朝晩の寒さが増し、各地で紅葉シーズンを迎える11月。
秋服を使ったおしゃれが楽しい時期ですが、冬に向けて寒さが増してくるので、どの程度暖かくして出かけたらいいか迷うこともしばしば…。
そこで今回は、11月の気温をもとに、30代40代50代が押さえておきたい服装のポイントを解説。オンオフのお手本コーデとアイテムもご紹介します。
Contents
11月の気温は?
過去の気象データを振り返り、東京の平均気温を例にみると、11月の最高気温は16.7℃、最低気温は8.8℃です。
薄手の長袖1枚では寒さを感じるようになるので、羽織ものとの重ね着で対応するか、厚手のトップスを選ぶようにして、ストールやライトアウターで防寒対策を。
中旬以降は最低気温が10℃を下回るようになり、朝晩と日中の気温差は10月より大きくなります。
早朝や夜の時間帯に外出する場合は暖かいアウターがあると安心です。
11月に着るファッションのポイントは?
①11月はアウターなしで秋物を楽しめるラストチャンス

11月の日中はアウターのいらない日も多く、秋物が主役のコーディネートを存分に楽しめる時期です。
オータムカラーのトップスや季節素材のボトムスなど、アウターで隠さずに着られる最後のチャンスなので、冬が来る前にお気に入りのアイテムを活躍させましょう。
②レイヤードスタイルや小物でおしゃれに防寒

11月は日中と朝晩の気温差が大きいため、活動する時間帯に合わせて、着るもので温度調整ができるといいですね。
11月の上旬から中旬にかけては、最高気温が16℃~18℃ほどになることが多く、ベストを使ったレイヤードスタイルや、長袖のトップスにカーディガンを羽織るスタイルが最適です。
下旬の最高気温は14℃~16℃ほどに下がるので、厚手のアイテムやストールなど、冬物を取り入れた着こなしに切り替えていきましょう。
③アウターの使い分けで秋から冬へにシフト

日が落ちてくるとトップスだけでは肌寒さを感じるようになり、外出の際はアウターが欠かせません。
11月は朝晩の気温が6~12℃ほどになり、上旬と下旬では寒暖差が大きいため、時期に合わせてアウターを使い分けるのが得策です。
中旬までの秋コーデでは、ブルゾンやトレンチコートといった軽めのアウターが活躍します。
下旬に近づく頃には、これから訪れる寒さに備えて、ミドル丈やロング丈の冬用コートを取り入れるとよいでしょう。
11月のシーン別コーディネート
オフシーン①ニットベスト×フレアスカート

ブラックのニットベストとベージュのフレアスカートを組み合わせたコーデ。
シャツにベストを重ねることで防寒性を高め、11月上旬の日中にちょうどいい暖かさです。
ケーブル編みのベストはトラッドな雰囲気が漂い、秋冬のトレンドスタイルを意識したい人にもおすすめ。
バッグとブーツをベストに合わせてブラックにすると、大人に似合うシックな着こなしに仕上がります。
オフシーン②カラーニット×フード付きコート

寒さが厳しい日のお出かけには、しっかりと防寒できるコートを着ていくのがおすすめ。
フード付きのコートならパーカー感覚で気軽に羽織れて、気温に合わせて脱ぎ着したい今の時期にぴったりです。
フロントのファスナーを上まで閉めれば、首元まで風を遮って暖かく過ごせるでしょう。
ネックラインが開いたニットなら重くなりすぎず、晩秋から初冬にかけてちょうどいい具合に仕上がります。
オンシーン①ジャケット×スウェード素材スカート

日中の暖かさが残る11月中旬ころまでは、ジャケットをはじめとするライトアウターが活躍しそう。
トレンドのテーラードジャケットは、立ち襟のトップスで首元をカバーして、スウェード調のスカートで防寒性を高めたコーディネートに。
グレー、ホワイト、ベージュの3色でまとめれば、オフィスにマッチする上品なたたずまいが完成します。
ジャケットのボタンがアクセントになり、適度な華やかさもあっておしゃれに見えます。
オンシーン②ロングコート×千鳥格子柄パンツ

11月下旬になると朝晩の寒さが増し、通勤時に暖かいコートが欲しくなります。
しっかりと防寒対策をするなら、下半身までカバーできるロング丈のコートを選ぶとよいでしょう。
定番色のコートばかりでマンネリ気味の人は、ネイビーより一段明るいブルーにしてみるのもgood。
千鳥格子柄のパンツを合わせることで、この秋トレンドのレトロなスタイルに。
11月のファッションに取り入れたいアイテム
①ニット
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秋の気分を盛り上げてくれる、こっくりとしたテラコッタカラーのニット。
ネックラインと袖口をホワイトに切り替え、今シーズン大人気のバイカラーコーデを楽しめます。
しっとりとしたニット素材で肌当たりが優しく、乾燥が気になる秋冬シーズンに選びたくなる1枚です。
同じ生地を使ったフレアスカートも用意されており、セットで使うと、お出かけに最適なワンピース風の装いに。
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デザインを楽しみたいパワーショルダーニットは、アウターなしで過ごせるうちに着まわしたいアイテム。
全体のシルエットはすっきりしていて、流行中のワイドパンツともバランスよく着こなせます。
鮮やかなグリーンを襟元から覗かせると、重くなりがちな秋冬コーデがキリッと引き締まりそう。お出かけやデートの主役アイテムにぴったりのアイテムです。
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アウターのいらない時期にデザインを堪能しておきたいフレアスリーブ。
女性らしさをスタイリッシュに演出できて、取り入れると華やかな印象に仕上がります。
こちらは袖ボタンの開閉でシルエットが変わり、シーンに合わせて2通りの着こなしが可能。
お仕事コーデとお出かけで使い分けてもいいですね。
全体は適度なピッチのリブ編みで、フィット感があるためインナーとしても使いやすいです。
②ショートコート
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大人のミリタリーを上品に楽しめるピーコート。
深みのあるオリーブカラーでおしゃれな雰囲気に。
ベーシックなデザインなのでオンでもオフでも着まわせます。
起毛感のある軽いボンディング生地を使用し、肌寒くなる11月からのコーディネートにぴったりです。
ヒップが隠れるくらいのショート丈なので、ロングコートを着るほど寒くない日にも使いやすいですね。
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最低気温が10℃を切る日の朝夕はアウターが必須。
ノーカラーコートは襟元がすっきりしていて、冬が来る前のシーズンから取り入れやすいでしょう。
秋冬に多いタートルネックのトップスにも合わせやすいデザインです。
ロングコートに比べて軽く羽織れるショートコートは、日中に脱いでもかさばらなくて持ち運びやすいですね。
③ロングコート
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秋から冬に移り変わる11月には、軽い着心地のトレンチコートが大活躍。
こちらのアイテムはキルティング素材のライナーがついているため、気温に合わせて温度調整できて便利です。
襟が3way仕様になっているので、立ち襟・ステンカラー・オープンカラーと、シーンによって使い分けができます。
くすみを含んだソフトなベージュが使いやすいトレンチコートです。
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寒さが増す11月下旬は、冬まで使える厚手コートを取り入れてもいい時期。
保温力の高いメルトン素材を使ったロングコートは、冷たい北風から全身をしっかりと守ってくれて暖かく過ごせそうです。
今年らしく着られるカラーお探しなら、落ち着きと華やかさをあわせ持つブルーも選択肢としておすすめ。
特に、手持ちアイテムがベーシックカラー中心という方は、色を添えることでバランスよく着こなせるでしょう。
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パーカーの延長でサッと羽織れるフード付きコートは、温度調整を意識したい11月の羽織ものにぴったり。
フロントのファスナーを上まで閉じると防寒力が高まり、朝晩の冷え込みが厳しい日も風をシャットアウトできます。
フード付きでもカジュアルに見えないのは、デザインが洗練されていてシンプルに作られているから。
パンツ、スカート、ワンピースなど、中に着るアイテムを問わずに着用できます。
④ジャケット
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季節感のある装いを叶えてくれるツイードのジャケット。
ゆるく織り上げた生地が空気を含むため、保温力に優れているのも取り入れるメリットのひとつです。
ネックラインが詰まっているので暖かく、長めの着丈で腰までしっかりと防寒できますよ。
ゴールドのボタンを効かせたクラシックなデザインがポイントで、秋冬らしいシックなコーディネートを楽しめます。
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トレンドアイテムのテーラードジャケットは、寒さが気になりだす11月にうってつけのアウター。
秋冬らしいトラッドな雰囲気を演出できて、防寒とおしゃれの両方を手に入れたい人におすすめです。
無地やチェック柄など生地のバリエーションが豊富ですが、細かなV字を並べたヘリンボーン柄は落ち着きがあり、オフィスカジュアルやきれいめコーデに最適。
金ボタンのディティールもおしゃれです。
⑤ベスト、ジレ
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秋シーズンから冬シーズンへと移行する11月は、重ね着で温度調整できるベストの出番が増えます。
程よい厚みのケーブルニットは暖かい空気を取り込みやすく、これからの防寒対策にとても役立ちますよ。
タートルネックを選べば一段と暖かさがアップ。
着丈が短めになっているためバランスを取りやすく、フレアスカートやタックワイドパンツといったボリューミーなボトムスとも好相性です。
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トレンドを意識してレイヤードアイテムを買い足すなら、温かみのあるファー素材を使ったジレがおすすめ。
こちらのアイテムはアームホールが広めに設計されているので、厚手の秋冬トップスともレイヤードしやすくなっています。
薄手のファーにキルティングの裏地をつけることにより、着ぶくれしないで着こなせるファージレを実現。
旬のタートルネックニットとも相性のいい1枚です。
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ライトアウターだと寒いけれど、コートを着るにはまだ早い。
そんな時期におすすめなのが、胴体をしっかりと温めてくれる中綿入りのジレです。
こちらはファスナーで長さを変えられる仕様なので、気温や中に着る服に合わせて手軽に温度調整ができますね。
明るいオフホワイトを選べば、晩秋から春先まで長くコーディネートを楽しめそう。
⑥ボトムス
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サイドに寄せたギャザーがポイントのフレアスカート。
着用するとボリューム感のあるAラインに仕上がり、今季トレンドのショート丈ニットとも相性がよくておすすめです。
ウエストはバックゴムなのでストレスなく着られて、フロントからの見た目がフラットでトップスをインしてもコーデが決まります。
カラーはソフトな色合いでフェミニンに仕上がるベージュです。
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細かなパターンを組み合わせた千鳥格子柄のパンツ。
チェック柄の中でも主張が控え目でなじませやすく、合わせるアイテムを選ばずに使えます。
程よくゆったりしたストレートシルエットに、脚をきれいに見せてくれるセンタープレス入り。
ストンとした落ち感があって上品に決まるので、きちんと見せたいシーンやオフィスカジュアルにも使いやすいでしょう。
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冬へのカウントダウンが始まる11月下旬は、冷え込みに備えて暖かいボトムスを用意しておきたいもの。
こちらのIラインスカートは、起毛した厚手の生地を使っているため寒さに強く、着ぶくれしにくいのでスマートに着こなせます。
スウェード調の風合いが上品な印象で、手頃な価格ながら高見えするのも魅力のひとつ。
フェミニンなベージュの他、グレーやブルーといったトレンドカラーが揃っています。
⑦ストール
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首に巻いたり肩に掛けたり、さまざまな使い方ができるストール。
ブルーとグレーで作ったチェック柄が今年らしく、コーディネートのアクセントに活躍すること間違いなしです。
この時期は夕方になると肌寒くなるので、持って出かければ安心ですね。ライトアウターのコーディネートでは暖かさの微調整に便利です。
11月下旬からは、コートの襟元にふわっと巻いて冷えを防止しましょう。
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こちらのストールは両端に大きなポケットがついているのが特徴。
肩に掛けてポケットに手を入れると、ふんわりとした生地が手のひらを温めてくれてポカポカに。
肌寒いけれどコートを着るほどでもない日に重宝し、季節の変わり目にたくさん活躍してくれそうです。
やや太めのフリンジに個性が感じられ、ラフに羽織ったり巻いたりするだけで決まります。
気温を意識したアイテム選びが11月ファッションを成功させる鍵!
11月は、アウターなしで過ごせる日もあれば、真冬のような寒さを感じることもあるため、気温に合わせた柔軟なコーディネートが求められます。
暖かさが残る上旬は、アウターなしで過ごせる日も多いので、お気に入りの秋物はこの時期にたっぷり楽しみましょう。
中旬以降は、特に朝晩の寒さが厳しくなってくるため、冬を見越して暖かいアウターを準備しておくのがおすすめです。気温を意識したシフトコーデを心がけたいですね。