身長が低いとお洋服のコーディネートに困ることはありませんか?
30代を過ぎるとシンプルなTシャツ&ジーパンコーデが子どもっぽく見えてしまったり、かといって雑誌のモデルさんをまねようとしてもお洋服のサイズが合わなかったり。
私は身長が148cmなのですが、素敵だなと思って買ったパンツの丈が合わなくて泣く泣く返品したこともあります…
そこで今回は30代の小柄な女性が気を付けるべきコーディネートのポイントをまとめました。
大人っぽく見せるコツや、こういったアイテムを合わせるとスッキリして見えるなど、小柄な女性には必見です!
ライター・モデル
水川ちさ
【低身長さん】元アパレル店員、8歳・5歳・2歳の子供を育てるママ。カジュアル、モード、フェミニン系ファッションが好き。
- 身長148cm
- UNIQLO、GU、ZARA等、プチプラブランドが好き
- 骨格診断:ウェーブタイプ
- パーソナルカラー診断:ブルべ・夏タイプ
- 色彩検定2級取得者
- ファッション記事ライターとして活動
Contents
Point1.色や柄に気を付ける
下半身を暗め、上半身を明るめカラーにする
身長が低い女性は上半身を明るめカラー、下半身を暗めカラーにして全体をコーディネートするのがおすすめです。
逆に下半身を明るめカラー、上半身を暗めカラーにすると野暮ったく見えて、足まで短く見せちゃうことも。
下の土台が軽くて上部分が重いと、バランスが悪くスッキリして見えません。
ですので黒などの暗い色や濃い色みをボトムスに、白や淡い色みをトップスにもっていくと軽やかでバランスのとれたコーデに仕上がりますよ。
Point♪
渋めのスモーキーカラーなどを下半身アイテムに取り入れると、トレンド感が出るだけでなく洗練された大人なオシャレを表現できます。
全身を統一カラーにするとスッキリして見える
暗め×暗めのコーディネートは全身が引き締まってスッキリとして見えますよね。
私も黒が好きなので、全身をブラックコーデで縦長シルエットにして全身をコーディネートするのが好きです。
その他にも、上下を明るめカラーにして全身を統一するコーデも好きです。
全身明るめカラーだと「膨張して見えるのでは?」「子どもっぽく見えてしまわない?」という疑問が沸いてくるかと思います。
ですがアイテムの素材感やシルエットに気を付ければ、意外と全身明るめカラーでもスマートに表現することができますよ。
このようにシューズやバッグなどのカラーを引き締め色にし、コーデ全体にメリハリをつけるのがおすすめです。
身長の低さや膨張も気になりません。
Point♪
ここ数年の流行であれば、淡いベージュカラーで全身を統一すると、トレンドを意識した大人カジュアルが仕上がります。
明るめカラーで統一するときには素材とシルエットに気を付ける
全身を明るめカラーに統一するときは服の素材とシルエットにも気をくばると、身長の低さが目立たず大人っぽい雰囲気に仕上がります。
例えばこのボトムスのように細かいプリーツが施されていて、ストンと生地が落ちるようなシルエットの服を選ぶと、縦長ラインを作り上げてくれるのでおすすめです。
シルエット全体がスッキリとしていて、動くたびにプリーツが優しく動き、凛とした雰囲気に仕上がります。
さりげなく大人の女性を演出し、身長が低いのも目立たなくなりますよ。
Point♪
淡い色みでトレンド感のあるニュアンスカラーを取り入れるときにも、素材とシルエットに気をくばり、引き締め色の小物類などでメリハリをつけるのもおすすめですよ。
ボリュームのある服は引き締め色を使う
昨今人気であるワイドパンツや、オーバーサイズコーデなど、身長が低い女性にとってはこれらのコーデが難しいですよね。
ですがボリュームのある服でも「引き締め色」を使えば、コーデ全体をスッキリと表現することができます。
このようにワイドパンツを暗めカラーにすることでバランスが良くなり、野暮ったく見えずむしろスッキリして見えますよ。
さらにパンツの場合、ハイウエストにすると足が長く見える効果もあり、かっこよく仕上がります。
ハイウエストにインするトップスは明るめカラーでも暗めカラーでもどちらでもOKです。
トップスはボリュームのないスッキリとした素材、シルエットのものを選ぶのがおすすめですよ。
大きくて太い柄よりも小さくて細めの柄がおすすめ
小柄な女性には大きめの柄、太いボーダー柄などのお洋服は「服に着られているような印象」になりがちです。
可愛らしい小花柄や細かいチェック、細めのボーダーなど繊細な印象の服が、低身長さんには向いています。
小さい柄や細めボーダーのほうが、大人っぽくて洗練された雰囲気にグッと近づくのでおすすめですよ。
Point2.肌見せで大人っぽくバランス取り
手首・足首・デコルトラインを強調
ほどよく肌見せをするとコーデ全体が大人っぽく仕上がり、全身のバランスが良くなります。
肌見せとはいっても、大胆に肩を出したり、二の腕などを強調したりということではなく、
- 手首
- 足首
- デコルトライン
この3つをさりげなく見せてあげると良いです。
手首と足首の細さを強調することで大人っぽい印象にうつり、たとえボーイッシュな服装をしていたとしても女性らしさを表現できます。
もちろん身長の低さは目立たずに、むしろスラッとして見えますよ。
デコルトラインというのは首から下の鎖骨あたりの部分を指します。
この鎖骨部分を見せてあげることで大人っぽい雰囲気になるだけでなく、コーデ全体を軽やかに仕上げてくれ、爽やかな印象にも。
足元を出すのは足首でも良いですし、足の甲部分だけでも軽やかになります。
Point♪
手首、足首、デコルトラインは強調してコーデを仕上げるのがおすすめです。
髪をアップにする、まとめることで上半身をスッキリ
手首・足首・デコルトラインの他に、髪全体をアップにしたりまとめたりすることで、上半身をスッキリとさせるのもおすすめですよ。
髪を上げることによって首元やうなじラインが強調され、コーデ全体が軽やかに仕上がり、身長の低さが目立ちません。
全身を暗い色、ちょっぴりボリュームのある服を着るときには、髪を上げて軽やかにすることで大人っぽい印象に。
それによってお顔の表情も良く見えるためコーデのバランスも取れ、爽やかな雰囲気になります。
Point3.服のボリューム
三角形のように服のボリュームバランスを上手くとる
三角形▲のように下半身にボリュームをもたせ上半身を軽やかにすると、コーデ全体にメリハリが生まれます。
例えばトップスを身体にフィットするようなシルエットのアイテムにし、下半身をふわっと広がるスカートやワイドパンツにすると、バランスのとれた印象になります。
ワンピースも上半身は細身で、下にボリュームが広がるタイプがおすすめですよ。
ですが逆三角形▼のように、上半身にボリュームがあり、下半身に沿ってボリュームダウンするようなワンピースの場合、身長が低い女性には重たい印象になり、足が短く見えてしまうことも。
もし丈が長めのカットソーやボリュームのあるトップスの場合は、素材に気を付けると良いですよ。
Point♪
ストンとした縦ラインを強調するような服や、パリッとした品のある素材にすると、重たい雰囲気を払拭し、スマートな印象に。
その際足もとは足首や足の甲を見せてあげて軽やかに仕上げるのがおすすめです。
Iラインのように縦長細身の服でスッキリコーデ
アルファベットの「I」のように縦長でほっそりとしたラインのコーデにすると、全身がスッキリするだけでなく身長をちょっぴり高く見せる効果もあります。
その際にシューズを厚底のタイプにするとさらに脚長効果でスッキリとして見えますよ。
Iラインコーデはレースやプリーツ仕様の服など柔らかい素材であれば上品に仕上がり、パリッとした張りのある素材や、暗めのカラーでシックに仕上げるとかっこいい大人の女性を演出することができます。
Point♪
Iラインコーデは着方によって洗練された雰囲気に仕上がるのでコーディネートも楽しめますよ。
帽子や凝った髪型など目線を上げてバランス取り
ちょっぴりワイドなパンツやボリュームのあるワンピース、オーバーサイズのシャツなどを着たときには、ニット帽やキャップなどの帽子をかぶる、または凝った髪型にして他の人から見たときに目線が上にあがるようにコーディネートするのがおすすめです。
帽子などのアイテムをほどよく取り入れることでコーディネート全体のバランスもとれ、シャープな印象に見えますよ。
髪型はシンプルにポニーテールや玉ねぎヘアなどカンタンだけど可愛らしいヘアアレンジを施してあげると、抜け感のある雰囲気でコーデ全体が引き締まります。
Point4.身長が低い女性におすすめの着丈
上半身は手首が見える着丈がおすすめ
カットソーやシャツなど、袖の着丈のバランスって難しいですよね。
これは低身長さんでも高身長さんでも同じなのですが、手首を強調すると腕全体がほっそりして見えます。
ロンTや、シャツなども袖をまくって手首を強調するとスマートな雰囲気に仕上がりますよ。
Point♪
ちなみに5分丈のカットソーは大人っぽい雰囲気になり、腕全体がほっそりとして見えるのでおすすめです。
ボトムスはミディ丈で足もとをスッキリ
ミディ丈とは、ひざが隠れるほどの長さのことです。
ひざのすぐ下のあたりまでの長さのことを指しており、足元が大きく見えることでスッキリとした印象になります。
小柄な女性には足もとがよく見えたほうが、足を短く見せずにすみます。
ミディ丈の場合はスニーカーよりもパンプスやショートブーツ、バレエシューズなどがよく似合いますよ。
ミモレ丈は足を細見えする効果あり
ミモレ丈とはふくらはぎ中間あたりの丈のことです。
ふきらはぎの一番太いところが隠れるので、足をほっそりと見せてくれるのが特徴です。
ミモレ丈はスニーカー、パンプス、ショートブーツがおすすめで、小柄な女性にはオールマイティーにコーデできる丈感となります。
マキシ丈は重たい印象になりがち…足の甲を見せよう
マキシ丈とは足首までの長さのことを言いますが、小柄な女性にはこの長めの丈が重たい印象になりがちです。
着方を間違えてしまうとお洋服に着られているような印象になり、野暮ったく見えてしまうことも。
とはいえ、マキシ丈のお洋服が着られないというわけではありません。
もし買ってみたお洋服が思ったよりも長くてマキシ丈ほどであれば、「足の甲」を見せてあげるとスッキリとしたコーデになります。
Point♪
パンプス、バレエシューズ、サンダル、ビーサンなどを合わせてあげるのがおすすめですよ。
小柄の女性のアイテムの選び方
身長148cm、低身長の私がどのような基準でアイテムを選んでいるのか、ご紹介します。是非参考にしてみてくださいね!
トップスの選び方
基本的にトップスは体にフィットしたタイプのSサイズを選びますが、TシャツだけはMサイズを選んでいます。
私自身も独身の頃は自分の身長に合わせSサイズを選んでいたのですが、30歳を超えてからだと、身体にフィットしすぎるよりもちょっぴりゆとりがあったほうが大人っぽい印象になるからです。
ぴっちりしたトップスは少し幼い印象にもうつるため、夏の半そでのTシャツ、ロングTシャツはMサイズを選ぶのがおすすめですよ。
それからボリュームのあるトップスはストンと縦ラインを強調するものを選ぶようにしています。
その方がIラインができて縦長効果でほっそりと見せてくれるからです。
ボトムスの選び方
ボトムスはスキニーに近いストレートラインを選ぶと、大人の余裕感を出しつつも足元をスッキリと細く見せてくれます。
私の場合、足の形や短さを強調したくないので、スキニータイプをはくときには、お尻まで隠れるくらいのトップスを着ることが多いです。
それからハイウエストのボトムスは小柄な女性でも挑戦しやすいアイテムなのでおすすめです。
足をカバーすることもでき、脚長効果もあるので、ハイウエストのボトムスは私自身もよく着回ししています。
ハイウエストのワイドパンツは暗めカラーを選ぶとよりスッキリとして見えます。
その際は足首を見せたり、長め丈であれば足の甲を見せるシューズを合わせるとよりスマートに見えますよ。
アウターの選び方
アウターは基本的に長め丈を選ぶようにしています。
そして暗い色にすることで縦ラインを強調してシャープな印象にしています。
おすすめはチェスターコートやノーカラー(襟がないタイプ)のコートがおすすめです。
小柄な女性には襟元が大きいタイプのアウターは、アウターに着られているような重たい雰囲気になるので、襟無しのスッキリとしたアウターがおすすめですよ。
襟があっても小さめなものが良いです。
小柄な女性が着るアウターは、身体にフィットするようなボリュームがあまり無いタイプがおすすめです。
お尻が隠れるほどの丈や、ひざ下あたりまでくる丈であれば暗めな色を選ぶとシャープな印象にうつりますよ。
シューズの選び方
パンプスや厚底のタイプのシューズなど、かかとが高いタイプの靴は小柄な女性の味方でもありますね。
ですが子育て中のママさんや、アクティブシーンなどのときには、なかなかヒールのある靴を履くのは難しいですよね。
私はスニーカーを選ぶ際にはボリュームのないタイプを選びます。
例えばコンバースのローカットタイプや、ナイキの足幅が狭いタイプのスニーカーなど。
ローカットで足の幅が狭いタイプのスニーカーは足もとをスマートに見せてくれ、コーデ全体をスッキリと見せてくれます。
逆にハイカットスニーカーや、バスケットシューズのようなボリュームのあるタイプですと足を短く見せ、幼い印象にうつることも。
足が細めの方であれば大丈夫だと思いますが、ふくらはぎがふっくらしていて身長が148cmの私には野暮ったく見えてしまいます。
それからバレエシューズ、サンダルはぺたんこでも足もとをスッキリと軽やかに見せてくれるので、長め丈のボトムスと合わせてもシャープな印象に仕上がりますよ。
バッグ、帽子、アクセサリーなど、小物類の選び方
バッグの選び方
バッグは横に大きい物、幅広なものは選ばないようにしています。
横に広がっているタイプのバッグは、目線が左右に広がり、あまりスマートに見えません。
身長が低い人が持つとちょっぴり野暮ったい印象にうつることも。
そういうときにはボリュームがあっても縦長に広がっているタイプのバッグを選ぶようにしています。
リュックも縦長に大きいもので、かつ暗めの色を選択しています。
引き締め色なので、ボリュームが思った以上に感じられず、スッキリと見えるからです。
手持ちのバッグはなるべく小ぶりを選ぶようにしています。
とはいっても、スマホ、財布、鍵、小さいポーチくらいは入る大きさです。
手持ちバッグの色味は暗めでも明るめでも良いですが、柄やロゴが大きいものよりかは、小さい柄や繊細な印象のロゴのほうがスマートにまとまりますよ。
帽子の選び方
帽子も小ぶりなものを選ぶようにしています。
例えばボリュームがあるようなローゲージ(網目が大きいもの)ニット帽だと、自然な感じで可愛らしい雰囲気に仕上がるのですが、幼く見えてしまうことも。
その点ハイゲージ(網目が細かい)ニット帽だと、スッキリとした印象で大人っぽい雰囲気になります。
ツバ広タイプのハットは、生地にハリ感があり上品な印象なので、ボリュームがあったとしてもスッキリとした印象になるのでおすすめですよ。
キャップは活発で若々しい印象があるので、小柄女性には幼く見えがちだとは思いますが、ロゴが幼く見えないものやシンプルな無地タイプを選べば大人っぽい印象に。
渋めカラーを選んであか抜けた雰囲気にしたり、淡いニュアンスカラーなどで洗練された印象に仕上げてもおすすめですよ。
アクセサリーの選び方
30代の女性であれば、なんといってもシンプルなアクセサリーがおすすめです。
時計のフェイスが大きいものであればカッコいい大人の印象に、フェイスが小さめで繊細なデザインであれば上品な大人らしさが際立ちます。
可愛らしいもの、自然素材のものでも幼く見えないようにシンプルなデザインを選びましょう。
リングやピアス・イヤリングであれば、ゴールドやシルバーなどを選ぶとあか抜け印象になり、スタイリッシュに仕上がりますよ。
マニキュアの選び方
お洋服と一緒に手元、足の先にも気を使うとコーデ全体が華やかに仕上がりますよ。
ゴテゴテしたデザインよりもシンプルに単色カラーを塗ると大人っぽい雰囲気に。
色みは好きなカラーでOKです。
まとめ
小柄な女性はモデルさんが着ているようなお洋服を選ぶと、着丈や全体の印象が思っていたよりも違う…というような経験が多いかと思います。
ですが上記のような方法で着方に気を付けたり上手にバランスをとれば、大人っぽいスッキリとしたコーデに仕上げることも可能です。
小柄な身長で今まであきらめがちだった大人コーデも、着方しだいでガラっと雰囲気が変わるんだということがお分かりいただけたかと思います。
これなら30代という年齢に合ったシンプルな服装も叶えられそうですね。
特別難しい方法は載せていないので、すぐにでも実践していただけるかと思います。
もちろんプチプラアイテムでも可能なので、ぜひとも様々なファッションを楽しんでみてくださいね。
ライター・モデル:水川ちさ
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