ポカポカと暖かい春の陽気に、お出かけ気分が盛り上がる4月。
日差しのある日は過ごしやすいですが、朝晩はまだまだ寒く、数日おきに天気が変わることがこの時期の特徴です。
気温差を意識してコーディネートするには、どのようなことに気をつけたらいいのでしょうか?
この記事では、4月の気温や服選びのポイントを解説し、おすすめの着こなしとアイテムをご紹介します。
Contents
4月の気温は?
過去30年間の東京の気温をみると、平均気温が14.3℃、最高気温が19.4℃、最低気温は9.8℃です。
2023年は全国的に平年並みか、それ以上になると予想されています。
日中は長袖のトップス1枚で過ごせるようになり、25℃近い日は汗ばむこともあるでしょう。
朝晩の気温差が大きく天気が変わりやすいので、温度調整ができる薄手のアウターやカーディガンは必須。
体の中心部を保温するジレやベストを活用すると、温度調整をしながら季節のオシャレを楽しめるでしょう。
引用元:https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/nml_sfc_ym.php?prec_no=44&block_no=47662
4月に着るファッションのポイントは?
①ライトアウターやジレで温度調整のしやすい服装に
出典:DoCLASSE
3月に比べて過ごしやすい日が増えるものの、まだまだ朝晩の気温差が大きく、寒暖差を意識してアイテムを選ぶ必要があります。
4月は周期的に天気が変化する月で、汗ばむような陽気の日があったかと思うと、冷たい雨が降る日や曇り空が続く日も。
3月と同様に薄手のアウターを準備しておき、気温に合わせて重ね着を工夫するのがおすすめです。
ジレやベストで体の中心を効率的に温めるのも、この時期の冷え対策として有効ですよ。
平均気温が15℃に達するかどうかを目安に、袖のあるアウターとジレやベストを使い分けると良いでしょう。
②気持ちよく過ごせる服で新年度をスタート!
出典:DoCLASSE
新年度がスタートする4月。気持ちを新たに取り組むため、よく使うアイテムのアップデートにも最適なタイミングです。
衣替えをする際に確認して、くたびれたものや色あせたものがあったら、新しいアイテムに替えることを検討してみましょう。
汚れの目立つ白いブラウスやシャツ、使用する頻度の高いセットアップなどは、優先的に買い換えたいアイテム。
まっさらな服を着て背筋を伸ばし、新年度のスタートを前向きに迎えられたら嬉しいですね。
③4月下旬からは初夏を見越したアイテム選びを
出典:Pierrot
2023年の4月は、平年並みかそれより高い気温が予想されています。
ゴールデンウィークに近づくと、最高気温が25℃以上の夏日が訪れる可能性も。
生地の厚みや通気性を意識し、出番が増えそうなアイテムを選んでいくことで、これから先もロングシーズンで着回せるようになります。
4月のシーン別コーディネート
オフシーン①ジレ×ワイドパンツのフレンチマリンコーデ
出典:Pierrot
平均気温が15℃前後の日は、トップス1枚だと心もとなく感じることも。
程よく肉厚のプルオーバーにジレを足すことで、胴体部分を保温して冷えの回避つながります。
きれいめに装いたいお出かけの日は、ホワイトが多めのフレンチマリンスタイルに。
ニットとパンツの定番コンビにジレを羽織るだけの手軽さで、誰でも最先端のコーディネートを楽しめます。
オフシーン②白ブラウス×スカートのお出かけコーデ
出典:fifth
気温が上がると外出する機会も多くなります。
デートやイベントを心から楽しむなら、気温に合わせた服装で体温調整することも大切です。
気温が15℃以下の日は、マウンテンパーカーやスプリングコートを準備しておくと安心できます。
白いブラウスやトレンドカラーのボトムスなど、この時期らしいアイテムを積極的に取り入れてみると、よそ行きの気分になれてイベントも盛り上がるでしょう。
オンシーン①セットアップ×白ブラウスのお手軽コーデ
出典:DoCLASSE
通勤や行事などのきちんとしたシーンにおすすめのコーディネートです。
この時期に用意しておくとちょうどいいのはベストやジレのセットアップと白いブラウス。
この2点だけでお手本スタイルがすぐさま完成し、組み合わせを考える時間がない朝も大助かりです。
ベストとボトムスは個別にも使えて着回し力も抜群ですよ。
朝と夜に外出する日や平均気温が15℃に満たない日は、寒暖差に備えて薄手のアウターも忘れずに用意したいですね。
オンシーン②ジレ×白ブラウスのきちんとコーデ
出典:Pierrot
4月の後半になると、軽装で外出できる暖かい日が増えるでしょう。
袖のないジレは、冷やしたくない体幹を温めてくれて、この時期に持っていると心強いアイテムです。
いつものコーデにプラスすれば安心できて、トレンド感も一気に高まるでしょう。
中に着るブラウスとジレの色を合わせたセットアップ風の着こなしもおすすめです。
4月のファッションに取り入れたいアイテム
①ライトアウター
出典:DoCLASSE
ちょっと寒い日に軽く羽織れるアウターは、この時期を快適に過ごすために欠かせないアイテム。
フードがついた実用的なブルゾンは紫外線対策にも使えて、日常のさまざまなシーンで春のコーディネートを支えてくれるでしょう。
表と裏の両方で着られるリバーシブル仕様なら、手持ちの服に合わせて色々な着こなしを楽しめるはず。
こちらのアイテムは袖丈を調整できるので、気温に合わせて快適に着用できます。
出典:DoCLASSE
エレガントに装えるユーティリティアウターを探している人には、上質生地のドレスデニムを使ったリッチなブルゾンもおすすめ。
絶妙なサイズ感のコクーンシルエットに繊細な光沢と美しいドレープが映え、日常だけでなくオケージョンの羽織りとしても使えます。
金具つきのドローコードを採用し、ウエストシェイプしてフェミニンに着こなすことも可能です。
②ジレ
出典:DoCLASSE
ワンピースとしてもジレとしても使える2wayアイテム。
定番カラーで取り入れやすく、中に着るインナーを変えることで、トレンチコートのトラッド感をロングシーズンで楽しめます。
ボーダー柄のトップスや白のデザインブラウスなど、今季のどんなトップスとも好相性。
汎用性が高く、使うシーンが自然と増えそうですね。
ボタン部分はダブル仕様で風よけとしても優秀です。
出典:Pierrot
シンプル派のジレとしておすすめなのは、顔まわりがスッキリするノーカラーのタイプです。
デザインにクセがないので合わせる服を選ばず、きれいめとカジュアルのどちらにも羽織ることができます。
ホワイトはクリーンな印象で、清潔感のある装いを目指す大人の女性にぴったり。
羽織るとコーデ全体が軽く仕上がり、肌の色を明るく見せる効果も期待できます。
出典:Pierrot
今季らしさでアイテムを選ぶなら、ツイード生地を使用したダブルボタンのジレが新鮮。
羽織るだけでコーディネートを引き締め、トレンドのトラッドスタイルが完成します。
端正な空気感を作ることで、きちんと見せたい仕事や行事に活躍し、カジュアルな服装をきちんと仕上げたい日にも便利です。
ボトムスを選ばず、パンツ、スカート、ワンピースにもマッチします。
出典:Re:EDIT
ワンピース兼用のトレンチ型ジレには、こんなノーカラーのタイプも。
ボタンを閉めるとジャンパースカートのような見た目で、大人の上品なレイヤードスタイルを楽しめます。
襟のないスッキリとしたデザインは、真夏を含む1年中に使用できて、ロングシーズンで使えるジレを探している人にぴったりです。
③ベスト
出典:DoCLASSE
キーネックがアクセントになったベストは、同素材のスカートも用意されていてセットアップで使用可能。
段ボール素材という、ツヤ・ハリ・伸縮性が揃った理想的な素材で作られているため、スウェット感覚で着られてきれいなシルエットを叶えてくれます。
きちんと決めたい日はセットで、他の日は土台のアイテムとして大人の着回しをスムーズにしてくれるはずです。
出典:Pierrot
ベストとロングシャツのセット売りアイテム。ベストはスッキリ見えるVネックで、カラーは春に似合うアイボリー。
シャツは重ねた時にバランス良く見える着丈になっており、レイヤードスタイルに差が生まれます。
ボトムスを変えてセット使いを楽しんだら、他のアイテムも使ってコーディネートの枠を広げて。ヘビロテ間違いなしのセットです。
④白ブラウス
出典:DoCLASSE
段々と日差しが強くなり、白いアイテムが映える時期がやってきます。
日中の気温が20℃ほどになると、ブラウス1枚でも心地よく過ごせるように。
清潔感いっぱいの白いブラウスがあれば、笑顔が輝く好印象なコーディネートに仕上がるでしょう。
気になる腰まわりをカバーできるのは、フレア切り替えのチュニックブラウス。
甘さ控えめなバンドカラーで、ジレを重ねたトラッドスタイルにも最適です。
出典:Pierrot
初夏を視野に入れてブラウスを探すなら、ネックラインが横に開いたボートネックもおすすめです。
ジレをプラスすれば肩や背中がカバーされて、4月上旬の装いにもぴったり。
こちらのブラウスは少し短めの袖丈で、パフスリーブが着る人のフェミニンさを引き出してくれます。
凹凸のある楊柳生地で、気温が上がるこれからの時期に最適。合わせやすくて仕事やイベントに重宝するでしょう。
⑤カーディガン
出典:Pierrot
平均気温が20℃前後の日中は、薄手の羽織りものを取り入れてちょうどいいくらいの陽気。
トレンドを意識して新調するなら、旬のボーダー柄を全面に使ったカーディガンも魅力的です。
ピッチが細いので上品に見え、金ボタンやフェイクポケットがトラッドな印象に導いてくれるでしょう。
ジャストサイズの作りなので、ワイドパンツやふんわりとしたスカートのようにボリューム感のあるボトムスにマッチ。
金縁のパールボタンをあしらったカーディガンは、アクセサリーなしでも決まる華やかさがポイント。
短めに設計されていることで、ワイドパンツやフレアスカートと合わせた時にバランス良く決まり、ボトムスの脚長効果を際立たせてくれます。
ネックラインはコンパクトなクルーネック。暖かい日はボタンを閉めて、1枚でプルオーバー風に楽しむことも可能です。
⑥パンツ
出典:DoCLASSE
これから始まる新年度に向けて、よく使うパンツも春のアイテムにアップデート。
今季のトップスに合わせやすいのは、程よい広がりで下半身がスッキリ仕上がるワイドパンツ。
かしこまりすぎない優しいベージュで、オフィスカジュアルも柔らかな印象に仕上がります。
センターの切り替えと斜めポケットが特徴のこちらは、細見せにこだわった大人向けの1着です。
出典:Pierrot
センタープレスでキリリと仕上げた白のワイドパンツ。
ジレを合わせてトラッドなイメージにまとめると、今季らしさ溢れる旬のコーディネートが完成します。
ネイビーのジレを足すとフレンチマリン風の装いに。
アイボリーやライトベージュのジレなら、優しい色味のエクリュコーデが楽しめるでしょう。
⑦スカート
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トラッドな服やスポーティな服で甘さ控えめな分、スカートでフェミニンさをプラスしたい今季。
ふんわり広がるティアードスカートは、優しそうな印象でデートやお出かけにも最適です。
ジレの固さをとってナチュラルに見せたり、ブルゾンの着こなしを大人可愛く見せたり、手持ちアウターの印象を変えたいときにも活躍します。
出典:Pierrot
赤みを強めたフレッシュなオレンジは、この時期に咲くチューリップのよう。
ネイビーやモノトーンのコーデに差し色として足せば、春にぴったりのフレンチマリンコーデが完成します。
シルエットは裾が広がるマーメイドで、春風を受けてヒラヒラ揺れる様子がフェミニン。
同素材のブラウスも販売されていて、セットで使うとワンピース風に着こなすこともできます。
⑧セットアップ
出典:DoCLASSE
コーディネートが楽で、きちんとした装いが即座に完成するセットアップ。
上下別々にも使えて活躍するシーンが多く、新年度のアイテム選びで候補に入れたいアイテムです。
ジレが大活躍のこの時期には、シンプルなパンツとセットになったこんなアイテムがおすすめ。
ツヤ感と伸縮性を兼ね備えた上質生地なら、ストレスなく着られてモード感のある装いを演出できます。
出典:Pierrot
ライフスタイルに合わせて、本当に使える1着を選びたいセットアップ。
最近ではアイテムの多様化が進み、ワンピース見えするシャツとスカートのセットまで見つかります。
今シーズンの新作にはフラップポケットのついた機能的なシャツのセットもあり、トレンドのユーティリティスタイルを楽しむのにもってこい。
ジレを羽織ったシャツワンピース風のコーディネートもおすすめです。
薄手アウターやジレを活用し、春らしいファッションを楽しみましょう
出典:Pierrot
4月は3月に比べると過ごしやすい日が増えますが、朝晩の気温差が大きく、低気圧の影響で空模様も変化しやすい時期です。
あらかじめ天気予報をチェックしておき、気温や天気に合わせてコーディネートを組むと、帰宅するまでの1日を安心して過ごせます。
その際は、平均気温15℃前後は薄手のアウター、20℃前後ならジレやアウターなしと覚えておくと目安になるでしょう。
アイテム選びでは、新年度のスタートを気持ちよく切れるように、必要なアイテムを揃えておくのがおすすめです。
旬のトレンドも取り入れ、この時期ならではのライトな装いを楽しみたいですね。