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宅配クリーニングの送料比較【無料・有料】業者ごとの料金差とコスパを徹底検証!

宅配クリーニングの送料比較【無料・有料】業者ごとの料金差とコスパを徹底検証!

宅配クリーニングを利用する際、サービス内容や料金プランには注目するものの、「送料」については見落としがちです。

しかし、実際に利用してみると、送料が数百円〜数千円と大きな金額差になることもあります。

特に、単品利用やお試し利用を検討している方にとって、送料が有料か無料かは、サービス全体のコストパフォーマンスに直結します。

本記事では、主要な宅配クリーニング業者の送料体系を徹底比較し、どのような人にどのサービスが向いているのかを詳しく解説します。

宅配クリーニングの送料体系は主に3タイプ

 ① 完全送料無料

条件や地域に関係なく、往復の送料が無料の業者です。

サービス価格に送料が含まれているため、見積もりと実際の支払い金額にギャップがなく、分かりやすいのが特徴です。

 ② 一定金額以上で送料無料(条件付き)

クリーニング料金の合計が一定額を超えた場合に送料が無料になる仕組みです。

まとめて依頼することで送料を回避できますが、少量依頼時には送料が発生するので注意が必要です。

③ 一律で送料がかかる業者

利用金額や点数に関係なく、毎回送料が加算される業者です。

地域によって金額が変動する場合もあり、利用のたびに確認が必要です。

宅配クリーニング主要業者の送料比較表

業者名 送料 条件/備考
リナビス 無料(往復) 全国一律・パック制/最大12ヶ月保管付きも無料
せんたく便 無料(往復) パック制利用時に限る。単品サービスでは送料発生あり
ネクシー 地域により有料 本州は無料、北海道・沖縄・一部離島は送料発生
白洋舎(宅配) 有料(地域ごと) 地域別送料に加えて、手数料が別途必要な場合あり
プロケア(旧しももと) 無料(往復) 全国対応。ただし北海道・沖縄・離島は別料金
カジタク 無料(往復) 料金に送料含む。コース料金以外の追加料金なし

無料と有料、実際どちらがお得?ケース別で解説

ケース①:10点の衣類をまとめて依頼(パック制)

リナビスやせんたく便など、パック制かつ送料無料の業者がコスパに優れます。

1点あたりのクリーニング単価が抑えられるうえ、追加費用がかからないため安心して依頼できます。

ケース②:ワイシャツ3枚だけ単品依頼

このケースでは、単品料金+送料が発生する業者では割高に。

ネクシーなど単品対応があり、送料無料または安価な送料のサービスを選ぶのが◎。

ケース③:布団やコートなど大きなアイテムを依頼

サイズが大きいアイテムでは、送料が高くなる業者も。

カジタクやリナビスなど、料金内に送料が含まれているタイプを選ぶことで、予想外の追加費用を防げます。

送料込みプランの注意点とは?

宅配クリーニングの送料比較【無料・有料】業者ごとの料金差とコスパを徹底検証!

宅配クリーニングを選ぶ際、魅力的に見えるのが「送料無料」の表示。

しかし、送料込みプランには思わぬ落とし穴が潜んでいることもあり、“無料”という言葉に安心しすぎると、後から思わぬ出費に直面することも。

ここでは、「送料込み」と書かれているサービスを利用する際に、事前に知っておきたい注意点見落としやすいポイントについて詳しく解説します。

「送料無料=完全無料」ではない場合がある

まず確認しておきたいのは、「送料無料」と書かれていても、すべてのケースで送料が無料になるわけではないということです。

よくある例

  • 北海道・沖縄・離島などの地域は、別途送料がかかる
  • 一部サービスでは「本州は無料、他地域は加算」などの地域限定条件がある
  • 「送料込み」とは言いつつも、実は基本料金に送料が上乗せされているケースもある

そのため、「送料無料」と表記されていても、利用前に対応エリアや条件を必ず確認することが大切です。

少量依頼では割高になるケースも

送料込みプランは、まとめ出しやパック制との相性が良い一方、1〜2点だけの少量依頼では割高に感じることもあります。

たとえば

  • 「10点パック・送料込み」で1万円のプラン → 1点あたり1,000円
  • 同じプランで3点しか出さなかった場合 → 実質1点3,333円

このように、送料込みの恩恵は点数を出すほど得られる仕組みになっていることが多いため、少量利用の予定なら、送料別で単品依頼が可能な業者の方がコスパが良い場合もあります。

保管サービス・オプションは別途送料が発生することも

冬物などで人気の「保管サービス付きプラン」ですが、注意すべきなのは、返却時に送料や手数料が加算される場合があることです。

具体例

  • 預ける時は送料無料 → 返却時に「保管管理手数料」+「返送料」が発生
  • 保管オプション追加で、通常の返却より1,000円前後の追加料金になることも

「送料込み」と思い込んで保管付きで依頼したところ、最終的な支払い金額が高くなった…

という事例も少なくありません。

保管利用時は、送料がどの時点で、どこまで含まれるかを必ず確認しましょう。

特急仕上げ・圧縮返却など別料金が上乗せされる場合も

送料無料とは別に、スピード便・圧縮包装・特殊仕上げなどのオプションで送料相当の追加費用がかかる場合があります。

例えば

  • 「最短2日で返却」などの特急仕上げ → +1,000円前後
  • 通常便は送料無料でも、圧縮を避けたい場合に別途料金が必要

こうしたオプションは送料に関する項目とは分かれているため、料金表の「オプション欄」も合わせてチェックする必要があります。

「送料込み」は心理的に安心できる反面、サービス単価が見えにくい

料金に送料が含まれているということは、実質的にクリーニング単価が少し高めに設定されている可能性もあります。

そのため、同じようなサービス内容の業者であっても、

  • 「送料込みで1点あたり1,500円」
  • 「送料別で1点1,200円+送料800円」

といった具合に、点数や内容によって結果的な費用が逆転することも珍しくありません。

「送料込み=安心」と思い込まず、条件をチェックしよう

「送料無料」と聞くと安心しがちですが、その背景には地域限定・点数条件・オプション別料金といった“見えにくいコスト”が潜んでいます。

賢く利用するためのポイント

  • 利用地域が送料無料の対象か確認する
  • 少量利用の場合は「送料別」の業者も検討する
  • 保管やオプションで別途送料が発生しないか要チェック
  • 送料込み価格の中にどこまでサービスが含まれているか明記されているか確認する

送料込みプランは、「まとめて出す」「頻度が少ない」「保管もセットにしたい」といった方には非常に便利ですが、すべての人にとって“常にお得”とは限りません。

自分の利用目的と頻度に合わせて、「送料込み」の条件と内容をしっかり見極めることが、満足のいく宅配クリーニング選びの鍵になります。

送料込みの安心感と、送料別の柔軟性を見極めよう

宅配クリーニングを選ぶうえで、「送料」は見逃せない要素です。

特に、少量で頻繁に利用するのか、季節の衣替えでまとめて依頼するのかによって、最適な送料体系は異なります。

  • 頻繁に少量利用する人 → 単品対応&送料無料のサービスが便利
  • まとめてパックで出す人 → パック制&送料無料の業者が圧倒的にお得
  • 特別なアイテム(布団・高級衣類)を出す人 → 送料込みで保管・補償が充実している業者が安心

最終的な総額とサービス内容をしっかり見比べ、送料込みで「本当に自分に合ったサービス」を見極めましょう。

送料の仕組みを正しく理解することで、宅配クリーニングのコスパは大きく変わります。

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