ネックレス、イヤリング、ブレスレット、リングなど、ショップの店頭には素敵なアクセサリーがずらりと並び、目にする人の心を奪います。
たくさんの種類があるアクセサリーですが、何を選んだらいいか迷ってしまうことはありませんか?
最適なアクセサリーを選ぶため、まずはアクセサリーに使われる素材とアイテムの種類をご紹介し、シーンごとの選び方についてもレクチャーします。
Contents
選び方のポイント①素材
アクセサリーにはさまざまな種類の素材が使われています。
素材にはそれぞれ違った特色があり、肌の色によって合わせやすい素材やシーンに適した素材などもあります。
こちらでは代表的な素材についてご紹介します。
シルバー
出典:Pierrot
まずは地金のカラーに注目してみましょう。シルバーのアクセサリーはクールな印象で、通勤やプライベートで知的に見せたいシーンにぴったりです。
色みとしてはホワイトやグレーに近いので、華美になりすぎず普段使いしやすいでしょう。
シルバーはどちらかというと、青みがかった肌と相性がいいカラーだといわれています。
パーソナルカラーの視点では、ブルー、ネイビー、ラベンダーなどの寒色系カラーやモノトーンの服と合わせやすいでしょう。
ゴールド
出典:Pierrot
一般的にゴールドという場合、黄みがかったイエローゴールドを指します。
明るく輝くイエローゴールドのアクセサリーは、華やかでリッチな印象を与えるカラーです。
シンプルなニットやブラウスが少し寂しい時は、ゴールドのアクセサリーを添えて盛り上げてみるといいかも知れません。
ゴールドはイエローのニュアンスを含むため、イエローベースの肌と相性がいいとされています。
アイボリー、ベージュ、ブラウンなど、同様に黄みを含むカラーになじませやすいでしょう。
ブルー系の服を選ぶ場合は、少しピンクが入ったラベンダーなどがおすすめです。
ピンクゴールド
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ゴールドにほんのりとした赤みを加えたピンクゴールドは、フェミニンで可愛らしい印象を与えるカラーです。
ピンクゴールドは、ブルーベース・イエローベースともに馴染ませやすいカラーだといわれています。
デートや記念日のコーディネートにピンクゴールドのアクセサリーをつければ、女性らしいニュアンスをプラスすることができるでしょう。
赤みを含むピンクゴールドには、肌の血色をよく見せてくれる効果があるため、手元のくすみが気になる方はリングやブレスレットで取り入れてみると良いかも知れません。
ミックス
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最近アイテムの数が増えているのが、異なるカラーの地金をミックスしたアクセサリーです。
地金のカラーを揃えてまとまりのあるコーデに仕上げるのも素敵ですが、ルールに囚われず自由に楽しむのだって、もちろんOKです。
シルバーかゴールドのどちらかだと、使うアクセサリーや合わせる服の色が限られてしまうこともありますが、ミックスなら気にせず自分のバランスでコーディネートできます。
個性のあるスタイルを楽しみたい方は、ぜひミックスタイプのアクセサリーも検討してみてくださいね。
パール
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シルクを思わせる上品な光沢で、フォーマルからデイリーまで使いやすいパール。
アクセサリーに使われるパールは大きく2種類に分けられます。ひとつめは生物由来のパールで、海に住むアコヤ貝が作り出す本真珠、川や湖に住む貝類が作り出す淡水パールなどがあります。
もうひとつは人工のパールで、素材にはプラスチック樹脂・ガラス・コットンなどが用いられます。
ビジュー
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キラキラとした輝きが華やかさをもたらすビジュー。ビジューはフランス語で「宝石」という意味です。
一般的に、デイリー使いのアクセサリーでビジューという場合は、樹脂やガラスにカッティングを施したストーン型のモチーフを指します。
ビジューの多くは土台にメタルが使われています。
そのため、光を受けるとストーンを透して反射し、カッティングによって屈折した光が表情いっぱいに輝きます。
華やかに見せたいパーティーの装いにビジューのアクセサリーを取り入れれば、存在感のあるコーディネートに仕上がるでしょう。
シェル
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夏が近づくと店頭に多く並ぶのが、天然の貝を使ったシェル素材のアクセサリーです。
貝殻を磨いて加工したシェルのアクセサリーはまろやかな光沢が特徴で、太陽の光を受けるとオパールのように優しく輝きます。
また、シェル素材を砕いてから樹脂で固めたタイプのアクセサリーもあり、こちらは乱反射した光がソーダの泡を思わせて涼しげです。
シェル素材を使ったアクセサリーは価格が手頃で手に入れやすく、普段使いのアクセサリーとして人気があります。
樹脂
出典:Pierrot
加工しやすい樹脂製のアクセサリーは、リーズナブルな価格と種類の豊富さが魅力です。
しずくを固めたようなドロップ状のモチーフ、マーブル模様のプレート状モチーフ、小花をかたどったフラワーモチーフなど、数多くのモチーフから好みに合うアクセサリーを見つけることができるでしょう。
クリアな樹脂は爽やかさを演出するのにぴったりで、暑い日のコーディネートに清涼感を与えたい時におすすめです。
半透明の樹脂モチーフで天然石風に見せたり、透け感のないマットなモチーフでレトロに装ったり、選ぶアイテムによって多彩なスタイルを楽しめます。
ウッド
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天然素材のウッドパーツをアクセサリーで取り入れると、親しみやすくナチュラルな印象に仕上がります。
同じ天然素材のコットンやリネンと相性がいいので、こうした素材のスカートやワンピースに合わせてみるのも素敵です。
アクセサリーに使われるウッド素材は軽いものが多く、長くつけていても疲れにくいというメリットがあります。
そのため、旅行などで長時間アクセサリーをつけたい場合や、大ぶりのアクセサリーをつけてみたい時は、ウッド素材の中から探してみるのも良いかも知れません。
選び方のポイント②アイテム
ひとえにアクセサリーと言っても、ネックレス、リング、イヤリングなど複数の種類がありますよね。
あらためて、どんな種類のアイテムがあるのかを知っておくと、アクセサリー選びの視野がグッと広がり、新しいスタイリングのアイデアが浮かんでくるかも知れません。
早速チェックしてみましょう。
ネックレス
出典:Pierrot
首元につけるネックレスは、顔のまわりの印象を強めてくれるアクセサリーです。
シンプルな服装に味気なさを感じた時は、コーディネートにネックレスを足すと一気に華やぐでしょう。
ネックレスにはさまざまな種類がありますが、大きく分けるとチャームのついたものとそうでないものの2種類があります。
弔辞の席ではパールが連なったネックレスを選ぶというマナーがありますが、それ以外は自由にコーディネートを楽しめるので、好みや服装に合わせて気になるものを選んでみてください。
イヤリング・ピアス
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耳元につけてアクセサリーの美しさを楽しむイヤリングやピアス。
小ぶりのデザイン、大きなモチーフのついたデザイン、揺れるデザインなど、何を選ぶかで違った表情を見せてくれます。
顔を挟んで左右につけるイヤリングやピアスは、小顔効果を発揮してくれるともいわれています。
小粒のパールを連ねた揺れるタイプは、印象的に見せたいデートやパーティーにぴったり。
エッジの効いたフープやチェーンモチーフなどは、おしゃれを楽しみたい女性同士の集まりなどにつけていきたいですね。
イヤーカフ
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最近になってアイテムの数が増えてきているイヤーカフ。
イヤーカフは耳に引っ掛けたり挟み込んだりして装着するアクセサリーで、ピアスの穴を開けていない人やイヤリングの締めつけが苦手な人でも、耳に飾っておしゃれを楽しむことができます。
イヤーカフとして売られている商品は、イヤリングやピアスのように対になっておらず、片耳のみの販売になっていることが多いようです。
使う時は、ひとつ又はいくつかを組み合わせて耳につけます。
イヤーカフはスタイリッシュなデザインが多く、シンプルな服装にも合わせやすいと評判です。
リング
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リングはアクセサリーの中でも小さくて手に取りやすく、初めてのアクセサリーにリングを選んだという人も多いのではないでしょうか?
他のアクセサリーと同様にリングにも数多くのデザインがあり、単品もしくは複数のリングを使って自分らしいスタイルを楽しめます。
メタル素材の幅太リングをアクセントにしたり、形の違う華奢なリングを何個もつけてみたり、シーンや洋服に合わせてコーディネートしてみてくださいね。
ブレスレット・バングル
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腕につけるタイプのアクセサリーでは、本体がチェーン状で留め具のついたブレスレットや、留め具がなく形が固定されたバングルなどがあります。
手元につけるアクセサリーならではの魅力は、動作に合わせて大きく揺れ動くという点です。
人は言葉以外にボディランゲージでもコミュニケーションをしていて、これをノンバーバルコミュニケーションと呼びます。
手元につけるアクセサリーは、このノンバーバルコミュニケーションをより魅力的なものに見せて、目にする人にあなたという存在を強く印象づけるでしょう。
ヘアアクセサリー
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アレルギーを持っている人でも取り入れやすいのが、髪に飾って楽しむヘアアクセサリーです。
中でもバレッタやヘアクリップなどは肌に直接触れないため、安心して使用することができます。
大人の女性に人気があるのは、パールやメタルのパーツをあしらったヘアアクセサリーです。
普段の服装に華やかさが欲しい時やオケージョンでドレスアップしたい時も、ヘアアクセサリーがひとつあると魅力がアップするでしょう。
マンネリしがちなオフィスコーデに取り入れるのもおすすめです。
シーン別・おすすめのアクセサリー
ここまでは素材とアイテムの視点から、アクセサリーの選び方を解説しました。
ここからはシーン別に合わせやすく適したアクセサリーをご紹介するので、ぜひ具体的なシーンを思い浮かべながらチェックしてみてください。
デート・記念日
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デートや記念日のお出かけは、いつもより印象的に装いたいと思う人も多いのではないでしょうか?
大人のデートスタイルにおすすめしたいのは、モチーフが揺れるアクセサリー。
耳元や胸元でゆらゆらと揺れるアクセサリーが彼や旦那さんの視線を引きつけて、あなたをより魅力的に見せてくれるはずです。
テイストの近いアクセサリーをセットでつければ、素材やアイテムの持つ印象を強めることができるでしょう。
通勤・テレワーク
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オフィスでつけるアクセサリーは、華美になりすぎず上品に見えるものが好まれます。
職場の雰囲気にもよりますが、シンプルなデザインのアクセサリーを選んでおけば、単品やレイヤードでボリュームを調整しながら品の良いコーディネートを楽しめるでしょう。
一方、オンラインでモニター越しにやり取りをする場合は、顔まわりを華やかに見せるアクセサリー使いが人気です。
おすすめのアクセサリーは、画面に入り切るイヤリングやネックレス。
web会議では、事前に顔映りや光り方を確認しておくと安心です。
デイリーユース
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普段のカジュアルなコーディネートに合わせやすいのは、細身のチェーンや小ぶりのモチーフなどシンプルなアクセサリーです。
日常生活の妨げにならないように、引っ掛かりのないデザインを選ぶとよいでしょう。
地金の素材は丈夫なシルバー925などがおすすめですよ。
日常のお出かけで少しだけ華やかさを盛りたいなら、こうしたアクセサリーをいくつか重ねづけしてみるのも良い方法です。
パーティー
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結婚式や二次会などのパーティーシーンでは、ドレスを引き立てるようなアクセサリー使いがおすすめです。
最近のパーティーではシンプルなドレスが主流で、イヤリングとネックレス、ネックレスとブレスレットなど、複数のアクセサリーを使ってドレスアップする装いが人気となっています。
素材で選ばれることが多いのは、上品な光沢のパールや小粒のビジューです。
セレモニー・冠婚葬祭
出典:Pierrot
式典や冠婚葬祭につけていくアクセサリーの定番は、落ち着きのある白いパールのアクセサリーです。
パールのアクセサリーを選ぶ際には、粒の大きさに注意しましょう。
パールの粒は7~8mmが一般的で、それより小さいとカジュアルで幼く見え、大きいと華美に見えてしまいます。
パールを使ったアクセサリーはフォーマルなシーンの全般に活躍します。
ネックレス&イヤリング、ネックレス&ピアスなど、胸元と耳元につけるアクセサリーをセットで用意しておくと、いざという時のコーディネートに役立つはずです。
最適なアクセサリーを見極めて、あなたの持つ魅力を引き出しましょう!
出典:fifth
今回の記事では、「大人女性のアクセサリーの選び方」というテーマで、アクセサリー選びの基準となる素材やアイテムの種類、そしてシーン別の選び方についてご紹介しました。
このところはシンプルな服のトレンドが続いているので、アクセサリーを使ったおしゃれを楽しむにはちょうどいい時期なのかも知れません。
たくさんあるアクセサリーの中から、あなたを輝かせてくれるものを選び、さまざまな組み合わせにも挑戦してみてください。
ライター紹介
Saori
一般財団法人 日本能力開発推進協会「メンタル心理カウンセラー」
日本インストラクター技術協会「服飾インストラクター」
心理カウンセラーとしてカウンセリングを行う傍ら、更なる学びを求めて大学に通う。全ての女性がハッピーになれるような、ファッションからビューティーまで幅広く情報をご提案致します。