オーバーサイズの服は、年代やスタイルを問わず取り入れやすい存在として、ここ数年で一気に身近になりました。
ゆったりとしたシルエットは着心地が良く、体型カバーにもつながるため、普段のコーディネートに取り入れてみたいと感じる方も多いのではないでしょうか。
一方で、サイズ選びを間違えると太って見えたり、だらしない印象になってしまうこともあり、上手に着こなすには少しコツが必要です。
この記事では、オーバーサイズの基本的な意味からメリット・デメリット、きれいに見えるコツや実際のコーディネート例まで、やさしくまとめています。
はじめて挑戦してみたい方も、なんとなく使い方に迷っている方も、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
オーバーサイズってどんな服?意味と特徴をやさしく解説

オーバーサイズとは、あえて少し大きめのシルエットで着ることで、ゆったりとした抜け感を作るスタイルのことです。
肩を落として着る「ドロップショルダー」や、ゆるい身幅、長めの着丈などが特徴で、体を締めつけないリラックスした着心地が魅力です。
少し大きいだけで、印象がふっとやわらかく見えるのもオーバーサイズの特徴です。
カジュアルにもきれいめにも使えるため、年代を問わず日常のコーディネートに取り入れやすいアイテムといえます。
オーバーサイズを取り入れるメリットは?

ゆったりなのに体型カバーにつながる理由
オーバーサイズの大きなメリットは、自然に体型をカバーできる点です。
締めつけが少ないため、二の腕やお腹まわり、ヒップなど、気になる部分をふわっと隠してくれます。上手に使うことで、無理のない“ほっそり見え”につながりやすく、年齢を問わず人気があります。
一枚で“今っぽさ”が出せるシルエット効果
ゆるめのシルエットは、それだけでトレンド感を演出できます。
とくにシャツやスウェットなどは、オーバーサイズにすることで「こなれた雰囲気」が出やすく、シンプルなコーディネートでも今らしいムードが加わります。
動きやすく、ストレスのない着心地の良さ
身幅や袖にゆとりがあると、動きやすく、日常生活のストレスも少なくなります。
家事や育児で動き回る日、仕事で長時間過ごす日など、幅広いシーンで気楽に着られる点も支持される理由のひとつです。
オーバーサイズのデメリットも知っておきたい

気を抜くと“だらしない印象”になってしまう
ゆったりしたアイテムは、着こなし次第でリラックス感が強くなり過ぎ、だらしなく見えてしまうことがあります。
意識せず着てしまうと、部屋着のような雰囲気に寄ってしまうこともあるため、全体のバランスを考えることが大切です。
重心が下がって太って見える落とし穴
オーバーサイズはボリュームが出やすいため、重心が下がるとスタイルが膨張して見える場合があります。
とくに丈が長すぎるトップスや、身幅が広すぎるものは、上半身が大きく見えすぎてしまうことがあります。
小柄さんはサイズ次第でバランスが崩れやすい
身長が低めの方は、オーバーサイズ選びが少し難しくなることがあります。
大きさを出しすぎると、服に“着られている”印象になり、全体のバランスが崩れやすいためです。
選び方を工夫することで、小柄さんでもオーバーサイズは十分楽しめます。
失敗しないための着こなしポイント

どこを“ゆるく”するのか、最初に決める
オーバーサイズをきれいに着こなすためには、全身をゆるくしすぎないことが大切です。
まずは「トップスをゆるくするのか、それともボトムか」を決めて、どちらか一方をすっきりさせると全体が整いやすくなります。
メリハリをつけることで、オーバーサイズ特有のこなれた雰囲気が自然に引き立ちます。
シルエットの中に細さをひとつ入れる
ゆったりしたシルエットの中に、どこか一箇所だけ“細さ”を作ると全体のバランスが良くなります。
たとえば、手首や足首を少し見せる、細身のパンツを合わせる、ショート丈のトップスを選ぶなど、さりげない工夫でスタイルアップ効果が期待できます。
万能なのは“ゆるすぎない”ハーフオーバー
最近は、全体が大きすぎない「ハーフオーバー」シルエットが主流です。
ほどよくゆとりがありながら、だらしなくならない絶妙なサイズ感で、年代やスタイルを問わず使いやすいのが魅力です。
オーバーサイズ初心者の方でも取り入れやすく、きれいめにもカジュアルにも合わせやすい万能タイプといえます。
オーバーサイズが似合う人・似合いにくい人の特徴

オーバーサイズは基本的に多くの人に似合うシルエットですが、得意・不得意が見られることもあります。
肩幅がしっかりしている方や、ナチュラル体型の方は特に相性が良く、ゆるさが自然にこなれた雰囲気につながります。
一方で、上半身が華奢な方や小柄な方は、サイズ選びを慎重にすることが大切です。
大きすぎるアイテムを選ぶと服に埋もれてしまうため、素材や丈のバランスを意識することでオーバーサイズの良さを活かせます。
オーバーサイズで取り入れやすいアイテム3選

きれいめにも使えるオーバーサイズシャツ
シャツは、最初に挑戦しやすいオーバーサイズアイテムのひとつです。
羽織りとしても使え、きれいめからカジュアルまで幅広く活躍します。
少しハリのある素材を選ぶと、シルエットがきれいに立ち、ほどよいゆるさが上品に見えます。
抜け感がつくれるオーバーサイズスウェット
スウェットは、オーバーサイズの魅力がわかりやすく出るアイテムです。
リラックス感がありながら、スキニーパンツやナロースカートと合わせることで、抜け感のある大人カジュアルが完成します。
色を落ち着かせると、年代を問わず日常使いしやすくなります。
アウターは“あえて大きめ”が使いやすい理由
コートやブルゾンなどのアウターは、あえて少し大きめにすることでインナーとの重ね着がしやすくなります。
冬場は特に、中に厚手のニットを着ても窮屈にならないメリットがあります。
着膨れが気になる場合は、肩のラインや丈の長さを整えることでスッキリ見えをキープできます。
オーバーサイズを取り入れた全身コーディネート例
1. オーバーサイズシャツ×細身パンツのすっきりバランス

白のオーバーサイズシャツに、黒の細身パンツを合わせた王道のバランスコーデです。トップスにゆとりがある分、ボトムを細くまとめることでシルエットにメリハリが生まれ、全体がすっきり見えます。足元はパンプスやバレエシューズを選ぶと上品さがプラスされ、通勤コーデにも使いやすい組み合わせです。
2. オーバーサイズスウェット×ナロースカートの大人カジュアル

リラックス感のあるグレーのオーバーサイズスウェットに、縦ラインの強いナロースカートを合わせたスタイルです。上はゆったり、下は細身のシルエットにすることで、カジュアルすぎず女性らしさが残ります。スニーカーで抜け感を出したり、ブーツで季節感を出したり、幅広くアレンジできるコーデです。
3. ロング丈オーバーサイズアウター×ショート丈トップス

ロング丈のオーバーサイズコートに、ショート丈トップスを合わせたバランス重視のコーディネートです。アウターのゆるさと長さを活かしながら、インナーでウエスト位置を高く見せることで、脚長効果が得られます。ボトムはストレートパンツやワイドパンツのように適度な太さを選ぶと、ほどよい抜け感が生まれます。
4. メンズライクなオーバーサイズパーカー×フレアスカート

カジュアルな印象のオーバーサイズパーカーに、やわらかく広がるフレアスカートを組み合わせたミックスコーデです。上のボリュームと下の女性らしさが好バランスで、休日のお出かけにもぴったり。色をベージュやモカなどの落ち着いたトーンでまとめると、大人っぽい雰囲気になります。
5. オーバーサイズニット×ストレートデニムのシンプルコーデ

ゆるめのオーバーサイズニットに、ストレートデニムを合わせたシンプルな組み合わせです。ニットのボリュームを活かしつつ、デニムの程よい太さが全体をカジュアルにまとめてくれます。裾を少し前だけインする“前だけイン”をすることで、腰位置が高く見え、ゆったりしていてもすっきりとした印象になります。
オーバーサイズはコツをつかむと一気に使いやすくなる
オーバーサイズのアイテムは、ゆるさと抜け感を簡単に取り入れられる便利な存在です。
メリット・デメリットの特徴を知り、どこをゆるくするかを意識するだけで、だれでも上手に着こなせるようになります。
体型や身長による調整は必要ですが、自分に合うバランスをつかむとコーディネートの幅がぐっと広がります。
日常のスタイリングに少しゆるさを取り入れて、心地よく、自分らしいおしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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