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365日コーデ

テク×引き算で着ぶくれと重さを回避!30代40代向け「冬の体型カバー」コーデ術

ニットやコートなど、この時期ならではの服にときめく冬のファッション。

体形が気になり出す30代40代にとっては、露出を控えるコーディネートが多いのも嬉しいところです。

その反面、着ぶくれしやすかったり、全体が重く見えたりなど、冬だからこその問題に悩む方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、冬の体型カバーをテーマに、体型カバーの「テクニック」と、着ぶくれに効く「引き算を取り入れたコーディネート術」をご紹介します。

冬の体型カバー、この時期ならではの問題は?

冬服の多くは一枚一枚の生地が厚く、夏のファッションに比べて着ぶくれしやすいという特徴があります。また、寒さ対策を重視して重ね着が増えることも、着ぶくれする原因の一つです。アイテムの重量感に加えて、カラーの問題もあります。冬シーズンに多いダークカラーの服は、どうしても全体が重く見えやすいもの。こうした服をただ身に着けるだけでは、思うように体型カバーできないことが多いため、着こなしにはコツが必要です。

冬の体型カバー、どんな風にコーディネートしたらいい?

出典:Pierrot

ファッションで体形をカバーしようとする時、行き当たりばったりのコーディネートでは、思うような結果を得られないことが多いものです。また、こうした状態が続くと、実際にはほとんどカバー力のない服が増えたり、隠す必要のない部分まで隠してしまったりと、あまり良いことがありません。そこでおすすめしたいのは以下の手順です。

冬の体型カバー コーディネートの手順

①カバーするパーツを決める

服を選ぶ前に、どのパーツをどうカバーしたいのかを決めます。「膝から下を細く見せたい」、「お腹のぽっこりを目立たせない」など、これから行う体型カバーのイメージを明確にしていきます。

②悩みに合った服を選ぶ

次のプロセスでは、隠したいパーツを的確にカバーできるように、悩みに合った服を探します。ファッション通販サイトで選ぶ際には、「アイテム名+悩みの内容」、「カバーしたいパーツ」などのワードで検索できることが多いでしょう。

③悩みに合った服を軸にしてコーディネート

ここで初めてコーディネートに移ります。選んだ服をもとに、着ていくシーンや色合いを意識しながら、服を組み合わせていきます。冬のファッションでは、アウターを着た時と脱いだ時の両方を想定してコーディネートを考えると良いでしょう。

④引き算でバランスを整える

冬服ならではの問題点を解決するため、重要になるのがこのプロセス!服の組み合わせが決まったら、コーディネート全体をチェックします。お悩みのパーツを隠した時、全体が重くなってしまったら、ほかのパーツで微調整してバランスを整えていきます。

悩み別・冬の体型カバーコーデ

「顔&首」のカバーに効く冬コーデ

Vネックニット

出典:DoCLASSE

Vネックのニットは、V字の視覚効果により、顔や首をすっきりと見せることができます。フェイスラインが気になる方、首の短さや太さが気になる方は、ぜひ試してみてください。なお、ニットの下にクルーネックカットソーなどを着込んでも小顔見せは可能です。その場合は配色にコントラストをつけると良いでしょう。

引き算のポイント

シンプルなVネックニットは、そのものが引き算アイテムなので、好みのアイテムで自由なコーディネートを楽しめます。

フード付きダウンベスト

出典:DoCLASSE

顔のまわりに大きなディテールがあると、対比で顔を小さく見せることができます。フード付きのベストは、冬服での代表的な小顔アイテムの一つ。顔とフードの位置が絶妙で、誰でも羽織るだけで効果を実感できるでしょう。スポーティなアイテムなので、コーディネートのカジュアルダウンにも役立ちます。コートから覗かせる着こなしもおすすめです。

引き算のポイント

体型カバーが目的のコーディネートではボリュームに気をつけて。ダウンや中綿がパンパンに詰まったものだと、かえって顔周りが詰まって見えることもあります。

ジャンパースカート

出典:Re:EDIT

小顔効果の高い冬のワンピースといえば、大きなV字を描くジャンパースカートです。程よい厚みのある生地にすると体形を拾いにくいので、全体の体型カバーにも繋がります。さらに、ぴったりとしたニットを着ても、バストラインを隠せるため、小胸さん大胸さんともにおススメです。

引き算のポイント

インナー選びでは、ジャンパースカートに対して色のメリハリをつけることで、V字をしっかりアピールすることができます。

ジップニット

出典:fifth

ジップ仕様の襟付きニットは、ジップの開きが描くVの字により、顔をコンパクトに見せることができます。タートルネックを着ると顔が大きく見えるように感じる方も、フロントジップのニットと重ね着すれば、暖かさと小顔効果のいいとこどりが叶います。

引き算のポイント

金属のジップはアクセサリーのような感覚なので、ネックレスをつけると、ごちゃごちゃして見えてしまうことがあります。まずはアクセサリーなしでシンプルに着てみて、バランスを見ながら足すようにしましょう。

ビックカラーコート

出典:Pierrot

大きな襟との対比で顔が小さく見える、ビッグカラーコート。アウターがビッグシルエットの場合、襟が大きいとバランスがそろうので、上半身が大きく見えることも防いでくれます。襟が掛かる部分は二重になるため暖かく、肩や胸元などが冷えやすい人にも向いています。

引き算のポイント

存在感のあるデザインなので、中に着る服は襟元がすっきりしたものが合わせやすいです。リボンタイのブラウスはバランスをとり辛いので注意が必要です。

「お腹」のカバーに効く冬コーデ

カーディガン

出典:Pierrot

フラットなトップスに比べて、お腹のラインが出にくいカーディガン。いかにもではなく、自然に体型カバーできるアイテムの一つです。ボタンは大きめのものや生地の色と異なるものを選ぶと、アクセントが効いてお腹が目立ちにくくなります。ボタンが縦のラインを強調するため、全体がすっきり見えるというメリットもあります。

引き算のポイント

アウターを羽織る場合は、飾りボタンがアクセントになったデザインを選ばないよう注意しましょう。目立つフロントに大きなボタンが沢山並ぶと、かえってその部分が目立ってしまうからです。フロントラインの仕立てはすっきりしたものがおすすめです。

裾出しトップス

出典:Pierrot

トップスの裾からインナーを少し出すと、上手にお腹をカバーすることができます。同時に、こなれ感も演出できるので、コーディネートの鮮度がグッとアップ。裾丈の違うトップスを重ねるか、裾部分がドッキングされたアイテムを使用します。

引き算のポイント

冬のファッションは色使いが暗くなりがちですが、白いインナーを裾から覗かせると、軽やかさを演出することができます。裾を出すとカジュアルダウンされるため、きれいめの靴やバッグを添えて、上品にまとめるのがポイントです。

アウトリンキングニット

出典:Re:EDIT

ニットのつなぎ目が外に出ることで、立体的なラインが生まれるアウトリンキングニット。省略してリンキングニットと呼ばれることもあります。ニットのフロントにこのラインが入ると、お腹のぽっこりが目立ちにくくなります。ゆったりとしたニットや膨張しやすい薄い色のニットも、ライン一つで印象が大きく異なります。

引き算のポイント

ラインを一つのディテールとして捉え、ほかの部分は装飾を控えるようにすると、全体がすっきりとして見えます。

ペプラムトップス

出典:Pierrot

お腹まわりをふんわり隠して、腰の位置も高く見せてくれるペプラムトップス。やや長めの着丈を選べば、ヒップまできれいに隠すことができます。少し華やかさが欲しくなる40代にとっては、女性らしさをプラスしてくれる効果も見逃せません。

引き算のポイント

ペプラムトップスは腰まわりにボリュームが出るので、ボトムスは広がりすぎないものがおすすめです。ギャザースカートやティアードフリルスカートなどを避けて、すっきりとしたものを選んでみてください。

ニットのウエスト巻き

出典:SAISON DE PAPILLON

ニットをウエストにひと巻きすれば、コーディネートの後でも、手軽にお腹をカバーすることができます。下半身の冷えが気になる人の温活にもぴったり。ニットをトップスの色に合わせたり、きれいな色でアクセントにしたり、コーデに合わせて工夫するとおしゃれに見えますよ。

引き算のポイント

ボリュームの出やすい冬のファッションでは、薄手のニットを使った方がバランス良く仕上がります。

「下半身」のカバーに効く冬コーデ

センタープレスパンツ

出典:Re:EDIT

太ももの太さやふくらはぎの形が気になるなど、下半身のパーツが気になる方には、フロントにセンタープレスの入ったパンツが最適です。プレスしてある部分には張りが出るため、柔らかな素材や落ち感のある素材でも、体型カバーの効果を見込めます。上品な印象に仕上がるので、大人のファッションで使い道が豊富ですよ。

引き算のポイント

ラインをきれいに出すためには、自分の身長に合う着丈を選ぶことが大切です。特にワイドパンツでは、ストンと落とすように着る形になるので、合わせるシューズも込みで、ラインがたるまない着丈を選んでくださいね。

チェック柄スカート

出典:Pierrot

様々なラインを組み合わせたチェック柄は、着やせ効果を期待できる柄の一つです。特に、やや大きめの柄やはっきりした配色のチェック柄は、気になる下半身を目立たせません。季節を感じさせるクラシカルな柄でもあり、冬シーズンに買うスカートとしてメリットが盛り沢山です。

引き算のポイント

大きくてコントラストの強い柄なので、ほかのアイテムを控え目にまとめてバランスをとるようにしましょう。

スリット入りニット

出典:Re:EDIT

横から見たときのボリュームを抑えてくれるのが、サイドにスリットの入ったニットです。腰あたりからスリットが入っていれば、視覚効果で下半身全体がほっそりとして見えます。着ぶくれしやすい厚手のニットも、スリット入りならスタイリッシュに着こなせるでしょう。

引き算のポイント

スリット自体はシンプルなディテールなので、デザイン性のあるアイテムとも、比較的合わせやすいでしょう。ただし、スリット同士の掛け合わせはバランスをとるのが難しいため、スリット入りのパンツやスカートは避けておくのが無難です。

プリーツスカート

出典:Pierrot

大人の体型カバーに欠かせないプリーツスカート。縦のラインがしっかり効いて、下半身を隠しながらスタイルアップできます。動きに合わせて揺れるので、重くなりやすい冬のコーデも軽やかに。トレンドの影響を受けにくいアイテムでもあるので、用意しておいて困ることはないでしょう。

引き算のポイント

揺れが軽やかなプリーツスカートですが、冬の素材でマキシ丈となると、やや見た目の重さが気になります。そのような場合は、ヒールのある靴を履いて腰の位置を上げるとバランスがとりやすくなります。

「全身」のカバーに効く冬コーデ

セットアップ

出典:Pierrot

セットでも単品でも使えて、着こなしの幅が広くなるセットアップ。ヒップが隠れる長さ、シャープなシルエットなどデザインにこだわれば、体型カバーにも力を発揮してくれます。ニット素材のセットアップは、ふんわりしていて暖かいところも嬉しいですよね。

引き算のポイント

ニットの上下は、ともすればボリューミーになりやすいので、小物を使ってすっきり見せるのがおすすめ。顔周りにV字を作るロングネックレス、縦のラインを強調するショルダーバッグなど、小物を上手に活用しましょう。

ジレ

出典:Re:EDIT

お腹、ヒップ、胸元などの気になるパーツを、羽織るだけでカバーできるジレ。身体の中心部分を温めながら、手足を動かしやすいところも魅力です。大人に似合うデザインが沢山そろっているので、持っている服やこれから買う服に合わせて選んでみて下さい。

引き算のポイント

アイテムを重ねたら、どこかで引き算をして重さを払拭しましょう。こちらのコーディネートでは、バッグと靴をシンプルにして、カラーも控え目にまとめています。

ノーカラーコート

出典:Pierrot

シャープな印象のノーカラーコート。全身の着やせに効果のあるIラインのシルエットも、フロントを軽く開くだけで簡単に作れます。お腹が気になる方は、腰より少し高めの位置でボタンを留めると、ウエストを隠すXラインのシルエットに。

引き算のポイント

Iラインの効果を最大限に発揮させるため、コートと中に着る服の色は濃淡を意識して、コントラストを強めるようにしましょう。

大人の冬コーデ。テクニック×引き算で、体型をカバーして着ぶくれも防止!

出典:Pierrot

ボリュームのある服で着ぶくれしやすい冬シーズン。

効果的なテクニックに引き算の視点をプラスするだけで、狙い通りに体形をカバーできるようになります。

今回ご紹介した方法は、どれも手持ちのアイテムや、現在ショップで手に入るアイテムを使って、誰でも簡単にトライすることができるものばかりです。

ぜひ、お悩みに合う方法を取り入れて、鏡の前でその効果を実感してみてくださいね。

ライター紹介

Saori

一般財団法人 日本能力開発推進協会「メンタル心理カウンセラー」
日本インストラクター技術協会「服飾インストラクター」

心理カウンセラーとしてカウンセリングを行う傍ら、更なる学びを求めて大学に通う。全ての女性がハッピーになれるような、ファッションからビューティーまで幅広く情報をご提案致します。

 

  • この記事を書いた人
Saori

Saori

一般財団法人 日本能力開発推進協会「メンタル心理カウンセラー」 日本インストラクター技術協会「服飾インストラクター」 心理カウンセラーとしてカウンセリングを行う傍ら、更なる学びを求めて大学に通う。全ての女性がハッピーになれるような、ファッションからビューティーまで幅広く情報をご提案致します。

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