれません。次項では、お悩みごとにどのようなアイテムを選べばいいのかを解説します。
お悩みに合うアイテムを選ぶポイント
出典:BouJeloud
二の腕が太め
二の腕が太くて張りが目立つ方は、ふんわり隠せるデザインの服を選ぶと良いでしょう。具体的なデザインとしては、フレアスリーブ、ケープスリーブ、パフスリーブなどがおすすめです。袖口が締まっていると太さが強調されて逆効果なので、余裕のあるデザインを選ぶことが大事です。腕を出して着る場合は、肩から二の腕を斜めにカバーするフレンチスリーブがおすすめです。袖を折り込んだタックスリーブも、フレンチスリーブと近い感覚で使えますよ。五分袖を選ぶときには、ぴったりとしたものやラインを拾う生地を避けましょう。
二の腕がたるんでいる
大人世代になると腕の裏側の筋肉が衰えて、二の腕がたるみやすくなります。たるみは腕が細い方でも生じるため、体型そのものは変わっていないのに、これまで好きだったデザインを選べなくなったという声も少なくありません。この場合は、二の腕全体を隠すデザインの服や、腕の下部を隠せるデザインの服が有効です。透ける素材の服を使い、ヴェールをかけるようにカバーするのもおすすめです。フレンチスリーブは袖丈が長めのものが良いでしょう。ゆったりとしたボックスシルエットの服も、二の腕の下部をさり気なく隠せます。
肩ががっしりしている
肩幅が広かったり筋肉質だったりすると、その延長線上にある二の腕もがっちり見えてしまいがちです。このタイプの方が気をつけなくてはいけないのは、生地や切り替え位置の選び方です。一般的に二の腕のカバーに効くといわれているフレンチスリーブでも、張りのある生地だと、より肩幅を広く見せてしまうからです。袖が肩にかかる服は、しなやかな生地を選びましょう。また、切り替えが肩の位置や少し外側にあると、その部分から広がるフレアやギャザーが肩を強調するので注意が必要です。切り替えは肩より内側かドロップショルダーにして、フレアやギャザーは控えめなものが良いでしょう。
二の腕が気になる方におすすめのコーディネート
「フレンチスリーブ」ですっきりカバー
出典:DoCLASSE
ライトブルーのブラウスとネイビーのワイドパンツが涼しげなコーディネート。ノースリーブ未満、半袖以上のフレンチスリーブは、涼しさと腕まわりのカバーを同時に叶えてくれるところが魅力です。袖に切り替えがないことで、シルエットが女性らしく見えるのもポイント。体に沿うカットソー素材なら、肩のがっちり感が気になる方でも着こなしやすいですよ。
「五分袖」で上品にカバー
出典:DoCLASSE
五分袖のワンピースを主役にすれば、二の腕が気にならない夏の定番スタイルが作れます。五分丈の袖は肘のあたりまでが隠れるので、二の腕のカバーはもちろん、露出を抑えた上品さを狙えます。単色のシンプルな一枚を選ぶと、トレンドの小物を合わせた多彩なコーディネートを楽しめるでしょう。
「フレアスリーブ」でフェミニンにカバー
出典:Pierrot
立体的なフレアスリーブが二の腕を隠して、華やかな印象に見せてくれるブラウス。ママはブラックで大人っぽく、キッズはイエローでキュートなリンクコーデに。被って着るだけで体型カバーとコーデが完了するので、準備の時間を短縮したいママにもおすすめです。前後2wayで着用できるデザインで、気分やコーディネートに合わせて使い分けが可能です。
「タックスリーブ」でシャープにカバー
肩の部分を折り込んだタックスリーブと呼ばれるデザインは、肩や二の腕のカバーに効果があり、装いに今っぽさが漂います。肩ががっちりしている人は柔らかい素材を、なで方の人は張りのある素材を選ぶと良いでしょう。ベージュのタックスリーブトップスに黒いパンツを合わせれば、通勤向けのシャープなスタイルに。完全なノースリーブに比べて露出が少なく、オフィスに合う奥ゆかしい印象です。
「ケープスリーブ」でスタイリッシュにカバー
出典:DoCLASSE
黒のケープスリーブブラウスと同色のパンツを合わせたオールブラックの着こなしです。ケープスリーブにはいくつかの種類があるのですが、こちらのブラウスはノースリーブにケープ状の生地を重ねたデザインで、モードな雰囲気を演出できます。画像のようにスリットから腕を出したり、ケープを肩に掛けてノースリーブにしたり、一枚でまったく違った着方を楽しめるのも嬉しいですね。ヒールの靴や上品な小物で装えば、オケージョンスタイルにもぴったりです。
「パフスリーブ」でふんわりカバー
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レッド系のパフスリーブTシャツとライトブルーのデニムパンツで、夏らしいカジュアルスタイルに。ふんわりとしたパフスリーブは、二の腕を隠しながら甘さをプラスしたいときに便利です。控えめな膨らみはほのかに甘く、ボリュームがあると華やかに見えます。パフが軽めのデザインTシャツを選べば、デニムスタイルを少しだけ女性らしく仕上げたいときなど、日常使いがしやすいでしょう。
そのほかデザインスリーブのコーディネート
出典:Pierrot
袖口に幅広のレースを添えたトップスは、完全に隠さないことで抜け感を出せるアイテムです。腕をおろしたときには太い部分がきれいに隠れます。レース特有の華やかさや女性らしさがあるため、フォーマルな小物を合わせれば、パーティやお呼ばれの席にも着て行けます。カラーを抑えて甘さを調整すると大人顔に仕上がりますよ。
二の腕をカバーしたい方におすすめのアイテム
フレンチスリーブ
出典:DoCLASSE
UVカット効果のあるスラブ生地を使い、日よけアイテムとしても活躍するフレンチスリーブブラウス。二の腕のタイプを選ばない一枚です。なお、同じ素材を使ったシリーズには、タックデザインのワイドパンツも用意されているので、組み合わせてコーディネートを楽しむこともできます。ストンと着るだけで決まるデザインは、朝の着替えを短縮したいときにも活躍します。
出典:DoCLASSE
繊細な透け感と光沢で差がつくリネンのフレンチスリーブブラウス。肩の下と背中側のヨークにギャザーが入ることで、肩幅の広い人にも着こなしやすくなっているのがポイントです。腕の一番太い部分がきれいに隠れて、ノースリーブだと心配な方でも取り入れやすいですよ。気分を上げてくれる美しいカラーも魅力的です。
五分袖
出典:Pierrot
夏の五分袖を選ぶときに注意したいのは素材です。袖が長いと重く見えないか心配な方は、こちらのようなシアー素材にすると軽やかに見えます。シアーといっても繊細なラメ糸を使用しているので、透け方がとても上品です。これなら職場やきちんとした場所にも着て行けますね。薄手で通気性が良いので暑さも気になりにくいです。
出典:BouJeloud
五分袖とフレア寄りのデザインで二の腕が目立たないワンピース。シアー素材が夏らしく、薄いのでレイヤードスタイルにも使いやすいです。かごバックとトングサンダルがセットになっていて、季節感のあるコーディネートが完成します。肩に切り替えがないので肩幅も気になりません。
フレアスリーブ
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程よい抜け感が漂うフレアスリーブのワンピース。袖口にたっぷりの余裕があるため、二の腕のたるみや幅を丸ごと隠すことができます。薄手のジョーゼット素材が涼しく、夏に着る一枚として最適です。シルエットが女性らしいので、デートや食事に着て行くのにもぴったり。落ち着いた花柄が大人向きです。
出典:BouJeloud
長くトレンドが続いている白いブラウスにも、二の腕カバーに効くアイテムがたくさん登場しています。ボリューム感のある二段のフレアスリーブは、気になる部分をきれいに隠して、袖から出た腕を華奢に見せてくれます。すっきりとしたハイネック、前後差のあるラウンドカットなど、バランス良く着こなせる一枚です。
タックスリーブ
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タックスリーブにはデザイン性の高いアイテムが多く、こちらのようなスクエアをかたどったトップスも見つかります。帯状の生地が腕のまわりにつけられていて、二の腕の広い範囲をカバーしてくれますよ。肩からではなく少し下から入ったギャザーには、肩を華奢に見せる効果も期待できます。
出典:DoCLASSE
夏向きの軽くて涼しい生地で作られたタックスリーブのトップスです。大人を素敵に見せる落ち着いたピンクは、スタイリッシュなデザインと相性が良く、甘さを控えた絶妙なバランスを期待できます。ホワイト系のボトムスで色の印象を引き立てる着こなしから、ブラックやダークブラウンでシックにまとめる着こなしまで、華がありながらも合わせやすく、メイクを控えめにしたい日の装いにも最適です。
ケープスリーブ
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袖にスリットが入ったケープスリーブは、腕全体をすっきり見せてくれるのがポイントです。落ち感のある生地を使っているため、肩ががっちりしていても悪目立ちしません。前後にぐるりとケープを添えたデザインは、ドレープがきれいで華やかさも十分です。素材が上質でオケージョンや行事にも使えます。
出典:BouJeloud
波を打つようなドレープが美しいケープスリーブのトップス。二の腕を目立たせないだけでなく、デコルテのボリュームアップにも効果的です。デザインが視線を上に集めるため、小柄な方や脚を長く見せたい方のコーディネートにもおすすめ。モード感あふれるデザインで、体型カバーをしているように感じさせません。
パフスリーブ
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袖のタックが縦のラインを強調して、カバーしながら細く見せてくれるワンピースです。袖以外はシンプルなフレアワンピースで、30代や40代にも着こなしやすくなっています。リップル素材という凹凸のある素材を使っているため、肌に張りつきにくいところも魅力です。後ろはボタン留めのVネックで、フロントボタンにして2wayの着こなしが楽しめます。
出典:Re:EDIT
表面に凹凸のある素材でサラッと着られるパフスリーブトップス。肩や腕ががっちり見えがちな方も、ギャザーが少ないデザインなら、気になるパーツを隠してふんわり装うことができます。カラーは、モカ、ブラウン、ベージュ、ブラックの4色展開です。同じ生地のワイドパンツもあり、セットアップとしても楽しめます。
そのほかデザインスリーブ
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袖のスリットによる視覚効果で、気になる二の腕を細く見せつつモードな印象に。丸みのあるラインが女性らしくて、シンプルな着こなしにも華やぎが感じられます。袖全体は五分丈なので、腕は細いけれどたるみが気になるという方にも理想的です。なめらかで張りのあるポンチ素材は、きれいめとカジュアルの両方に合わせやすいですよ。
出典:BouJeloud
全体がビッグシルエットのトップスは、袖の幅も十分にあり、腕の太さとの対比が細見せにつながります。サイドにスリットが入っているので、前身頃をボトムスに入れるスタイルも作りやすいです。ボーダートップスには着太りする印象がありますが、スクエアネックやパイピング、そして思い切ったサイズ感が効いていて、すっきりと着こなせる一枚になっています。
コーディネートで二の腕をカバーするには?
ここまでは袖のデザインによる二の腕カバーをご紹介しました。ほかにも、以下のような工夫をコーディネートに取り入れることで、二の腕をカバーしたり悪目立ちを防いだりすることができます。
・ニットやカーディガンの肩掛け
・シアー素材のロングスリーブを羽織る
・きれいな色のボトムスで視線をそらす
夏本番!アイテムと着こなしで大人の二の腕を目立たせない
出典:BouJeloud
薄着の季節におすすめしたい、二の腕を隠せるコーディネートとアイテムをご紹介しました。二の腕の太さ、たるみ、がっちり感は、女性が年齢を重ねると、いずれかに当てはまるとも言えるお悩みです。しかし、悩む人が多い分だけニーズも高く、お悩みの解消につながるアイテムも豊富にそろっています。ぜひご自分のタイプに合うアイテムを取り入れて、二の腕のお悩みにサヨナラしましょう。
ライター紹介
Saori
一般財団法人 日本能力開発推進協会「メンタル心理カウンセラー」
日本インストラクター技術協会「服飾インストラクター」
心理カウンセラーとしてカウンセリングを行う傍ら、更なる学びを求めて大学に通う。全ての女性がハッピーになれるような、ファッションからビューティーまで幅広く情報をご提案致します。