服で隠しているのに、着やせを実感できないのはなぜ?
ぽっちゃり体型に悩む人の中には、こんな風に感じている方も多いのではないでしょうか?
体型カバーや着やせに効くといわれているアイテムはたくさんありますが、大事なのは「それをどうやって使うか」ということ。
おすすめは、体型カバーの基本といわれるA・I・X・Yのシルエットを使う方法です。
この記事では、体型カバーと着やせの両方を叶えるために、基本のシルエットと各シルエットにぴったりのアイテムをご紹介します。
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Contents
体型カバーをしているのに着やせできないのはどうして?
ぽっちゃりさんが陥りやすいのが、ここもあそこも隠そうとして、メリハリのないコーディネートになってしまうケース。
服で覆ってしまえば、確かに気になるパーツは見えなくなります。
しかし、出した方が細く見えるパーツまで隠してしまうと、全体が重い印象になるため、せっかく体型カバーに効果のある服を選んでも効果が半減してしまいます。
メリハリをつけるということは、ぽっちゃり体型カバーにおいて非常に大事なポイントなのです。
メリハリをつけて「体型カバー」と「着やせ」を両立させるポイントは?
①A・I・X・Yのシルエットを意識する
スタイルがよく見える基本として、A・I・X・Yのシルエットという言葉を聞いたことはありませんか?
それぞれのアルファベットを模したシルエットを作ることで、気になる部分を隠しながら、同時に着やせを狙うことができるようになります。
基本のシルエットをベースにすれば、アイテムを替えて色々なコーディネートを楽しめますよ。
②細い部分を出してスッキリ見せる
体全体がぽっちゃりしていると、大きな服で丸ごと隠したり、重ね着でがっちりガードしてしまいがち。
この状態だと、全体のシルエットに合わせて、せっかくの細い部分まで太いように見えてしまいます。
隠しながら着やせも叶えたい場合は、首、手首、足首など、細い部分を思い切って出すようにしてみましょう。
するとその細い部分が強調されて、全体がスッキリとした印象に変化します。
Aラインシルエットにおすすめのアイテム
裾に向かって広がるスカートやワンピースは、お腹やヒップをカバーしたい人に最適。
アルファベットのAの形をイメージしてアイテムを選び、上半身はコンパクトにまとめてバランスを取りましょう。
フレアスカート
Aラインを作る代表選手はフレアスカート。
裾にかけてふわっと広がり、下半身全体をきれいにカバーできます。
ぽっこりしたお腹が気になる人は、ウエストに軽いギャザーやタックが入ったものを選ぶとベスト。
ディテールが入りすぎると、気になる部分が膨らんで目立ってしまうため、アイテムを選ぶ時には気をつけましょう。
ジャンパースカート
裾にかけてまっすぐ広がるジャンパースカートは、レイヤードスタイルを楽しみたい人におすすめ。
リボンタイのブラウスでクラシカルに、タートルネックニットで秋冬らしくなど、スタイルやシーンに合わせて着こなせます。
着ぶくれを防止するためには、引き締め効果の高いダークカラーを選ぶとよいでしょう。
Vネックのデザインなら顔まわりがスッキリして見えます。
ドッキングワンピース
コーディネートいらずでAラインを構築するなら、ドッキングタイプのワンピースもおすすめ。
こちらのワンピースのように、ラインがアシンメトリーだったり飾りがほどこされていたりすると、視線を引きつけて気になるパーツが目立たなくなります。
個性的なデザインで自分だけの着こなしを楽しむのも素敵です。
キャミソールワンピース
ジャンパースカートより軽やかに見せたい人は、ストラップの華奢なキャミソールワンピースがベスト。
脇から裾までが一直線になるものを選び、きれいなAラインシルエットを作るようにしましょう。
落ち感のある生地なら横に広がりにくく、ドレープが出せて着やせ効果も高まります。
黒のワンピース×白のトップスなど、配色にメリハリをつけると今っぽい着こなしに。
Iラインシルエットにおすすめのアイテム
全体を細くスッキリ見せたいなら、アルファベットのIを意識して縦長にコーディネートしてみて。
アイテムのデザインだけでなく、配色や生地の質感にも気を配ると、いっそう着やせの効果が高くなるでしょう。
ベスト
コーディネートの真ん中に長方形を配置できるベストは、重ね着でIラインを作りたい人におすすめしたいアイテム。
渋めのカラーを選べば、明るいカラーのブラウスやワンピースもキュッと引き締まります。
ボトムスをワイドパンツにすると、ちょっぴりレトロで落ち着きのあるコーディネートに。
首や顔をスッキリ見せてくれるのは深いVネック。レイヤードスタイルにたくさん活用したいですね。
ロングジレ
体型カバーとオシャレが両立したジレ。羽織るとコーディネートに縦のラインが入るので、全体を細長く見せることができるんです。
フロントを適度に開いて着れば、視覚的に体の横幅をカットしてくれて、膨張が気になる明るいカラーの服も着やすくなります。
レイヤードスタイルの着ぶくれを防ぐために、首や手首などの細い部分を出してスッキリ着こなしましょう。
ワイドパンツ
着心地にリラックス感のあるワイドパンツは、腰まわりや太もものカバーに適したアイテム。
下半身がまっすぐなIラインに仕上がって、着やせコーデの土台として大いに活躍します。
他のアイテムと重ね着するなら、落ち感があってゴワゴワしない生地がおすすめ。
腰まわりを出して着る場合は、程よい厚みやハリのある生地を選び、引き締めながら着るようにするのがベターです。
ストレートパンツ
ワイドパンツよりスッキリした印象に仕上がるのが、適度な幅のストレートパンツです。
丈の長いジレやカーディガンを組んでも重く見えないのが嬉しいですね。
差し色としてヴィヴィッドカラーを選べば、アクセントになって引き締め効果も実感できます。
脚をスッキリ見せたい場合は、センタープレスやピンタックが入ったものを選ぶとよいでしょう。
ロングタイトスカート
ストンとしたシルエットのロングタイトスカートは、Iラインの土台を作るのにぴったりのアイテム。
シンプルで合わせる服を選ばないので、用意しておくとスタイルアップしたい時に活躍します。
着やせの効果が高いのはダークカラーで、他のアイテムを明るいカラーにするとメリハリが生まれます。
裾にスリットが入っていると縦のラインを強調し、同時に動きやすさもアップするでしょう。
ロングカーディガン
コートより楽に着用できるロングカーディガンは、リラックスしたい時のアウターに最適。
着やせを意識してIラインに仕上げる場合は、開いた時に直線になるVネックを選ぶのがポイント。
縦のラインが際立って、ボリューミーなニットでもスッキリ着こなせます。
中に着る服と濃淡をつけるようにすると、ラインがハッキリして縦長が強調されるでしょう。
Xラインシルエットにおすすめのアイテム
ウエストのくびれを強調するXラインのシルエットは、メリハリをつけてスタイルをよく見せ、同時にフェミニンな雰囲気を漂わせることができるんです。
くびれを強調するには、リボンやベルトでウエストマークする他、裾が逆V字のトップスを選ぶという方法もあります。
ウエストマークワンピース
定番人気のシャツワンピース。付属のベルトでウエストを絞れば、これ1枚でXラインのシルエットが完成します。
大人の雰囲気が漂うシンプルなスタイルで、ぽっちゃりを感じさせないファッションを満喫しましょう。
ベルトを外してボタンを開ければ、Iラインシルエットのアウターにも使えて一石二鳥。春・秋は1枚で、冬はタートルネックを中に着るのも素敵です。
ベルトつきシャツ
ベルトつきのシャツを使えば、Xラインのシルエットが簡単に作れます。
特に、バストとヒップが立体的なメリハリボディのぽっちゃりさんは、ウエストを隠すと寸胴に見えやすいので、ウエストマークでくびれを作りましょう。
ポイントは絞った後にブラウジングを整えて、お腹のぽっこりを目立たせないようにすること。うまく隠しながら着やせを狙いたいですね。
カーディガン
定番アイテムのカーディガンも、着こなし次第で細見せアイテムに大変身。
ここでのポイントは、裾に近いボタンをいくつか開くことです。
Vネックと裾にできた逆V字がセットになることで、ボディの中央に大きなXラインが生まれ、ウエストを絞らなくても着やせを実感できるでしょう。
シルエットをキープしやすいのは、裾をリブに切り替えて絞ったタイプのカーディガンです。
ビッグカラーアウター
首や肩など上半身の高い位置にボリュームをつけると、対比でウエストを細見せしやすくなります。
大きめの襟がついたアウターなら、オシャレを楽しみながら小顔効果も狙えますよ。
ぽっちゃりさんが着こなしやすいのは、こちらのように襟元がVネックにカットされたデザイン。
バランスよく仕上がるショート丈がおすすめです。
変形カーディガン
体型カバーとデザイン性にこだわったカーディガンは、ちょっぴりモードで新鮮な着こなしを叶えてくれます。
Xラインを作るのに適しているのは、着た時に裾が逆V字を描くポンチョ風のデザイン。
Vネックになっていると、よりスッキリとした仕上がりに。
裾の広がったワンピースやスカートに合わせると、Xラインの効果で自然なくびれを演出できます。
セットアップ
1着持っているとコーディネートに困らないセットアップ。
「ワンピースはあまり着ないけれど、きちんと見せたい日は上下のカラーを揃えたい」という人にもおすすめです。
ゆったりとしたトップスとAラインスカートの組み合わせなら、ウエストインするだけで自然なXラインが作れます。
きれいなXラインに仕上げるコツは、トップスの裾を軽く引き上げてフワッとさせることです。
ベスト
視覚効果で着やせが叶うダークカラーのベスト。袖が長めに設計されたアイテムなら、高い位置に程よくボリュームが出て、Xラインのシルエットが作りやすくなります。
リボンが両脇にほどこされたものなら、お腹のぽっこりから視線を外しつつ、さり気なく引き締めることができるでしょう。
ティアードワンピースと組み合わせれば、フェミニンなXラインコーデを楽しめます。
Yラインシルエットにおすすめのアイテム
Yラインシルエットとは、トップスを大きくボトムスを細くまとめた、メリハリのあるシルエットのことです。
二の腕、背中、腰まわりなどをカバーできて、スタイリッシュな印象に見せることができます。
ティアードブラウス
ティアードブラウスは全体がふんわりしていて、Yラインのトップスに使いやすいアイテムです。
さらにボリュームスリーブを選べば二の腕も隠せて、可愛らしい印象にまとめることができます。
トップスが大きくボトムスが細いというのがYラインの基本的な特徴なので、細身のパンツやIラインスカートを合わせて、メリハリのあるYの字に仕上げましょう。
ドルマンニット
ドルマンスリーブのニットは二の腕や胴のラインを拾いにくく、上半身のカバーに向いているアイテム。
長めの着丈をチョイスすれば、お腹のぽっこりやヒップまで一緒に隠せます。
隠すと見せるのバランスを取るために、ネックラインがスッキリしたものや、袖をリブで引き締めたものを選んで。
ボトムスは細身のパンツでスタイリッシュにまとめるのがおすすめです。
スウェットトップス
スウェットトップスとスキニーパンツのカジュアルな組み合わせは、抜け感のあるスタイルとしてSNSなどでも大人気。
ぽっちゃりさんが着こなす場合は、Vネックやフロントジップなど直線的なディテールを選び、スッキリとしたYラインシルエットを目指すのがおすすめです。
お腹、ヒップ、太ももの付け根など、隠したいところがしっかり隠れる着丈を選び、効果的にぽっちゃり体型をカバーしましょう。
スキニーパンツ
フィット感のあるスキニーパンツは、ぽっちゃりさんが避けがちなアイテムかもしれません。
しかし、生地の伸びや戻り具合のいいアイテムを自分に合うサイズで選べば、Yラインシルエットの細見せにしっかり活躍します。
万能に使えるのは黒のスキニーパンツ。同色のシューズでつま先までカラーを繋げると、脚が長く見えてスタイルアップに効果的です。
着やせ効果のあるシルエット×アイテムで、おしゃれしながらスタイルアップ!
この記事では、ぽっちゃりさんが抱えるコーディネートの悩みを解決するため、着やせに効くシルエットとアイテムをご紹介しました。
色々試してもイマイチ着やせを実感できない方は、基本となる4つのシルエットをベースにし、自分に合うアイテムを組み合わせてみてください。
ただ隠すだけでなく、ちゃんとメリハリがつくように着こなせるので、重さや大きさを強調させることなくスタイルアップできますよ。
ゆったりオーバーサイズの服を探している方はこちらも参考に