ファッションレンタルサービスは、毎月新しい服が楽しめる便利なサブスクです。
ですが、実際に利用してみると「思ったより似合わない」「サイズ感が微妙」「色が顔に合わない」といった悩みを抱える人が少なくありません。
特に初めて利用する人や、スタイリストお任せプランを選んだ人は、期待外れの服が届くとがっかりしてしまうことも。
この記事では、そんなときの対処法を詳しく解説します。
さらに、次回の満足度を高めるための工夫やポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
まずは冷静に全体のコーディネートを試してみる
届いた服を袋や箱から出した瞬間、「あれ?これ本当に私に似合う?」と感じることがあります。
しかし、ここで即返品や交換を考えるのは少し早いです。
対処法
まずは全身鏡の前でコーディネートしてみましょう。
→ 単体では微妙でも、手持ちの小物や靴、アクセサリーと合わせると意外としっくりくる場合があります。
メイクや髪型を普段より整えて試着する。
→ 特に顔色が沈む色の場合、リップカラーやヘアスタイルを調整すると印象が大きく変わります。
一例
くすみカラーのトップス→明るめのリップ、ゴールド系アクセで顔色補正
大きめのジャケット→袖を少し折って軽さを出す
サイズが合わないときの応急処置
サイズ感はオンラインレンタルで最も多い悩みの一つです。
対処法
- トップスが大きい場合 → 前だけインする、袖をまくる、ベルトでウエストマーク
- トップスが小さい場合 → 羽織りものを足してレイヤード風にする
- ボトムスが大きい場合 → ベルトを活用、ウエストインナーで調整
- ボトムスが小さい場合 → チュニックや長めトップスで腰回りをカバー
サイズが合わない=即NGではなく、手持ちアイテムとの掛け合わせやアレンジで救済できることもあります。
色々と工夫してみるのも一つの手です。
レンタルサービスに相談・問い合わせる
届いた服が似合わない、サイズが合わない、イメージと違う。
そんなときこそ、レンタルサービスのカスタマーサポートを活用しましょう。
多くの人が「連絡しても意味がないのでは?」
と考えがちですが、実際にはとても有効で、次回以降の満足度を大きく高める手段です。
相談できる内容例
レンタルサービスには、以下のような悩みを相談できます。
- サイズが合わない(例:トップスが小さい、ボトムスが緩い)
- テイストが好みと違った(例:甘めが苦手なのにフリルが届いた)
- 色味が想像と違った(例:ベージュだと思ったらピンクベージュだった)
- 着回しが難しい(例:手持ち服に合わないデザインだった)
- 素材感が気になる(例:チクチク感がある、透け感が強すぎる)
相談することで、以下のような対応が期待できます。
- 交換対応(サービスにより無料または有料)
- スタイリストからの改善提案(次回のアイテム選びに反映)
- プロフィールや好み設定の見直しサポート
連絡する際のコツ
ただ「気に入りませんでした」と伝えるのではなく、具体的に「何がどう違ったか」を整理して伝えることが重要です。
スタイリストが厳選するタイプのファッションレンタルは、実際にユーザーと面会して服を選ぶわけではありませんので、事細かな対応が必要になるケースもあります。
連絡時の例文
- 「Mサイズのパンツが全体的に緩かったため、次回はSサイズでお願いします。」
- 「ピンク系のブラウスは顔色が悪く見えるため、ベージュ系を希望します。」
- 「甘めのデザインよりもシンプル・カジュアルな服を増やしてほしいです。」
サービスによってはマイページのアンケートやレビュー欄から簡単に送れるため、こまめに記入しておきましょう。
各サービスの対応例(参考)
airCloset(エアークローゼット)
→ マイページからフィードバックを送信。プロのスタイリストが次回以降の選定に反映。
Rcawaii(アールカワイイ)
→ LINEや専用アプリでスタイリストに直接相談可。返却時にアンケート記入も有効。
MECHAKARI(メチャカリ)
→ 基本は自分で選ぶが、交換無制限なのですぐ交換手続きを取れる。
AnotherADdress(アナザーアドレス)
→ 返却期限内にマイページから交換申請。ハイブランド系はサイズ・イメージの相談も可能。
注意点:問い合わせ前に確認すること
交換・相談の条件
→ 着用前・タグ付きが原則のサービスが多い。
→ 「試着のみOK」か「完全未使用のみOK」かを確認。
交換可能な回数・送料
→ 交換は月1回無料のサービスもあれば、送料が都度発生する場合もある。
連絡手段と受付時間
→ メール、LINE、チャット、電話など。対応時間外だと翌営業日になることも。
問い合わせ後の流れ
問い合わせ後は、次の流れになることが一般的です。
- サポートからメールやチャットで回答が来る。
- 指示に従い、返却や交換手続きを行う。
- 返却品が到着次第、新しいアイテムが配送される。
ワンポイント
問い合わせ後のやり取りは、トラブル防止のためにも履歴を残しておくと安心です(特にLINEやチャットの場合はスクショ保存がおすすめ)。
遠慮せず相談するのが賢いユーザーの第一歩
ファッションレンタルは「選ばれた服を着るだけ」のサービスではありません。
利用者の声をサービス側に届けることで、自分好みの提案が増え、満足度がどんどん高まります。
届いた服が似合わないと感じたら、まずは冷静に着こなしを試し、それでもダメならぜひサービスに相談してみましょう。
一度相談することで、次回からのセレクトが格段に良くなるはずです。
次回に活かすフィードバックを必ず送る
一番大事なのは、「似合わなかった」という経験を次回に反映させることです。
対処法
スタイリスト付きのサービスなら、マイページやアンケートで詳しくフィードバックを書く。
→ 例:「ブルー系は顔色が悪く見える」「パンツはMサイズがきつかった」「スカートは膝丈が好み」
写真を添えてコメントできる場合は、着用写真を送ると次回の提案精度が格段に上がります。
サイズ・テイストの希望設定を見直す。
重要ポイント
ただ「似合わなかった」と書くのではなく、「何が」「どう違ったのか」を具体的に伝えるのが成功のカギです。
小物・アレンジで無理なく使う
「全く使えないわけではないけれど、ちょっと物足りない…」というときは、小物やアレンジで調整するのが賢い使い方です。
例
地味なワンピース → 太めのベルト+大ぶりピアスで華やかさを足す
派手なブラウス → ジャケットを羽織ってトーンダウン
甘めスカート → 黒スニーカーでカジュアルダウン
こうすることで、無駄なくレンタル服を楽しめます。
似合わない服を試すことで「自分らしさ」を発見する
意外に思われるかもしれませんが、「似合わない」と感じた服こそ、自分の好みや似合うものを知るチャンスです。
ポイント
鏡の前で「なぜ似合わないのか」を考えてみる。
→ 色?形?素材?丈感?
試着時の写真を撮っておき、後から見返す。
苦手分野を知れば、今後のオーダーがぐっと洗練されます。
「似合わない」を恐れず、賢く活用しよう
ファッションレンタルは、買い物では挑戦しにくい服を気軽に試せるのが魅力です。
たとえ届いた服が似合わなくても、「全損」とは考えず、工夫次第で活かしたり、次回に活かすことができます。
ママ世代や忙しい女性こそ、「失敗を楽しむ」くらいの気持ちでレンタルを続ければ、日々のコーデがもっと自由で楽しくなるはずです。